あなたは優しい人ですね。おばあさんにも早く元気を取り戻してほしいですね。
まず「うつ病」についてですけでも、本人がそういうならやはり「うつ病」じゃないかと思うんです。
恐らくあなたは「うつ病」というのは精神病であって社会的に見て大変でとか思っておられるのだと思います。
しかし「うつ」というのは別名「心の風邪」とも言われるもので、誰だってかかるものです。アメリカ人は悩みがあると気軽に精神科に行くのですが、日本では精神科に行くと、特に田舎では変なレッテルを貼られるので行きにくいんですね。それで孤立してますます精神的におかしくなってしまうのです。
だれだって落ち込むときがあるでしょう? それが「うつ」ですよ。人間長年生きていると、そんなことは何度でもあるのです。
「うつ」の人に絶対言ってはいけない言葉があります。それは「がんばれ」という言葉です。「うつ」の人はもう十分精神的にがんばっているんですよ。それでつらいのになお頑張れというと、参ってしまって自殺することさえあります。
そうではなくて、大事なのは話を聞いてあげることです。恐らくおばあさんは何か辛いことがあって話を聞いてほしいんですよ。
ところが、世代が違う人にはなかなかそれが理解できないです。たとえば「身体が痛い」と言っても、健康な若い人にはそんなことわかりません。「昔はよかった」なんて言われても「今しか知らない」と言われたらそれきり話が続きません。
「うつ」というのは、そういう孤独感なんですよ。気持ちがわかってもらえないっていう辛さです。
だから、わからなくてもいいから、話の腰を折らずに最後まで聞いてあげてください。そして感情の部分を理解してあげてください。「ああ辛いんだね」「それは悲しいね」と。
言うだけ言ったらまた元気になるはずです。
ただし人の話を最後まで聞くのは結構体力がいるものですから、それは覚悟しておいてください。でもあなたはきっと優しい人だから、おばあさんを元気にしてあげられると思いますよ。
お礼
最後まで話を聞いてあげるようにしてみます。 良い回答をありがとうございました!