PBブランドとは

質問

PBブランドは販売促進費や宣伝費が削減できるといわれますがなぜなのですか？

回答No.2

phj · ベストアンサー

ＰＢブランド（プライベートブランド）は大手のスーパーなどが独自に開発し商品化するものです。メーカーが作ったものはＮＢ（ナショナルブランド）といいます。

ＰＢはある意味いいとこどりをしています。ＮＢが培ってきた売れる商品を模倣し、自分のスーパーのいい場所に安価におくからです。
逆にいうと、ＰＢだけあってＮＢがないスーパーマーケットなどはありえません。ＮＢは複数のメーカーが消費者のニーズを掬い取ろうと、一生懸命新しい訴求力のある商品を生み出しているからです。
最近で言えば、ファブリーズとか部屋干し用洗剤とかちょっと前なら発泡酒も酒税改正でビール類が値上げされたために開発されました。
スーパーの側もこうしたさまざまな商品を置くことによって、自分の地域の特性をつかむことができ、それにより一層売れる商品展開で、地域で生き残れるスーパーになっていくのです。（たとえば共働きの多い新興住宅地なら部屋干し洗剤は売れるでしょうが、二世帯住宅ばかりなら家にいるおばあちゃんが洗濯するので売れないでしょう）

しかし、これだけ商品があふれてくると差別化のしにくい商品も出てきます。緑茶飲料・食器洗剤・ちくわなどの加工食品などは、どこの会社が作っても同じ金額ならそれおほど違うものができる分けでは有りません。しかし確実に売れる商品でもあります。
そこがＰＢの目をつけた商品です。
どこかメーカーに頼んで、自社スーパーチェーンの強みを生かし大量に安く作ってもらうのです。
そして商品をスーパーの棚の目に付きやすいところにＮＢ商品より少し安い金額で置くことにします。
必ず必要になるのに、差別化しにくい商品ですから、安いＰＢを買っていく人が増えるのは当然の成り行きです。

・ＰＢは開発費がかかりません。ＮＢが作った商品の中で売れ筋の必ず必要になるものを選んでいるからです。（スーパーですから売れ筋はすぐに分かります）
・ＰＢは宣伝費・販売促進費がかかりません。ＮＢが自社の製品を手にとってもらうために、テレビなどで宣伝し売り子を使って宣伝するのに対して、その売れ筋商品の横に並べればいいからです（しかもちょっと安い値段で、どこにどのように商品を置くかはスーパーの裁量です）

回答No.1

takuya1663

たまたまご質問の件などの実務を担当してきた者に過ぎないのですがプライベートブランドはその会社のシンボルそのものであり、その名の通り販促費についてもその商品自体が自社を示す「顔」に該当するくらい宣伝効果や宣伝費用の削減となる要素が強いと思います。

商品にもよりますが、まさにその会社の商品の生命線となる重要な宣伝効果にもなり、価格も廉価でメーカーに依頼し大量に生産することによるコストダウンにもなるかと思います。

あくまで一例ですが、メーカー自体も違う会社に製造させることでコストを削減している商品が多いと思います。

ご存知かと思いますが製造者と販売者が違う場合や製造者の後に記号や数字が記載されているかと思います。
メーカー自体も他工場で生産をすることでコストダウンにもなっていますが、昨今の原油高や様々な商品値上げによりPB自体は存在しますが、非常厳しい状況かと思います。

何とか値上げということを避けるため内容量を減らしたり、多くの企業が努力されているかと思います。

参考程度にでもなれば幸いです。