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豪華絢爛の『絢』という字、『けん』というには・・・
豪華絢爛の『絢』という字、『けん』というには、全く無縁な気がする のですが・・・『しゅん』『じゅん』とは読めても、『けん』というの はどうしてでしょうか
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[ANo.1この回答への補足]に対するコメント、 なるほど。言われてみれば… ニン(イ)偏、ギョウニン(彳)偏、リッシン偏、ケモノ偏、メ(目)偏、ゴン(言)偏、?(歹)偏の右が「旬」はどれも「シュン」と読みますね。クサ(艸)冠、タケ(竹)冠の「旬」もそうですね。 しかし、目偏に旬の漢字(その異体字として「旬」の「日」の部分が「目」)は「ケン」とも読むようで、意味は「目がまわる、目がくらむ」とか。 ひょっとして「絢爛」の由来はそこら辺にあるかも。(^_^)
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- jo-zen
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「絢」は字義的には「均質な織り目。幾何学的模様」を意味します。音部「旬」は「均(キン)」の音部に通じ、「キン」→「ケン」のように音が変化したようです。 いくつか書籍で調べてみたのですが、『広辞苑』『大辞林』『日本国語大辞典』には「けんらん」の項はあっても「じゅんらん」の項はありません。また、漢和辞典『大漢語林』で「絢」の項を引いてみても、「絢爛」の読みは「けんらん」だけのようです。 ただ、『大漢和辞典 巻八』の「絢」の項には、「けん」「しゅん」「じゅん」の字音があります。また、『新字源』では、旁(つくり)の「旬」の音が「しゅん」→「けん」と転化したように書かれています。したがって、昔々には、「しゅんらん」「じゅんらん」が使われていた可能性が高いのですが、時代はわかりませんが、「けんらん」に変わってしまったというのが真相のようです。 なお、音部「旬」を持つ別の部首の漢字で「ケン」と読むものは見当たりません。
お礼
詳しく調べていただき、どうもありがとうございました。 >なお、音部「旬」を持つ別の部首の漢字で「ケン」と読むもの >は見当たりません。 なお書きながら、私も今回最大に疑問に思ったところです。 重ねて、ありがとうございます。
- trgovec
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形声文字ではよくあることです。 「絢」は意味を「糸」が読みを「旬」を表し「あや・あやがあって美しい」という意味になりますが、これは(昔の)中国語で「あや」と「十日間」を表す語の発音が同じか近かったから「絢」という字が作られたということです。 形声文字では読みを表す部分がもとの音と違っていることがあります。これは、この例で言えば「旬」の、音が時代とともに変わってしまったのか、もとから違っていたのにあえて「旬」を使ったのかは分かりません。ただ日本語読みでは大変違っていますが中国語読みでは「絢」は xuan(シュアン)、「旬」は xun(シュン)と似ています。 ともかく漢字は中国で作られたものなので日本語の範囲で考えようとすると無理があることがあります。 ちなみに日本の人名用の読みとしては「ジュン」という読みの方がよく見られます。これは「旬」の読みに引かれたもので本来の読みではありません。
辞書を引いてみましたか? 「ケン」とは読めても「しゅん」「じゅん」とは読みません。
補足
質問の仕方が悪かったです。 読み方はそうなのですが、 音読みに『ケン』を推測させる 漢字の構成、つくりになっていない と思うので、何か事情があって、 『絢』という字を『ケン』と読ませているのかと思 ったのでお尋ねしました。
お礼
そ、そうです、お尋ねしたかったのは。 ひょっこり思った自説ですが、 『最初は、絢爛を”じゅんらん”と読んでいたけど、”じゅんらん”と いう言葉・発音は忌み言葉で、とても豪華と似つかわしくないと判断さ れて、「では、絹を用いて絹爛では、どうだ」ということで絹爛を”け んらん”と決めたところ、その経過を知らない人間が、絹と絢の文字を 取り違えて発布、絢爛を”けんらん”と読ませてしまった。』 そういえば絹という字と絢という字、酷似している・・・ なーんちゃって。 ご回答およびご静聴、ありがとうございます。