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山の郵便配達で泣けなかった。
感動する映画だと聞いていたので、つい先日観ました。 静かな、ストーリーの平板な映画だと思いました。 別に非難するつもりはありません。むしろ、このような映画に感動できない自分の感性の鈍さというか、「タイタニック」「マディソン郡の橋」などの分かりやすい映画にばかり感動してしまう自分が悲しいというか。。。 この映画を観て感動した方にお聞きしたいのですが、どのようなことを感じて感動しましたか?私が観て感じた、というか考えたことは、年をとって長年従事してきた仕事を引退し、それを自分の子供に引き継ぐときの、自分が年老いてしまい、第一線から退かなければならないことに対する悲しさと、子供の成長をうれしく思う気持ちが入り混じった複雑な感情に共感して泣けるのかな・・・ということです。自分が親になっていないからあまり感動できないのかもしれませんが、何かをしみじみと感じ取ることのできた方のご意見・感想をお聞きしたいです。
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私も「山の郵便配達」は映画館で観ました。ご指摘の通り、確かに静かで起伏の無い話でしたね。 でも私はとっても感動しましたよ。私の田舎に行けばどこでも見られるような風景なのに、 心洗われるような素朴さがありました。 満席だったので冷たい床に座って観たんですけど、おしりが冷え冷えするのも気にならない位良かったです。 不在がちな父とそれまでまともに会話を交わしたことのなかった息子が、 父に導かれ・父を背負って郵便配達に行く。 目よりも大切な孫から送られたお金を包んであった白紙を、 まるで孫からの手紙の如く盲目の老女に読んで聞かせる父。 水の冷たさ故膝を悪くしようとも、頭に郵便物を乗せて濡らすまいとしてきた父。 膝の痛みも忘れ、風で飛ばされた郵便物を必死に追い駆ける父。 そして、行く先々での村人とのふれあいの数々・・・。 やがて父の付き添いなく初めて配達に向かう日、 見送る父母を背に一度も振り返ることなく出発した息子。 それは、1通1通に込められた人々のそれぞれの想いを忍ばせた手紙を それまで届けてきた父の苦労・喜び・生き甲斐といったものを息子は肌で感じ、 彼もまたそれにやり甲斐を感じたからに違いない。 父子の愛情物の傑作だつたと思います。 こういう良い映画を観ると本当に心が洗われる思いがするのです。 ふろむFANFUN変酋長
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- tera2002
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私は、しみじみと考えさせられた映画で自分のなかでかなりポイントが高いです。 人間の営みということ。 自然の厳しさと暖かさ美しさ 男の子がいつか迎える父を超えるということ 仕事というものに対する責任感 母親という役割 泣くというより静かな感動を味わえました。 人間が生きていくってそんなに多くのものもいらないし、もっと素朴で簡単なことなんだ・・・と。 #3の方と同じでタイタニックやマディソングンは大して感動しませんでした。 『恋に落ちて』は感動した部分があったのに、同じような不倫の設定なのに、むしろあほらしいと思ったくらいです。好みは面白いですね。 いろんなものをみて感じて、また本もたくさん読むといいですね! 映画も本も一度きりの人生に彩りを与えてくれると思います。
- fuchikoma
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『山の郵便配達』は大声で泣くような映画ではないと思います。ただ、人によっては自らの経験と重なり涙が溢れるかも知れません。 私はしみじみと「良かったなぁ」と思う映画でした。人の営みが綺麗に描かれていて、素朴な感動を覚えました。自分もああ生きられたらいいなぁと。つまり私としては息子寄りの立場で観てましたね。 『山の郵便配達』に無感動でしたら、それはそれで良いのではないでしょうか。『タイタニック』なんかを観て「なんだかなぁ~」とか思ってしまう私の方がよっぽどひねくれてます。
- blackishhawk
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まず、この作品で感動しなかったことについては、何ら心配することは ないと思いますよ。 ご自分の感性には、愛情を持ってあげてくださいね。 で、できれば、違う感動も味わえるとうれしいな、とそういうくらいの気持ちで。 さて、この作品についてですが、わたしなりの心に響いた点を書いてみます。 まず、わたしは無条件に中国の風景が好きなので、しかも田舎の風景ほど好きなので、これが一番ですね。 また、無愛想な父と息子との関係、つまり、父に反発し父の仕事を軽く見ていた息子がその仕事を引き継いでみたらその重労働に驚き、最初はそれを誇りにしている父を馬鹿にしていたのが最後にはその仕事に誇りを感じ、やっと父に対する尊敬を自覚したところ。その二人を静かに見守る母親、行く先々で息子が実感する父と各地の人々との交流、そして、郵便配達の立派な相棒である犬の表情、それらが静かに語りかけてくるように感じました。 ですので、わたしも泣きはしませんでしたよ(笑) 感動したというか、あ~ええな~、みたいな。 こんな感じですけど、お答えになってるでしょうか?