普通、原子と原子は共有結合(あまった電子をやり取りする)により
ガッチリと結びつきます。これを分子と呼びます。
ですが、一部の原子と水素が結びついた場合、電気的な力が強すぎるので
分子と分子が引っ張り合ってしまうのです。
これを分子間力といい、特に水素原子が関わる場合を「水素結合」といいます。
水の沸点が他の物質に比べて高いのは、この引っ張り合う力のせいです。
また、ご質問の氷の体積が増える減少は水分子の構造に由来します。
水分子は電気の力の関係で△の形をしているので、
これが凍った(整列した)ときに、他の物質に比べれば隙間ができてしまうのです。
この隙間により氷の体積は水より大きくなります。