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火打ち土台について
先日建売住宅を購入し、入居しました。木造2階建てです。 その後施工業者とは別のリフォーム業者に床下を見てもらう機会がありました。 基礎の写真を撮ってもらったところ、いくつか問題点を指摘されました。 いくつかあったのですが、その中でも一番気になったのは火打ち土台(四隅の斜めの木材)が十分な数がついていないということです。 そのリフォーム業者が言うには部屋ごと(風呂場・脱衣所も)にきっちり4本ずつあった方がいいとのこと。私の住居はというと、1階の部分全体で計4箇所しかないとのことでした。 すぐにも施工業者に問いただしたいのですが、予備知識として知っておきたいので質問します。この火打ち土台はきっちり部屋ごと4本あるのが普通なのでしょうか? ないと、大地震でなくとも、小さい地震や車などが往来する振動などで、徐々に住宅がゆがんでくる可能性があるということも言われ、不安になっています。 どうぞ宜しくお願い致します。
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こんにちわ。 リフォーム業者のセールストークにだまされているのか、本当に欠陥住宅なのか、と悩む方は全国に大変多数いらっしゃいますよね。 お家を模型で頭に描きながら聞いてください(^^)/ マッチ棒で作った模型と同じ「木造在来工法」の場合、ごく基本的には、火打ち土台(1階の床下四隅にある斜め材)と火打ち梁(2階の床下や屋根裏の四隅)は各部屋の四隅にあるべきです。 これは、かよわいマッチ棒でただ4角形を作っただけだとすぐふにゃっとつぶれて平行四辺形になっちゃうのと同じ考えで、四隅に斜め材を入れて補強してあげるわけです。 でも、箱構造といわれる「2×4工法」の場合は、きっちり固いボール紙で作ったマッチ箱のようなしくみで壊れないようになっていますので、火打ちは使っていないみたいです(この辺、2×4を実際にやってる方から他の補足があるといいんですが。。。) hitomi-genkiさんがお家を購入したとき、「ツーバイフォー」と言われて買いましたか? 在来工法の場合、普通は火打ち補強することが多いのですが、絶対になきゃいけない、という決まりにはなっていません。その分だけ床を丈夫に造れば火打ちを省略してもよいことになっています。 hitomi-genkiさんのお家は、住宅金融公庫の融資を受けて購入しましたか? 公庫融資であれば、きびしい公庫基準の「木造住宅工事共通仕様書」に従った工事がされている建前ですので、火打ちを省略してよい仕様書どおりになっているのかもしれません。 大地震でなくても小さい地震や車の往来の振動で徐々に家がゆがむ可能性については、「床」だけを補強する「火打ち」だけがしっかりしていても不充分で、「すじかい」(壁を補強するための斜め材)も、基準の計算どおりに壁に入っていなければなりません。(でも、壁の場合もすじかい材の代りに構造用合板という特殊な板を打ち付けてある家の場合、斜めのすじかいが全くない場合もあります) 「火打ち」や「すじかい」が入っていないだけではすぐに「欠陥住宅」と決められませんので、ちょっと確かめてみてください。 つい最近できたばかりの「新築」住宅であれば、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(略して品確法)で構造の安全性にかかわる部分の保証は強制的に10年保証になりますので、もし本当に欠陥であれば業者に直してもらうようにしてください。 この法律が施行される前に建てられて、ちょっと長いこと売れ残っていた建売であれば、施工責任は2年間しか保証しないのが普通ですので、買ったときすでに完成2年以上経っていたら交渉がむずかしいかもしれません。 その辺も、購入先にたしかめてみてください。
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- angeleye1
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材木屋です。 まず図面で確認をし、床下収納庫などから自分でもぐって確認してみると良いです。 写真ってリフォーム業者がもぐって撮影したんでしょ。 基礎の構造的に家中の土台を見れるかも不明ですし、 キッチリ施工されていても「されていない」と言われればそれまでです。 材木屋の立場から言えることは火打ち土台なんぞを浮かしてもそないにコスト削減にはならないですよ・・・ おそらくリフォーム会社が怪しいとは思います。 あと部屋ごとに火打ちを入れる必要はないですよ。 設計屋さんが計算して必要な箇所に入っているはずです。 リフォームブームに乗って腕のない工務店が流れているので注意が必要です。
お礼
どうもありがとうございます。 火打ち土台はコスト削減にはつながるものではないというハッキリとしたご意見、とても参考になりました。 angeleye1さんのご意見で、必ずしも四隅に入れる必要はないということがわかりホッとしました。 どうもありがとうございました。
- ideacreate
- ベストアンサー率25% (9/35)
当方建築設計事務所です。No1の回答の方のおっしゃる通り、軸組(在来)工法なのか、ツーバイフォーかによって異なります。さらに軸組工法の場合でも、床組みを根太でやっているか構造用合板でやっているかで異なります。リフォーム業者の言うことは鵜呑みにしないほうが賢明です。心配でしたら、信頼できる設計事務所の人に見てもらうといいでしょう。 火打ち土台の必要な場所についてですが、これは杓子定規に必ずしも各部屋4本ある必要はありません。基礎や土台をどのように設計するかで、おのずと必要な場所は決まります。さらに、風呂場にも必要と言われたそうですが、例えばユニットバスの場合は火打ちを入れることはまず不可能ですし、昔ながらに作る在来の浴室であっても、風呂場の床は脱衣所の床より下げて作る場合がほとんどですので、この場合も火打ちを入れることは困難です。
お礼
どうもありがとうございました。 わたくしの初めの投稿内容で、風呂場にもあった方がよいと言われた云々書き込みましたが、これはわたくしの思い違いでした。脱衣所やトイレにもの誤りでした。申し訳ございません。 ただ、ideacreateさんのおっしゃるように、必ずしも四隅になくてもよいということがわかり、とてもホッとしました。 少し知っている業者さんにでも相談してみようと思います。ありがとうございました。
補足
補足遅れて申し訳ございません。 うちはツーバイフォーではなく従来工法です。金融公庫の基準はクリアしている物件です。ですので、altosaxさんのおっしゃる「火打ちを省略してよい仕様書どおり」なのだと思います。 築半年の物件ですので、10年保証付きです。ですから万一なにか欠陥があるようなら文句を言える立場ではあります。 わたしとしては、altosaxさんのご説明で、火打ちが必ずしも全ての四隅になくてもよいということがわかり、ホッとしました。どうもありがとうございました。