• 締切済み

不良債権の時系列データを探しています

実は大至急全国銀行の不良債権(処分損、残高どちらでも可)とインフレ率の関係を調べなければならないのですが、金融庁のサイトなどを見ても92年以降のデータしか入手できず、データが足りません。 不良債権関連のもっと長い時系列データは存在しないのでしょうか?かなり急いでいるのでネット上で入手できることが望ましいのですが、紙ベースでも構いません。どなたかご存知の方がいらっしゃったら教えてください。 あるいは類似の分析結果が得られるほかのアイディアがあれば教えてください。 教育>経済でも質問しましたが、今のところ回答を頂けていないので、藁にもすがる思いで再投稿です。

みんなの回答

  • tiuhti
  • ベストアンサー率66% (447/668)
回答No.3

「閃いた」わけではないのですが…。 ちょっと気になって検索してみたんですが、いわゆる「不良債権の開示」自体が1992年9月末時点(都銀など大手のみ、全銀行は93年3月末から)のものから始まったんじゃないでしょうか?(参考URLの「2. 不良債権開示の現状 (1)現在開示されている不良債権額」をご覧下さい) だとすると、貸倒引当しか、数字自体が無い事にならないでしょうか? >銀行のバッファ機能(=審査力+経営支援力)を、インフレ率や資産価格などと比較して推計できないかと考えています。 >従来の銀行の審査システムが時代に合わなくなったことは間違いないと思うのですが… 根っこの話として、「元々銀行に審査力があったのか?」というところから考える必要はないのでしょうか?「昔の銀行マンは、融資先の事を勉強して、特に経営者を見て融資していたが、いつのまにか担保至上主義になってしまった」とよく言われますよね。だとしたら、地価や株の価格が下がれば不良債権が増えて当然でしょう。(昔の銀行マンに審査能力があったかどうかは別として…) 一方、これはアメリカの格付機関のレポートを読んだ時の記憶ですが、格付け別のデフォルト率を、例えば「5年前にA格だった債券で現時点迄にデフォルトになった比率は何%か?BBB格は?」という感じで、相当昔から(少なくとも第二次大戦前からだったと思う)調べてみると、 (1) 格付毎のデフォルト率の「差」は、どの年でも、まぁ安定的と言えない事も無い。 (2) しかし、同じ格付けの年毎のデフォルト率の差は、結構ばらつきがあり、景気が悪い時はデフォルト率も明らかに上がっている。 という事が示されていた、と記憶しています。仮に格付けが信用を絶対評価できているのなら、年毎のデフォルト率が安定的になるはずですが、相対評価しかできていないようにも見えます。ひょっとしたら、銀行も格付機関も、景気変動まで考えた信用力の絶対評価はできないのかも知れません。(少なくとも、巨大な債券のポートフォリオを運用する人達は、格付機関が絶対評価できる、という前提には立っていません。)

参考URL:
http://www.iptp.go.jp/reserch/monthly/m-serch/finance/1997/no109/P02.html
  • tiuhti
  • ベストアンサー率66% (447/668)
回答No.2

既にご存知かとは思いますが、「不良債権」という言葉は実にあいまいで、現在も様々な数字が出回っている状況です。前提の異なる数字をヒストリカルに並べる意味はあまり無いかもしれません。更に、不良債権問題が重大になってきたのは、ここ10年ぐらいの話なので、それ以上遡ろうとしたら、各銀行決算のバランスシート上で、貸倒引当金がどれくらいつまれているか(貸付債権等に対する比率)、and/or、P/L上でどれくらい貸倒処理をしているか、で見るしかないんじゃないでしょうか?全国銀行ベースで、ここ数年は確実にまとめられているのは知っていますが、もっと昔の分も、全銀協が毎月出している「金融」かその別冊を見ればわかるかも知れません。東京にお住まいであれば、東京都立中央図書館には「金融」は相当昔の分からあるようです。一応、可能性がある、という事で参考まで…。 但し、貸倒引当も、貸出先の状況のみならず、銀行自体の決算状況や、税務上の取扱の変化(無税償却をより柔軟に認めるか否か)によっても、かなり違いが出てくる点にはご留意下さい。

MasterM
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 貸倒引当金は一回考えたのですが、ご指摘のように個別行の政策的判断でどうにでもブレそうなので、やめました。「不良債権」も確かにブレますが、ryon2さんへのお礼でも書いたとおりパラメータの変動を見ようとしているので、一応政府による介入などは排除できる(というか結果のプロットを見て政策変更の時期と付き合わせればわかる)のではないかと思ったのです。 しかし、急な締め切りで慌てていたため、ちょっと考えが粗かったような気がしています。もう少し落ち着いて考えてみたいと思いますので(といってもほとんど時間がないのですが)、もしなにか閃かれたらぜひお教えください。

  • ryon2
  • ベストアンサー率37% (110/292)
回答No.1

 相当に困ってらっしゃいますね。「類似の分析結果が得られるほかのアイディア」であれば、ないことはないです。  不良債権額は株や土地などの資産価値が下がれば下がるほど増えます。つまり、不良債権額はTOPIXと負の相関があるかもしれません。  また、企業が倒産した場合、その企業に貸したお金は返ってこなくなるので、不良債権額と倒産企業の負債金額は制の相関があるかもしれません。  不良債権額を目的変数。TOPIXと負債金額を説明変数にして92年以降のデータで推計式を作成して、91年以前のデータを推計してはいかがでしょう。(ただし、私は実際に推計したことはないので、統計的な妥当性があるかどうかは分かりませんし、リーズナブルな結果が出るかどうかも分かりません)  私個人としては、経済のところでも答えましたが、91年以降は株価が高かったので不良債権額はほとんどゼロだと思いますよ。

MasterM
質問者

お礼

両方の質問にご回答頂き、ありがとうございました。 また、アイディアくださいなどというワガママなお願いにまで答えていただき、感謝申し上げます。 何をやろうとしているかということをもう少し詳しく説明しますと、銀行の審査モデルが劣化していることを示すために、銀行のバッファ機能(=審査力+経営支援力)を、インフレ率や資産価格などと比較して推計できないかと考えています。 ネット上で質問するといつもどうしても舌足らずになってしまうのですが、従って不良債権額と資産価格や負債総額などとの関係式を立てた上でそのパラメータの推移を見ようとしているので、ご指摘の方法が取れないのです。 しかしながら、確かにバブル期の特殊事情を考えると、データがあったとしても思ったような結果が得られない気もします。従来の銀行の審査システムが時代に合わなくなったことは間違いないと思うのですが、これを統計的に示すことって不可能なのでしょうか…。どうも自信なくなってきました。 もし何か他にいいお知恵がありましたら、ぜひお教えください。