重くて切ない、けれど繊細で美しい

質問

18歳の女子高生です。
タイトル通りの、「重くて切ない、けれど繊細で美しい」、「残酷だけれど美しい」そんな感じの恋愛小説を探しています。
今まで読んだ恋愛小説は、
「海猫」谷村志穂
「水曜の朝、午前三時」蓮見圭一
「ナラタージュ」「シルエット」島本理生
「夏解」さだまさし　　　　
「椿姫」デュマ・フィス
「春琴抄」谷崎潤一郎
「ロリータ」ナボコフ

他にも何冊か読みましたが、見事はずしてしまい古本屋さんに出してしまいました（笑）。不倫、ファムファタル（運命の女・真の魔性の女性）、純愛、悲恋、主従関係などなんでもいいです。（ませていてすみません）
耽美主義と純愛を足して2で割ったような、あくまでも官能小説ではない高校生が読んでいてもまあまあ大丈夫なお勧めの小説を教えてください。

長くなりましたが、おねがいします。

回答No.3

MAY1814

こんにちは。重くて切ない本で真っ先に思い浮かんだのは小池真理子さんの「恋」です。時代は７０年の安保とかの時代です。大学生と大学教授、その妻との危うい三角関係の物語です。大学教授とか軽井沢の別荘というハイソな雰囲気が出てきます。それだけではなく官能とか純愛、嫉妬、裏切りなどがてんこ盛りに盛られていて、分厚いですが一気に読めますよ。ちなみに直木賞受賞作です。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31058195
　「椿姫」がお気に入りという事で、「王妃マルゴ」はいかがでしょうか？西洋史を勉強されていたら御存知だと思いますが、イタリアの名門メディチ家からフランスのアンリ４世に嫁いだ姫君の話です。アンリ４世はディアヌ・ド・ポアチエという年上ながらも絶世の美女にメロメロ（死語？）だったので彼女との仲は冷え切っていたようです。その中での恋愛と悲劇が語られています。私はフランス文学者で作家の鹿島茂さんの訳で読んだんですが、現在絶版になっているようですので、文庫のみ出ているようです。図書館にはあると思いますが表紙が印象的です。ちなみに映画化されています。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/19392873
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id3367/
　純愛ではないですが、官能的で耽美的な感じの恋愛小説＆ちょっぴりミステリーみたいな本なんですが、宮本輝さんの「愉楽の園」はいかがでしょうか？タイのバンコクが舞台ですので夏にピッタリですよ。日本人女性がタイの大金持ちと出会って、バンコクの大豪邸で何不自由なく暮します。タイシルク、大理石、オリエンタルホテル（超一流ホテル）などのハイソな物が沢山出てきます。退屈で何不自由なく暮している主人公がある男性と出会って・・・という話です。面白かったですよ。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/18652244
　官能、小悪魔的な魔性の女っぽい、耽美、異国情緒、純愛とくればデュラスの「愛人（ラマン）」はいかがですか？私は最初映画で見たのですが、この少女の小悪魔っぷりはさすがフランスだな～と思ってしまいました。すごく綺麗で切なくて官能的で、おまけにそんなに長くないですので小説でも映画でも是非見て下さい。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/18641338
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id102/
　純愛以外の全ての要素を満たしているのはジョセフィン・ハートの「ダメージ」です。表紙がちょっと衝撃的なんですが文藝春秋社が出しているハードカバーの方は割と普通の表紙でした。ただ両方共絶版のようですので図書館などで借りてみて下さい。地位も名誉もある議員さんと息子の婚約者との官能的な愛の話です。私はバレた時の奥さんが一番怖かったです。妙な冷静さが・・・何となくイメージですがクリントンとヒラリーもこんな感じだったかも？と思わせます。これも映画化されています。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30904419
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id14223/

　長文の割には紹介数が少ないんですが、どれか気に入っていただければ嬉しいです。ご参考までにm(__)m。

お礼

回答ありがとうございます。
今日本屋に行ったのですが
小池真理子さんの「恋」デュラスの「愛人」店員さんに聞いたりして探したのですが在庫がないとのこと（泣）近くの古本屋さんに行ったらあるかもしれません。あったら購入します。なかったら取り寄せます（他の回答者様、浮気ものでごめんなさい）
「愉楽の園」題名がすごいですね～。
「王妃マルゴ」「ダメージ」絶版とは残念です。
クリントン夫婦のことは知っていますが、あのヒラリーさんが取り乱す所が想像つかないですね。私としては取り乱してほしい。

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まとめになりますが、回答者の皆様方詳しくお答えしていただきありがとうございました。日々平穏に過ごす私にとって「ファムファタル」とは憧れです（不倫を肯定しているわけではありません。女のロマンとも言えるでしょう）
花を摘む事は簡単。でも花から離れた、風にひらひらと舞う花弁を掴む事は容易いことではない。そして何時落ちるかわからない。

平穏な女の妬みも入っているかもしれませんね（笑）

回答No.2

pin_upps

有名な作品なので、もうお読みかもしれませんが
「女の一生〈一部〉キクの場合」遠藤周作
がおすすめ。私の大好きな作品です。
主人公のひたむきさに心打たれる、名作です。

もしお気に召したなら、
「〈二部〉サチ子の場合」も読んでみてくださいね。

お礼

回答ありがとうございます。
有名なんですか。すみません、まだ読んだことがないです（汗）
今日本屋に行ったらなくなってました。古本屋さんで探してみます。

回答No.1

blazin

村上春樹さんの「ノルウェイの森」は恋愛小説ですが、とても深く
重く、それでいて味わい深い小説です。今後映画化が決まった事で
話題にもなっていくでしょうから、一度読んでみてください☆

お礼

回答ありがとうございます。
今日本屋さんで見てきました。すごい目立つ表紙でした。
村上春樹さんの「ノルウェイの森」は中学校のときに国語の資料集であらすじを少し読んだという記憶しかありません。
題名はジョン・レノンの曲名と確か一緒だったと思います（うろ覚えですが）