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排気量と気筒数の関係
例えば、2000ccのエンジンで、 ・4気筒 にするのと ・5気筒 にするのと実際は無いかもしれませんが、 ・6気筒 にするのと、出力特性とかどのように変わってくるのでしょうか?
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レシプロエンジンは、気筒数が多いほど回転が滑らかになり、気筒数が少ないほどパンチが出ます。 従って、ひとつの意見として、メリハリのほしいスポーツエンジンは、なるべく気筒数を少なくしたい、というのがあります。 しかし、全く逆の要素もあります。 同じ排気量なら、気筒数が多いほど、ひとつのピストンやパルブが小さく、軽量になり、慣性が楽になって、高回転を出し易くなります。 NAエンジンの場合、高回転=高出力ですから、馬力の欲しいスポーツエンジンは、なるべく多気筒化したい、という要求があります。 そうした、相反するいろいろな要素を、メーカーは総合的に考えて、車に積むエンジンを決めます。 ところで、では、理論的に、1気筒あたり、どれくらいの排気量が理想か、という命題があります。 かつては、排気量1リッターあたり3気筒くらいが理想、と言われました。 300ccから350ccくらいです。 しかし今は、生産現場での工作技術が向上して、1800cc4気筒でも、7000回転近くまで回るものがあります。 それどころか、レクサスISFのように、5000cc8気筒(つまり気筒あたり600cc以上)でも、レブリミット7000回転などというものがあります。 ただ、ISFのエンジンのカットモデルを見たことがありますが、ピストンの「でかさ」に頭痛がしました。
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- yasubee337
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同一排気量なら多気筒化すれば高回転型エンジンになります。また多気筒化すれば一気筒当たりの爆発圧力が小さくなるのと、それに伴うムービングパーツの軽量化が図れるため振動が減るとともにさらに高回転まで回りやすくなります。但し一気筒当たりの排気量は減るため、特に回転数を稼げない低回転域でのトルクは落ちます。また部品点数の増加により摺動抵抗が増えるため燃費も落ちます。
お礼
どうもありがとうございます。 大変参考になりました。
- URD
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気筒数が多いほどエンジンはなめらかに動きやすくなる反面 重くなり、部品点数の増加によるコスト増や摩擦抵抗の増加による燃費悪化などが現れます。 以前は1600CCでも6気筒だの アホな車もあったのですけれどね。売れませんでした。
お礼
どうもありがとうございます。 1600ccで6気筒というのもあったのですか。
- santana-3
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4気筒ではトルクが出やすく、低回転から高回転まで比較的フラットにトルクが出ると思われます。 6気筒では高回転エンジンが比較的に作りやすく、ピークパワーの点で若干有利でしょう。 上記の事はNAエンジンの場合です。
お礼
早々のご説明をいただきありがとうごいざいました。
お礼
詳しくご説明くださりありがとうございました。 大変わかりやすく参考になりました。