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敬語の区別

古文の「奉る」などの尊敬語の意味と謙譲語の意味がある場合の単語は どちらを使うかはどうやって判断するのですか?

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  • Parismadam
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回答No.2

はじめまして。 ご質問: <どちらを使うかはどうやって判断するのですか?> その動作をする人と、動作が向けられる人を探すことです。 1.その動作の主語が誰か、を探すのがまず最初の作業になります。 2.その主語に対して作者が敬意を表しているなら、その人の動作に「尊敬語」が使われます。 3.また、その動作が向けられる対象である相手を探すことが必要です。 4.主語から見て、その動作の対象が目上の場合は、「謙譲語」が使われます。 5.以下の例で見てみます。 (1)「殿、酒を奉りて」: 1)主語が「殿」であることがわかります。 2)従って、「奉り」は殿の動作になります。 3)従って、「奉り」は「飲む」という意味の尊敬語となります。 (2)「殿に、酒を奉りて」: 1)「殿に」とあることから、「殿」は動作の向う対象であることがわかります。 2)従ってこの「奉り」は「差し上げて」という意味にの謙譲語になります。 3)そこから、この動作の主体は殿より身分の低い者だと推察できるのです。 6.補助動詞「奉る」はすべて謙譲語ですから、それが補助する動詞の動作主は、その動作が向う客体より身分の低い者だと判断できるのです。 6.敬語法の基本は 「誰の動作か」 「誰から誰に向けられた動作か」 これを探し出すことが重要なポイントです。 以上ご参考までに。

その他の回答 (1)

  • ysk26
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回答No.1

基本的には文脈で判断します。 「文たてまつる」なら「手紙を差し上げる」(謙譲)だとすぐにわかります。 「酒たてまつる」の場合、これだけだと「酒を差し上げる」(謙譲)なのか「酒を召し上がる」(尊敬)なのかわかりませんが、前後の文脈で、「誰々に」と対象が書かれていれば「差し上げる」という意味だとわかるし、特に対象が書かれておらず貴人が「酒たてまつる」というのなら「召し上がる」という意味だと判断できます。 わかりやすいのは自動詞と補助動詞の場合で、「車にたてまつる」なら「お乗りになる」(尊敬)以外には考えられないし、補助動詞の場合はすべて「お…申し上げる」(謙譲)の意味になります。 「たてまつる」の場合は「差し上げる」という謙譲の意味が基本です。 「着る」や「食ふ」「飲む」、「乗る」という動作をしそうな文脈(着物や飲み物・食べ物、乗り物が出てくる場面)になったら尊敬の意味かもしれないと注意して読んでみてください。

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