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心臓の動きと胸骨圧迫について

新しい心配蘇生法では、AEDが除細動してそのあとも胸骨圧迫を続けるようになっていますが、正常に動き出した心臓を圧迫しても悪い方向には向かないのでしょうか? そこが納得できていないです。

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回答No.1

 正常に動きだした心臓に対して心肺蘇生法をする事によって発生する害よりも,心肺蘇生法がすぐに必要なのに開始が遅れてしまう事によって発生する害の方が大きいという考え方です.  AEDにより除細動をしても,心臓が正常に戻るとは限りません.心室細動が続いたままであるか,除細動によって心静止のままになるか,電気的活動が正常になっても血液を送り出すポンプとしての役割が不十分であったりします.除細動後に心臓の状態が正常に復帰する事の方が少ないとされています.  たとえ正常に動きだしたとしても全身に血液を送り出す力が不十分であるため,その動きをサポートするために心肺蘇生法をすぐに開始するというイメージでお考えください.その刺激によって明らかな反応を示せば,心肺蘇生法は不要になったと言う事で,中断すればよい訳です.

inaken11
質問者

お礼

ありがとうございます。 大変参考になる回答でした。 さすが専門家ですね。 意識不明の場合はどんどんやっていいって事で判断します。

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