私は、この必要性に関して微妙な考えです。
というのは、東海道新幹線も車両の改良で少しは高速化が可能で、輸送力増強が多少可能です。これはまさにいましています。
そして、やる気になれば線形改良も可能ではないかと思っています。
これによっては、さらに高速化ができると思います。それによる輸送力の増強も大きいと思うのです。
ただ、これは理想で、現実には土地の買収などで都会を通過するため難しいところがあるのでしょう。
ですが、リニアを作るとなるとそれもそれで費用がかかります。これだけの費用があれば線形改良は余裕でできるでしょう。
つまり、リニアを作ってそれで得る収入の額によって作って意味があるか、また必要性があるのかが変わってくるのではないでしょうか?
リニアによって得られる収入が、東海道新幹線を線形改良することで、リニアを作る場合より削減できるコストと、線形改良による高速化、輸送力増強によって得られる利益を合計したもの以上の場合には作っても有効化と思います。
ちなみに、地球環境の意味からは新幹線のほうが有利のようです。リニアはほぼずっと、かなりの電力を使い続けるのに対し新幹線は速度が安定してからは、多少出力を弱めることができますから。また、最近の新幹線車両はブレーキ時に電力回生をしています。車両の重さも半分程度です。昔からすればかなり消費電力は減っています。もちろん線形改良するとしても新しく建築する部分は少ないわけですから、結果的に新幹線のほうが圧倒的に地球環境にはよいわけです。
ということで、私はリニアによって得られる収入が東海道新幹線を線形改良によって得られるコストの削減と収入以上でかつ、環境問題にが不利であるとしても、リニアを作ったほうがよいということでもなければ、作ることはあまりよいことではないと思います。逆にその場合は作る価値もあるとは思いますが・・・。
でも、ほかのJRはこれからも新幹線一本でしょうがね。