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書籍の紙質を劣化させないようにするには?
本の紙質を劣化させないようにする方法はどうすればいいのですか? お気に入りの本や書籍の紙質を劣化(紙の色が古くなる)を防ぐにはどうすれば良いですか? 新品とはないでも、本の紙が変色するのはどうも好きではないのです。 何か良い方法がありましたら、教えてください!!
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結論から言うとひじょうに難しいです。 少しでも紙質を劣化させないためには、以下のような対策が考えられます。 1)素手で取り扱わない(皮脂はそれ自体が酸化・黄変したり、紙魚・カビの栄養源にもなる) 2)直射日光に当てない(紙や印刷インクは紫外線で劣化する) 3)風通しのよいところに置く(空気の滞留や湿気は紙魚やカビの発生を促す。できれば1年中空調してある部屋に置く) 4)まめに埃を取り除く(埃はカビの胞子を運搬すると共に栄養源にもなり、カビの発生原因になる) 5)乾燥剤や酸素吸着剤を入れて真空パックする それでも、インクにじみ防止のために硫酸アルミニウムなどを塗布した酸性紙は経年で劣化します。図書館によっては、貴重な本を、サイズに合わせて作った中性紙の箱に1冊ずつ収めて保存しているところもあります。 なお、庄司浅水『書物の敵』(講談社学術文庫)には、書物の敵として 人間・昆虫その他、火、水、ガス、熱、塵埃、等閑 などが挙がっています。参考までに。
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- tamo_tamo
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上の回答を書いたものですが、紙資料の保存の際の温湿度に関してわかりやすく解説してあるサイトを見つけましたので、参考になさってください。
お礼
ありがとうございます。 参考にしたいです。
- tamo_tamo
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博物館の学芸員をやってる者ですが、物を保存するのに大事なことは、温度・湿度・照度と言われています。 他の方のおっしゃっている通りですが、光を遮断するのが一番だろうと思います。直射日光はもってのほかですが、蛍光灯でも劣化はあります。ふれる時は手をキレイに洗えば素手でもよいです(博物館では基本的に手袋をは使いません)。汚れ防止に密封も手ですが、酸性紙だった場合、うっかり密封してしまうと逆に問題が出てくるようです。 お気に入りの本を大事にとっておきたい、と目的であれば、 紙にくるんでしまっておいて、 時折風を通してあげればよいのではないかと思います。 ところで私の知り合いは本棚の本をシロアリに食われたことがあるそうです(^^;)。レトロなお宅でしたらシロアリにも気をつけてくださいねー。
お礼
光とか湿気は自然ですが、 シロアリとは初耳でした。 保管する場所も防虫剤などで駆除したいです。 ありがとうございます。
日光に当たるのはとにかく駄目ですね。 劣化というまえに、見た目がボロくなります。 置きっぱなしに積んでおいたりしたらアウト(やったことあります) ページの断面、たとえば、本の上部が日に当たりっぱなしで置いてあったりすると、その部分だけが見事に茶色くなります。 湿気、埃も駄目ですね、もちろん。
お礼
そうですね。 茶色の部分がある意味古さをかもし出しますが、 本にとっては可愛そうですね。
- k16399638
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私も大学図書館でアルバイトしていましたが、本の紙が劣化するのは、冷暗所に保存以外はほぼ対策不可能とのことでした。特に戦中戦後の劣悪な紙はもうお手上げだそうです。 No.1さまがいわれていることがほぼ全てですが、重大なことを付け加えます。 ・本のある部屋でタバコをすわない・すわせない ヤニが本の周囲からしみこんでみっともないことになります。
お礼
たばこが影響するとは思いませんでした。 ありがとうございます。 気をつけたいと思います。
お礼
詳細なアドバイスありがとうございます。 実行したいと思います。 今までは、何気なしにほったらかしの保存方法も しっかりとした保存で、愛着のある本を大切にし、また他も実行したい です。