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水銀が体の及ぼした影響は?
長い文章になりますが、よろしくお願いします。 タイトル通り水銀が体に及ぼす影響についてです。 実は学生の時に、科学部の友達から水銀を試験管2本分位もらった事があります。 当時はただ珍しく、自分の部屋で出したり指で転がしていた事がありました。 しかし、ある時その水銀を部屋のじゅうたんに少しこぼしてしまいました。 ある程度回収したと思いますが、コロコロしていて隙間に入り込んだものまで取る事はできませんでした。 そして、しばらくしてその部屋は物置になり、新しく造った部屋へ移りました。 水銀はというと近くの空き地に捨ててしまったと思います。 ちなみに、家は井戸水が飲めるので、水道水と併用しています。 ここで4つ質問があります。 昔の事なので記憶が曖昧なのですが、それから1年も経っていないと思います、 ●ある日突然髪の毛がオニのように抜ける。しばらくして徐々におさまる。 ●2~3年後くらいに、精子に血が混じる状態が半年位続く。 最近CTをやって知ったのですが、 ●腎臓の片方がほとんど機能しないくらい小さくなってる。 (医者には生まれつきでしょうと言われました。 それと今まで腎臓が悪くなったことはないです) ●学校の科学室で扱っている水銀の種類と危険度は?です。 水銀は髪から排出されるとか、人体に影響の出にくい無機水銀でも、2価は腎障害を起こすとか、生殖能への悪影響があるなど色々調べたのですが、上記のような事と水銀との関係があったのか、分かりません。 思い返すとバカな事をしてたなとホントに思います……。 それと今まで体調を崩して病院へ通ったなんて事はありません。 回答よろしくお願いします。
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毒性学も大学で教えています。 水銀の毒性は、標的が腎臓の無機水銀と脳の有機水銀があります。この場合は、無機水銀、その中でも金属水銀です。 金属水銀は、揮発性が高い、すなわち、転がして放置すると空気中に充満します。そうすると、呼吸時に(止めるのは不可能)肺から体内に入り、その50%は腎臓に蓄積されます。しかし、腎臓には特殊なたんぱく質があり、その毒性を防ぐのが普通です。しかし、濃度が高かったり、水銀をすっていた期間が長すぎると、防ぎきれずに毒性がでたりします。 教科書を読んでみると、この場合は長期でしょうから、疲労感、食欲不振など、濃度が高い場合は、手の振るえなどがあるようです。しかし、髪の毛や出血については、書かれていません。また、腎臓には、両方に影響するので、片方だけは考えられません。 以上のことから、水銀の毒性が顕れたとは考えがたいのです。これが最近のこと(2年以内)なら、髪の毛の水銀を測定して、どれくらい体内に入ったか、などを推定することができます。もちろん、そのときの濃度が高ければ、今でも検出できるかもしれません。水銀の労働者ならともかく、普通の人は保険が利かないかもしれません。そうなると、かなりの料金をとられますが、お医者さんにご相談を。 ちなみに、一般の人は、虫歯の治療に金属を詰めますが、水銀の合金が多く、それでアレルギーになる人もいるとか。 もしも、岩手県に近いのなら、八戸大学に専門家がいます。熊本なら、もちろん水俣病研究センターです。新潟県だと、沼垂診療所が力を入れていました。 >学校の科学室で扱っている水銀の種類と危険度は? 学校が厳重に管理しているハズ。毒劇物に指定されているはずなので、簡単に購入できません。また、持ち出すのは、犯罪行為に相当します。空き地に捨てた水銀が元で、川の濃度が基準値を超えてると、当然事件です。 何十年も前なら、今よりはウルサクなかったのですが。 というわけで、体温計のように封入されているものを含めて、触るのはもちろん(破損の危険性)、なるべく利用しないようにしています。例えば、水道水の塩素濃度(カルキ臭の元)の測定時に水銀入りの試薬を使っていましたが、今では別の方法を使っています。 水銀の種類と危険性については、体内に入れば危ないし、逆に封入されていれば問題ありません。体内に入れば、無機水銀か有機水銀か、口からか肺からか、によって毒性は全くことなります。第一の条件は、その濃度と期間ですが。したがって、簡単には言えませんし、危ないものをPRすることになるので書き込むべきことでは無いと思います。
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- usokoku
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日本語では とうきょうかがくどうじん 環境汚染ぶしつの生体への影響 水銀 図書館でさがしくてださい。かなり古い本なので、図書館ぐらいしか入手はコンなんでしょう 英語で良ければ 米国医学図書館 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/ PubMed 利用ガイド とか使い方で検索すれば、使い方の日本語サイトは見つかるでしょう 辞書 http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/ja/index.html 範囲がやたら広いから、湖の程度の内容しか答えられません
お礼
水銀の情報量だけでも、かなりの量になりそうですね。 英語は分からないので、図書館の方で”環境汚染物質の生体への影響”を調べてみたいと思います。 こういう機会でもないとなかなか図書館には行かないので、ちょっとたのしみです。 回答ありがとうございました!
- geneticist12
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健康上の影響をうけたかどうかというのは、医者に診断してもらうしかないのですが、参考までに。 >それと今まで体調を崩して病院へ通ったなんて事はありません。 どれくらい前の話か分かりませんが、病院にかかるような慢性的な体調不良(頭痛、手足の震え、舌のもつれ、消化器の不調など)が続いているのでなければ問題ない(というか医者も治すところがない)と思います。日常生活で、事故によって水銀中毒を起こす人はまれではないですが、軽度の急性中毒なら二、三週間で回復するそうなので、たとえ当時、急性症状(たとえば頭痛や歯茎からの出血)がでていたとしても、もう痕跡は残っていないかもしれません。 >●学校の科学室で扱っている水銀の種類と危険度は?です。 文面から、金属水銀(水銀の単体)でしょう。今ではあまり見なくなりましたが、水銀柱式の温度計、体温計、血圧計に入っているやつです。 水銀中毒というと有機水銀などの化合物の中毒、汚染した水や食べ物からの摂取がまず思い浮かぶと思いますが、金属水銀も中毒を起こします。 怖いのは、金属水銀は気化するので水銀蒸気として吸い込んでしまうというところです。たとえば、水銀体温計を割ってしまって、一滴どこかにこぼれたのを見逃して放置してしまった程度でも、閉め切った室内では水銀蒸気が危険な濃度に達することもあるそうです。 科学部といえども、試薬として金属水銀を使うことはないでしょうから、おそらくは壊れた温度計か何かの水銀をおもちゃにしていたのでしょうが(試験管二本分てまたずいぶん大量な)、あぶないことでしたね。
お礼
表面張力が強くコロコロしていて、布などに染みこまなそうだったのでまさか気化するとは思いませんでした。 やっぱり危ないんですね。 それと温度計のように赤色ではなく完全に金属色というか銀色でした。 くれた本人は持ち出してはいけない物だったと話していたと思います。 ちなみに酸化マグネシウムももらいました。 どこかの原子力発電所ではありませんが、危険物そのものより、危険認知が低いという人の意識が事故に近づけさせてしまっているんですね……。 ありがとうございました。
補足
あ、ごめんなさい水銀柱式でしたね。 それなら確かに銀色です。
- fifaile
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水銀は検査すればわかりますよ。 事情を話して検査してもらってはいかがでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 検査できるとは知りませんでした。 そういうことなら、詳しく調べて安心できた方がいいですよね。
お礼
大変参考になりました! 部屋にこぼしてしまってからは、それほどは長く住んでいなかったと思います。 ただそれまでの1年位は、試験管にゴムの蓋をしてほおっておいていたかもしれません。 ・ ・ ・ 腎臓の事ですが、片方だけの影響は考えられないという事ですね。 もしかしたらという思いがあったのでホッとしました。 もうかなり前の事で、今生活に支障が出ているとかはありませんが、こうしてkgu-2さんや、他の皆さんの回答をいただけたことを感謝しています。 とても勉強になりました、ありがとうございます!