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塩化カルシウムの検出
たとえば、水に濡らしたハンカチと塩化カルシウムがしみこんだハンカチをならべ、 どちらが塩化カルシウムなのかを、蛍光検査のような光学式の検査方法はないでしょうか?
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- kgu-2
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化合物に関しては、まず、その濃度の予想が無いと測定は困難です。今では、10億分の1どころか1兆分の1グラムでも不可能ではない時代ですので。もちろん微量、超微量は、家庭では無理ですが。 次に、有無の判定の定性分析か、その量まで正確に知りたい定量分析か、によっても方法は異なることが多いのです。定量分析には、多くの学者が頭を抱え、それが理系の研究の出発点です。 >蛍光物質を含んだなにかに紫外線を当てると、発色するというものでした。 蛍光物質なら、可能です。しかし、塩化カルシウムは、蛍光物質ではないので、無理です。蛍光で有名なのは、犯罪などの血痕を調べるルミノール反応です。これでも、ルミノール液を噴霧するので、ご希望の非破壊検査には該当しないのでは。 ハンカチを濡らして絞って、が駄目なら、ハンカチに触れずにと同じですので、一休さん以外には無理です。可能になったら、学会で発表できます。 中性子活性化分析ならできますが、日本の研究所でも、原子炉をもっているのは数箇所でしょう。国宝のようなものが対象なら、興味をもつ研究者もいるかもしれませんが。 他にも、X線をあててなんぞもありますが、かなり濃度が高いことが必要だし、X線は放射線技師しか扱えません。 ハンカチも塩化カルシウムも例えでしょうか。もしも、別の化合物だと話は違ってくると想います。
- kgu-2
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>蛍光検査のような光学式 蛍光は、機器が必要なので、家庭や普通の実験室には適さないと思いますが・・・。というわけで、ご質問は自己矛盾を含んでいそうです。また、ご質問の内容からいうと、「蛍光検査」という単語が出てきそうもないので、意図が理解できていませんが。 蛍光は、家庭レベルでは利用できませんので、高校の教科書的なレベルで。 まず検査用のサンプルを作ります。ハンカチ濡らして絞れば、塩化カルシウムの液ができます。 カルシウムの検出には、 1 炭酸ナトリウムまたは硫酸ナトリウム溶液を加えて、白色沈殿の確認。シッカリ息を吹き込む(炭酸ガス)だけでも可。 2 炎色反応 3 キレート滴定(マグネシウムが混在すると駄目) 塩素は、 1 硝酸銀溶液を加えて白色沈殿の確認 2 クロム酸銀による滴定(色の変化は分かりづらい) 検査には、物質を確認する定性反応と、量的にも測定する定量反応があります。沈殿の場合は、その沈殿を集めて、重さを量ることになります。いずれにによ、その濃度によって、やり方は違います。また、不純物があると前処理が重要になってきます。が、それらの情報が無いので、回答は難しいのですが。 沈殿が生じないのなら、機器を用いないといけないので、家庭レベルでは無理。とりあえずは、質量分析器。カルシウムだけなら、フレームレスの原子吸光だと、1ml中に10億分の1グラムでも、不可能ではない。
- chim_acta
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検査方法の一つとして蛍光X線分析法でカルシウムと塩素を検出することができるかもしれません。 この方法なら非破壊なので、検査後もハンカチとして使用できます。ただし、染み込ませた塩化カルシウムの量が少ない場合には、検出できないこともあります。 蛍光X線分析は、主に初期の検査(スクリーニングなど)に使用されることが多いです。また、大型の分析装置のほか携帯型もあります。どちらにしろエックス線を取り扱うので、ご家庭で使用するのは難しいと思います。 参考までに、携帯型蛍光エックス線分析装置のレンタルをしている会社のアドレスを載せておきます。
お礼
ありがとうございます。 塩素やカルシウムの非破壊検査は、家庭レベル、小さな化学実験レベルでは無理なのですね。 ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。 化学は高校授業までで、専門レベルではないので、どのような言葉で質問を書けばよいのか分からず、知っている単語を使わせていただきました。 質問内容の不備で申し訳ないです。 私のイメージしている「蛍光検査」とは、蛍光物質を含んだなにかに紫外線を当てると、発色するというものでした。 「蛍光検査のような光学式」という表現で意図したかったことは、非破壊、非接触であることです。 たとえば、紫外線を当てるとフィルター越しにそれを観察できるような現象が、紫外線以外でも塩化カルシウムにもあるのかなと思ったしだいです。