- ベストアンサー
タイヤの細さについて
質問させて頂きます。 「28C」と「25C」のタイヤを比較した場合、気になる事があります。 (1)「28C」よりも「25C」の方が、転倒しやすいのか?? (2)同じ状況で走った場合、「28C」よりも「25C」の方がパンクしやすいのか?? (3)初心者なら「25C」よりも「28C」の方が運転しやすいのか?? (4)「28C」と「25C」なら、この差は全く気にする事はないのか?? かなり気になってます!! 回答お待ちしております。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
(1) タイヤは、理論的には「幅が太いほどグリップ力が高くなる」のが常識です。 これは車やオートバイでも同じことです。 ただし、あくまでも「同じメーカーの同じ銘柄であれば」ですが。 タイヤのグリップ力(摩擦力)は、タイヤ表面と路面の摩擦係数、接地面積、接地面にかかる面圧に比例します。 タイヤが太くなればなるほど接地面積は増えるので、グリップ力も増えていきます。 ただ、自転車と乗る人間の重量が同じであれば、面積が増えるにつれて単位面積当たりの面圧は減るので、単純に接地面積が2倍になればグリップ力も2倍、にはなりません。 そして、タイヤの摩擦係数は、その銘柄によって大きく変わります。 レース向けの耐久性よりグリップ重視のタイヤの23cと、通勤向けのグリップ力より耐久性重視の28cでは、おそらくハイグリップタイヤの23cのほうが限界ははるかに高いです。 (そのタイヤをつける自転車や、乗り手の腕にもよるとは思いますが・・・) また、銘柄によって、ドライグリップとウェットグリップにも差が出ます。 晴れた日には鬼のように食いつくが、雨になるとズルズルのタイヤもあれば、晴れでも雨でも限界は高くないが安定したタイヤもあります。 なので、単純にタイヤの太さだけでは比較できません。 同じ銘柄の25cと28cであれば、28cのほうがちょっぴりグリップ力は高いと言えるので、その条件であれば25cのほうがわずかに転倒しやすい、と言えるかもしれませんが、実際には、濡れたマンホールの上でフルブレーキすれば、28cでも35cでもあっさりコケます。 タイヤ云々より、乗る側の乗り方と状況判断のほうが重要です。 まあ、タイヤは、あとから銘柄も太さも(太さは限界はありますが)変えられますしね。 (2) また、耐パンク性能も、太さだけでは決められません。 パンクで多いのは、空気圧不足によるリム打ちパンクです。 タイヤが細くなればなるほど、要求空気圧も高くなっていくので、よりシビアな空気圧管理が必要なのは細いタイヤです。 ろくに空気圧も点検しない人であれば、そういう意味では25cのほうがパンクしやすいと言えるでしょう。 空気圧管理をキッチリやっていれば、その点に関しての優劣はないと思います。 そして、もう一つのパンクの大きな原因、クギだの破片だのを拾ってパンクするパターンですが、これははっきし言って運が大半です。 ただ、タイヤが太いほうが接地面積が広いので、これに関しては太いタイヤの方がごくわずかにパンクの確率が上がるかもしれません。 が、実際は、太さより、これもまたタイヤの銘柄による差の方が大きいかもしれません。 レース用の、軽さ重視でペラペラのタイヤより、耐パンク重視でブ厚く、重いタイヤのほうが貫通によるパンクはしにくくなります。 ただ、大半が運なので、レース用タイヤで何年もパンクしたことない人もいれば、耐パンクタイヤでも何度もパンクする人もいます。 こればかりは、本当に読めません。 (3) さて、25cと28c、どちらが乗りやすいか、ですが。 慣れないうちは、ある程度太さがあったほうが楽かもしれません。 太いタイヤのほうが、内容積が大きいので、空気圧もその分下げられて、乗り心地がよくなります。 ママチャリがそこそこの太さのタイヤなのを見てもわかるように、ある程度太さがあったほうが、あまり気を使わずにルーズに乗れます。 細すぎるのも太すぎるのも乗りづらくなると思います。 ただ、車は速いマシンほど太いタイヤになりますが、自転車は逆にどんどん細くなっていきます。 これは、車はタイヤが太くなって抵抗が増える分、エンジンパワーを上げてやれば済むのに対して(実際は逆で、上がったパワーを受け止めるのと、速いコーナリングスピードを維持するために、それに見合った太さを要求されるんですが)、自転車はあくまでも人力です。 車のエンジンのように、気軽にパワーを上げることができません。 限られたパワーで、より速く走るためには、抵抗を減らすしかないんですね。 タイヤが細くなるほど、重量も摩擦抵抗も空気抵抗も少なくなっていきます。 なので、太いタイヤは、楽に乗れるかわりに、重くて遅いわけです。 また、曲がる時の倒しこみなどは、太いタイヤのほうが反応が緩慢になるので、初心者でも過敏すぎる反応にビビることなく乗れると思いますが、慣れてくると逆に反応の鈍さや重さににイラつくかもしれません。 自分の用途や脚力と相談して、最もベストと思われるサイズ選択をする必要があるわけですね。 ただ、これまたしつこいようですが、サイズだけでは決まらず、銘柄で大きく変わってきます。 事実、私の自転車は標準装備が25cでしたが、別銘柄の23cに交換したところ、標準の25cが非常に固いタイプのタイヤだったため、23cも決してソフトな銘柄のタイヤではありませんが、それでも走りが軽くなっただけでなく、乗り心地も明らかによくなりました。 それこそ、銘柄によっては、サイズを細くしたのに、乗り心地が固くなっただけでなく、逆に走りも重くなるケースもあると思います。 まとめると、「同じ銘柄のサイズ違いで比較した場合」という注釈がつきますが、25cと28cを比較した場合、グリップ力は計算上はわずかに28cのほうが上ですが、おそらく実質的には明らかに体感できる差があるかどうかは疑問、むしろ「転倒」に関しては、タイヤより乗り手の状況判断に依存する部分が極めて大。 パンクしやすさは運次第なのでどっちもどっち。 「乗りやすさ」は何を基準にするかによりますが、速さを求めるなら25c、安定感や乗り心地を求めるなら28c、でしょうか。 ただ、実際には、「太さより銘柄による差のほうが大きい」です。 場合によっては、太さを逆転した性能にもなります。 なんで、タイヤの太さで車種を選ぶより、タイヤは後から交換してしまえばいいや、というつもりで、フレーム重視で車種選びをしたほうがいいと思います。 ただ、25<>28cのワンサイズであれば問題ないと思いますが、太さを変える時には、リムの幅や、ブレーキやフレームとの干渉などもからむので、サイズ変更には(太くするのも細くするのも)限界があります。 ちなみに、「安くてハイグリップで軽くてパンクしにくくて耐久性のあるタイヤ」なんていうのはありません。 一般的に相反する条件は次の通りです。 (絶対ではありません) 軽さ<>耐パンク性 グリップ力<>耐久性(耐摩耗性) また、軽く、グリップのいいタイヤ(つまりレース向けのタイヤ)ほど、値段も高くなる傾向にあります。 安いタイヤは、重く、グリップも悪いかわり、長持ちします。 結論としては、「25cと28cの違いは、全くとは言わないが、さほど気にしなくてもいいと思う、必要ならタイヤを交換してしまえばよし」ですね。
その他の回答 (1)
- take6
- ベストアンサー率44% (332/754)
(1)マウンテンバイクとママチャリを比べてみると、ママチャリの方が はるかにタイヤが細いのがわかると思います。 そこで、ママチャリの方が転倒しやすいかというと、そんなことはありませんよね。 (2)パンクの原因の大半は、きちんと適正空気圧を保たなかったことによるパンクです。 適正空気圧さえ保てば、ほとんどパンクすることありません。 それでもパンクする場合は、何か異物が刺さった場合ですので、 タイヤの太さというよりかは、タイヤ自体の対貫通性能によります。 (3)初心者にはおそらく違いがわかりません。 (4)タイヤの幅が3mm変わっただけで、乗って違いがわかる人は初心者にはいないとおもいます。気にすることありません。 おそらく幅よりも、メーカーやモデルごとの違いのほうがわかりやすいです。 とりあえず、まったり走るのが好きなら28C、 軽快に走り抜けるのが好きなら25Cにしておいて、 3000km位走ってから、太さを変えるのか考えたほうがいいと思います。 体感する前に頭で考えたって、何も解決できません。
お礼
詳しい説明ありがとうございました!! なるほどです・・・ たしかにママチャリとMTBを比べると、ママチャリの方が転倒しやすいかと言えばそうでもないですね・・・ 体感してからタイヤを変えないと違いがわからなさそうですね^^;
お礼
詳しい説明ありがとうございました!! さほど気にしなくていいと思う程度なのですね!! 本当に参考になりました!!