発電機の並列運転について
2台の発電機の自立並列運転時(系統とは接続されていない時)に、両発電機のガバナ特性をドループ特性にするのはなぜでしょうか?
ドループ特性を上下させることで両発電機の回転数を一緒にするという理屈はわかるのですが、別に両発電機ともアイソクロナス特性でも、両発電機が周波数一定となるよう個別制御しているのだから問題ないのでは?と思ってしまいます。
例えば、STG容量6,000kW、EG容量1,500kWとして、
STG自立運転で負荷3,000kW供給していたところにEG起動、同期投入し負荷分担制御することを考えます。
1. STG自立運転時は、STGはアイソクロナス特性で周波数一定制御します(負荷率50%)
2. EG同期投入させ、出力比に応じた負荷分担制御します。
STG:3,000kW (50%)、EG:0kW (0%) → STG:2,400kW (40%)、EG:600kW (40%)
この制御は、STGのガバナを絞り(ドループ特性を下げ)、EGのガバナを開ける(ドループ特性を上げる)、つまり、両特性を負荷率40%のときに定格周波数となるようにしていると理解しています。
このとき、別に両発電機ともアイソクロナスでも、それぞれが40%負荷となるよう周波数一定制御すれば問題ないと思うのですが、なぜダメなのでしょうか。
どなたかご教授願います。