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タマネギの根の細胞について
根端部の細胞と根の中間の細胞ではどのような違いがあるのですか??
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根端には「根冠」というヘルメットみたいなちょっと硬い細胞があって土の中を堀り進めるときのガードになっています。 その根冠のすぐ内側に成長点と呼ばれる非常に細胞分裂の活発な場所があります。根の細胞はここで分裂して増えています。時間が経過してその細胞が成長し細胞壁が大きくなっていくと根はさらに伸びているため、自然に根端部から距離が離れてしまいます。 つまり、外見的には根端部に近いほど小さな細胞が多く密集していて細胞分裂が活発に起こっていることになります。 逆に根の中間では、ある程度成長した細胞なので大きさの似通った細胞が並び細胞分裂も活発に起こりません。 本質的に細胞の種類が異なるわけではありません。外見的に異なっているだけだと思われます。
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noname#29428
回答No.2
kikidreamさんの回答でほぼ完璧ですが,幾つか補足します。 先端部の成長点の細胞 分裂したてで,どんな組織にでもなれます。ヒトで言うとあなたのように若くて?可能性があるのです。 中間部の細胞 どんな仕事をするのかが決まります。形も,性質もかなり違った物になります。これを「分化」と言います。 中には導管のように,死んでしまい細胞壁だけが使われる物もあります。 この分化する際に,先端部が外界の環境を見極めて,もう少し大きくとか,もっと厚くとか命令します。 中間部の細胞は,もう1つの仕事しかできないのです。