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医療ミスとして遺族が何かできることは?
私の母は末期の胆嚢癌(肝臓その他への転移有)で亡くなりました。 家で療養していたのですが、その時訪問していた医師に疑問点があるのです。 亡くなる日までの間、物が食べられず点滴での栄養摂取でした。 約2週間母は茶色の液体を吐き続けていました。 亡くなる前日から母は喉元まで出かかったモノを飲み込んでいました。 亡くなる日の朝に往診に来たときに私が医師に「昨夜眠ってからは一度も吐いていません。口の中まで戻してもそれを外に出さずに飲み込んでいるようです。」という説明をしたことに対して 「吐かないで寝ていられるのなら、今日はこのまま様子を見てください。吐いていたのは精神的な要因もあったのでしょう。本当に吐きたかったら我慢できないですから。」とおっしゃいました。 その日の午後、母が口を大きく開けながら呼吸をしていました。 私は先生の携帯電話に電話をして「母の呼吸の仕方が朝と変わっています。毎回口を大きく開いて苦しそうに呼吸しています。これは下顎呼吸ではないでしょうか?」 と質問しました。 先生は「手は動いてますか?胸は動いてますか?」と反対に質問。 私は「手は少し動いています。胸も動いています。」と答えました。 先生は「ではそれは下顎呼吸ではないと思いますよ、1時間くらい様子を見てまた連絡を下さい。」と言いました。 その約30~40分後、母の心音は止まりました。 この先生の判断については明らかにミスではないかと思っています。 救急隊が来て母の口から1リットルくらい茶色の液体が出てきました。 どうやら誤飲していたようです。 こういった場合、医師に何らかの形で謝罪を求めることはできるのでしょうか? 全て「末期医療」という言葉で片付けられてしまうのは悔しいです。
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厳しい言い方のように受け取られる事を承知で言えば、 これは医療ミスとは言えないでしょう。 医療ミス=医療過誤は、医療者側が手を下した事(判断 も含まれますが)と、その結果に因果関係がある場合を 指します。 下顎呼吸は、呼吸のたびに口を大きく開ける状態そのもの ですし判断ミスと言えばそうなのかも知れませんが、お母さん が死に至った事とミス?との関連はありません。 それが見られるのは、死を迎える過程では自然な事ですし。 自宅療養を選択されたという事で、医者もそこにご家族の介護・ 看護がある事を期待するのですし、「吐いたものを飲み込まない でね」と説明するのはご家族に委任された介護・看護の範疇だと 思うのも医療者側の自然な考えです。 茶色いものが出てきたという事に関しては、誤嚥という表現が 適切でないように感じます。吐いたものを気道に吸引したのなら 誤嚥ですが、咳やゼーゼーと大きな呼吸音があるはずで、咳に よって排出できないようなら既に臨死時期にあったと考えるのが 普通だからです。 臨終に立ち会うと、苦しそうにあえぐ肉親のご様子は見るに忍び ないものですが、下顎呼吸が出る時期には既に意識は無く、全ての 苦痛から開放された後なのです。 僕はこの医師の立場を擁護する利害を持ち合わせておりませんが、 呼吸困難でご本人が苦しんでいたと誤解されるのを何より危惧する 立場から、以上申しあげておきます。
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下顎呼吸というのは単純に換気量を確保しようとして補助筋群まで動員した形での呼吸なので、手足が動くとか胸が動くとは直接関連がない…どちらかというと窒息の有無を確認している言葉ではないか?と思うし、嘔吐の評価についても専門ではないからというよりはその場で診ていないからわからないとしたいです。 ただ胆嚢癌末期で嘔吐があったって仕方がないのひと言だろうし、往診の時点で嘔吐が小康状態であれば無処置ということも選択肢の一つでしょう(他に胃管チューブの留置などならありえる)。 救急隊が来て母の口から1リットルくらい茶色の液体が出てきました…これをもって誤嚥と判断するのは誤りだと思います。普通胃の入り口部分は逆流を防ぐために閉じていますが死亡するとこれが緩んだり、また心マでもすればこれが逆流して吐しゃされることは往々にしてあるからです。単に胃の内容物であったと考える方が自然でしょう。 (それから考えると胃管くらいは入れておいたほうがよかったかもしれない) それよりもmitsu7さんに確認したいのは、「末期の胆嚢癌」患者が家で看護されるということとそのリスクについてちゃんと承知していたのかどうかということです。病院入院中とは同じ看護や医療のレベルは期待できないし不利益もありうる点についてわかっていたかどうかです。 医療者から考えれば、在宅管理であればこうしたことは当然のごとく起こるわけだし、その際の処置対応についても病院と同じような対応は自ずと不可能であるという前提があります。また緊急かどうかの判断は電話ですることなど正直不可能です。普通に考えてお母様のその2週間の状態は、いわば「いつでも緊急でアラームなりっぱなしの状態」です/でした。もし入院管理に移行するならその時点が目安です。ですのでその段階で要入院と判断することは出来ますが、そこで入院させていない以上、そこからの判断を小刻みにするのは外来往診では不可能としか思えない… また終末期に際して在宅を強く希望される(既に決意している)人に対してそれを言うかどうか(患者や家族の側がもうこれ以上は無理だから入院させてくれとでも言わない限り)もあります。 往診をしている医師も開業医か総合病院で外来を受け持つ医師のはずです。であれば実質駆けつけることができたかどうかもわからないしもっと言えば、それほど緊急であれば救急車を呼ぶことも出来たはず。 そういった諸々のことを含めて『在宅末期医療(けしてただの末期医療ではありませんよ。在宅が付きます)』として済ませるとしたら少なくとも私はそれを否定できないし、それだけ手間のかかる往診医療をこなしている医師に批判を行うことも出来ない。それが正直な感想です。 医療ミスという言葉が冒頭にありますが、質問文を読む限りにおいて明らかな医療ミスというものがどこにあるか私には判断できません。となれば主治医(往診医)本人が医療ミスと判断していなければ当然謝罪もないでしょうね。
お礼
ありがとうごさいました。 その時は母の臨死状態だったのですね。 親族の死というものが自分自身にとって初めてだったため、 いろいろな思いがあり、どこかに責任をぶつけたかったのかもしれません。少しずつですが、自分の気持ちの整理ができて、納得できるような気がします。