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外国籍である友人の年金問題
こんにちは。今日はボクの古い友人のことでご質問させて下さい。 彼は在日中国人ですが、生まれも育ちも日本です。先日、彼からこれまで支払った国民年金や厚生年金のことで相談を受けました。 彼はこれまで、日本国籍を持っていないにも係わらず、これら年金をなかば強制的に支払って来ました。しかし、彼は現在帰化するつもりはなく、いずれ中国に移住したいと考えています。そこで、これまで支払った年金相当額を返してもらえないかと相談されたのです。また、もしも返してもらえるとしたら、いますぐ返してもらいたいと言っています。というのも、この高い失業率で御多分に漏れず彼も現在失業中です。支払った年金がすぐにでも返還してもらえるのなら、少なくとも当座の生活費に充てることができるので本人としてはとても助かるというのです。このようなことは可能でしょうか? 専門家、または経験のある方、若しくは何か情報をお持ちの方がおられましたら是非教えて下さい。 あと、個人的な疑問ですが、国民年金というのは「国民」を対象にした年金制度のはずですよね? なぜ日本国籍を有しない住民にまで支払いを強要するのでしょうか? 帰化して国民となることを前提とした年金の予納金みたいな意味合いですか? とすれば、彼のように向こう数年は日本に住むものの、帰化の計画はないという場合には、その年金の支払拒絶は当然認められますか? また、万が一、帰化することなく年金受給年齢まで日本に居住し続けた場合、日本国籍がなくとも、支払った年金を受給する資格は認められますか? 及ばずながら、少しでも彼の力になれたらと思ってます。どうか宜しくお願い致します。
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お礼
treetreeさん、具体的な還付金額や個人的疑問にまで詳細にお答えくださってありがとうございます。 なるほど、てっきり老齢年金ばかりを年頭においてましたが、年金制度は受給年齢に至らなくても、さまざまな不測の事態に対応しているのですね。いや~、目からウロコです。ありがとうございます。 実はその彼は、年金の支払に関しては再三役所の担当職員と話し、収入が不安定で乏しいな事や就職の困難さを理由に免除や減額申請をしたらしいのですが、「あなたより大変な人でも支払っている」「そんなに生活できないのなら中国に帰った方がいいんじゃないか」などという暴言を浴びせられて以来、残念ながら日本の行政機関や職員にとても懐疑的になってしまっています。 生まれも育ちも外見も何ら普通の日本人と変わらないのに、いわんや税金や年金まで納めているのに、名前や国籍だけで日本人扱いされない彼は、閉塞的で差別的な社会では風当たりが強すぎてかわいそうです。 本来は直談判をするべき問題かも知れませんが、心無い一部の行政職員のせいで、二度と役所の窓口で恥をかかされに行くのはイヤだと言ってます。そのような経緯から、代わりにボクが理解して説得してみようという、余計なお世話をする気になっちゃったという訳です。 でも、大変参考になりました。 またこれを機に今後とも宜しくお願い致します。 ありがとうございました。