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電子移動度によるFPDの応答速度向上化
液晶テレビや有機ELなどのFPDで「電子移動度の高速化により、これまで得られなかった高解像度・高画質を実現」、なぜ電子移動度を高速化させるとディスプレイの性能がよくなるのでしょうか??ぜひ詳しく教えて下さい!
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こんにちは。 ディスプレイ関係の元プロです。 有機ELのことは知りませんので、液晶についてだけお答えします。 液晶パネルの画素1個1個(※)には、薄膜トランジスタ(TFT:thin film transistor)が配置されています。 (正確には、赤、緑、青それぞれ別々の1ドットごと) TFTのゲートは、走査線に接続されており、ある瞬間に電圧がかかる走査線は1本だけで、電圧がかかっている1行以外のTFTはすべてOFF状態になっています。 TFTのソースは、映像信号(各ドットに送りたい明暗(階調)の情報に相当する電圧)に接続されています。 TFTのドレインは、そのドットの画素電極に接続されています。 画素電極には映像信号が充電され、近くにある共通電極(グラウンドに相当)と対になって、一種のコンデンサを形成しています。 つまり、簡単に言えば、 スイッチ(ゲート)をONすると、ドットに新しい映像信号が充電されるということです。 このとき、電子の移動度が大きいほど充電(というよりは、新しい階調電圧への書き換え)のスピードが速くなります。 ドットの数(解像度×3)が増えると、おおむね反比例して1つの行、1つのドットに書き込む時間が減らされるので、 大きい移動度・TFTの速い動作速度が必要になります。 以上、ご参考になりましたら。
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- sanori
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再びお邪魔します。 下から3行目を間違えていました。 阿呆 ドットの数(解像度×3)が増えると、おおむね反比例して1つの行、1つのドットに書き込む時間が減らされるので、 ↓ 訂正後 ドットの数(解像度×3)が増えると、おおむね走査線の数に反比例して1つの行、1つのドットに書き込む時間が減らされるので、 なお、 話をわかりやすくするために「反比例」という表現を使いましたが、 ある走査線にON電圧を与え、ドットへ信号を書き込み、OFF電圧を与え、次の走査線にON電圧を与え・・・ という動作なので、 (つまり、ある走査線にON電圧をかける終わってから次の走査線にON電圧をかけ始めるまでに隙間を設ける必要があるので) 走査線の本数が増えるごとに「反比例」よりも、さらに厳しい(短い)書き込み時間になります。
- arain
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>「電子移動度の高速化により、これまで得られなかった高解像度・高画質を実現 元は↓ですか? http://www.sharp.co.jp/products/device/about/lcd/system/index.html であれば、おそらく勘違いしているところがあります。 LCDやFPD等の「表示部材」に対しては関係しません(電子速度が早ければ、応答速度は上がりますが) 電子の移動速度が速くなることで「処理性能」を開けることができ、結果的に大量のデータを処理できるようになるため、高解像度や高画質につながります。