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小6です。中学受験用問題
長さ120センチ重さ350グラムの棒の中央をひもで支え棒のはしに 70グラムのおもりをつりさげると、棒はつりあいました。 この棒の中心は棒の左端から何センチのところにありますか? (この棒は図によりますと左側が太く右側が少しずつ細くなる形で 描かれており現在、その右側の細いほうに70グラムのおもりがぶらさがってます。 バランスのとれている中心から左右に各60センチです。) 解答では 60×70=□×350 □=12 60-12=48センチ となっておりますが、理解ができません。 60×70は片側なのに、なぜ350(全体)をかけるのか。 どなたか詳しい解説おねがいします。 重要なことを勉強不足で抜かしているのだと思います。 よろしくお願いします。
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使われているのは「中心」という言葉でしたか。 中心という言葉は意味があいまいです。 普通は「重心」と言います。この言葉は聞いた事があるのではないですか。 棒のどこか一ヶ所を支えた時につりあう点です。 この問題では重心の位置を求めています。 重心は1ヶ所を支えるとつりあう点ですからつりあいに関してはこの場所に全ての質量が集中しているのと同じ事になります。 この問題の棒は左側が太く、右側が細くなっています。中央で支えてもつりあいませんね。支える点を太い方に動かしてつりあう点を探すとそこが重心です。1ヶ所を支えてつりあうのですからここに350gの質量が全て集中していると考えたのと同じ事になります。 重さの無視できる非常に軽い棒と350gのおもりを組み合わせたものと働きは同じです。 「指を動かして重心を調べる」方法の代わりに「棒の中央で支えて右端におもりをぶら下げていって何gでつりあうかを調べる事によって重心を求めている」のがこの問題です。70gのおもりをぶら下げた時につりあったのです。 重心は部分についても組み合わせの全体についても考えることが出来ます。 棒と70gのおもりを合わせたものの重心は棒だけのときの位置から動きます。真ん中を支えた時につりあっているのですから合わせたものの重心は真ん中です。 どういう形をしていても1箇所で支えることが出来ていれば重心は支えた点を通る鉛直線上にあります。ヤジロベーのような場合の重心は支えた点の真下にあります。 買い物袋の中に買った品物を全て入れて手でぶら下げたとします。買い物袋全体の重心は手の真下にあります。中身がどういうものかには関係しません。
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- okada2728
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つりあうときには左回りのモーメントと右回りのモーメントが等しいのですが、その回転の中心はどこにとってもかまわないので、それをひもの位置にとると、棒の質量中心の場所をひもから□センチの位置だとすれば、 60×70=□×350 というつりあいの式が直ちに立式されます。 棒の質量中心とは、棒のすべての質量がその場所に集まっているという考え方で、言い方を変えると、長さ60センチ、重さ0グラムの棒の□センチの1点だけに、350グラムの質点(おもり)があると考えているわけですが、いかがでしょうか。
お礼
イメージがわいてきました。 イメージが違って考えてました。 長さ60センチ、重さ0グラムの棒の□センチの1点だけに、350グラムのおもりがあるという考えかたが参考になりました。 またの質問のとき、どうぞよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。
お礼
とてもていねいな解説をありがとうございました。 こんなにたくさん説明してもらってよくわかりました。 重さを全体でとらえるのではなく、点でとらえる 考え方は他の問題でも使えそうです。 これから別の問題、解いてみます。 ほんとうにありがとうございました。