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ヘンリーフォードとユダヤ人について

フォードの社長ヘンリー・フォードはユダヤ人を批判した「国際ユダヤ人」を書くなどユダヤ人嫌いで有名で、ヒトラーの「我が闘争」もこの「国際ユダヤ人」を手本に書かれたそうです。ナチスにも多額の資金を援助していたとか。 なぜフォードはユダヤ人が嫌いだったのでしょうか? 個人的な恨みですか。 ライバル会社の社長がユダヤ人だったとか?

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  • neil_2112
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回答No.2

基本的には、フォードの人生観と彼の見るところの「ユダヤ的なもの」が全く相容れなかったのだと思います。 フォードは大量生産技術の礎を築いて、後の工場労働による人間疎外の元凶のように見られたりもするのですが、彼自身は非常に社会的な意識の高い人物であって、その意図はもともと安価な生産物を通じて一般人の生活を向上させることにありました。 成功してから色々な慈善事業に深くコミットしたことを見ても、彼のモチベーションは常に「社会的な善」というものに発していたと見て差し支えないと思います。 そのようなフォードにとって、ユダヤ人の行動規範はあまりに「個人的」なものに映ったのでしょう。「国際ユダヤ人」の中(第二章angles of Jewish influence)にも書かれていることですが、フォードは自身の、すなわちアメリカの伝統でもある労働観は“make money”であるのに対し、ユダヤ人のそれは“get money”である、と非難しています。 前者はつまり“自分の好きな事を行い、モノを生産しながら自分自身を磨き向上させるプロセス”であり、“たとえ利益が少なくとも大きな問題ではない”のに対し、ユダヤ人は単に“金儲けそれ自体が目的”であって、労働に自身の向上はおろか社会的な意味を何ら求めない、というわけです。 この見方はもちろんフォードの個人的な見解ですが、彼のユダヤ観を貫く一本の柱のようになっているように私には思えます。彼にとってユダヤ人は「金銭的損得という個人的なモチベーションのみに動かされる卑小な存在」以外の何物でもなかったのではないでしょうか。 「国際ユダヤ人」の中では、そのようなユダヤ人の思想が金融界の主流を占めることへの反発のほか、そのプロセスが学校教育に浸透したユダヤ人によって牛耳られることへの違和感、さらにマスコミや政界がユダヤ勢力によって支配されていくことを通じてアメリカの伝統的美徳が退廃させられていくという危機感が書かれています。 社会への目配りを大事にする堅実な理想家たるフォードには、ユダヤ的なものは全てが悪徳に感ぜられ、その伸張は“侵略”と映ったと言えるでしょう。

noname#108554
noname#108554
回答No.1

http://www.nagaitosiya.com/lecture/0129.htm によると、金融界を牛耳っていたからのようです。