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装甲に利用できるもっとも強力な合金は?

現在、戦車などの装甲に利用できるもっとも強力な合金の素材はなんでしょうか? 素材名、各金属の配合比率など、初心者の自分でもわかるようご教示いただければ幸いです。

質問者が選んだベストアンサー

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  • k6_6
  • ベストアンサー率100% (1/1)
回答No.6

推測でしかありませんが、現在考えられる最も強力な装甲に使用できる合金、と言う事ですと「DU」、すなわち減損ウランと言う事になるだろうと思います。チタン、と言う意見も多いようですが、実のところ「チタンは軽過ぎて戦車装甲向きではない」んですね。 現在、戦車で最も多く使われているのがDUを使った装弾筒付き有翼徹甲弾(APFSDS)なんですが、これは平たく言うと「もの凄いスピードでもの凄く重くて硬い砲弾をぶつける」と言うもので、この砲弾に耐える為には「装甲側も重くて硬くなければいけない」んです。その為にチタン合金では「重さが足りない」ので戦車装甲には不向き、と言う事になります。 他に、対戦車榴弾(HEAT)と言う砲弾は歩兵やその他の対戦車兵器でよく使われ、こちらは炸薬で溶かした金属を超高速で装甲に噴射(メタルジェット)して穴をあける砲弾です。これに対抗する為には「装甲厚を増やすか、積層構造にするか」する必要があります。 こちらの砲弾に対しては様々な防御策が考えられ、 1.装甲を積層構造にして、空間に様々なものを挿入する積層装甲。※この間に挟むものの中にDUを用いたり、セラミックプレートを使用したり、ただ空間だけであったり、ディーゼル燃料を満たしたりします。 2.装甲周囲に増加装甲を設置する方法。周囲に薄板を張り巡らせるシュルツェン、おもりをつけたチェーンを下げるチェーンカーテン、バネ仕掛けの柵をポップアップさせるもの,薄板の増加装甲を装備するショット装甲などがあります。 3.着弾の衝撃で薄板を飛ばしてメタルジェットを散らす、爆発反応装甲(ERA)などがあります。 実際に戦車装甲に利用されている金属材料では、超硬スチール、DUあたりになるだろうと思います(ERAの火薬や、薄板装甲に使われる軽合金は質問者さんのご希望ではないと思います)が、当然ですが「具体的な素材、配合比率などは軍事機密」と言う事になります。 ただ、装甲材には「重い事も重要」と言うのは多くの人がご存じないようでしたので、回答を寄せさせていただきました。

litter
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >装甲側も重くて硬くなければいけない そうだったのですか……。 知りませんでした。 ただ、軽くて強いものほどよい、と固定観念で考えておりました。

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その他の回答 (5)

  • Sasakik
  • ベストアンサー率34% (1712/4919)
回答No.5

>初心者の自分でもわかるよう といわれても,戦車の装甲は開発当事者でなければ判らないものなので,外部の人間は専門家でも推測するしかありません。 戦車の装甲は潜水艦の最大潜行深度と並んで,最高レベルの軍事機密の1つになるので,第二世代戦車までならともかく,第三世代以降の戦車はどこの国も装甲の組成・構造は軍機扱いでどこにも公開していません。 英チャレンジャー2戦車のチョバムアーマーは,国際見本市に展示されたカットモデルからセラミックを封入した複合中空装甲と言われていますが,金属部分(合金)の組成がどうなっているのか?そもそもカットモデルが本物なのか?などの疑問は残されたままです。 米M1戦車の装甲は,チョバムアーマーを参考にして,DU(劣化ウラン)封入した装甲とも言われていますが,当然のこととして組成・構造などの詳細は機密扱いのままです。 そのほか,独レオパルト2,仏ル・クレール,伊アリエテ,それに日90式・・・いずれも「複合装甲採用」というだけで,チタン・セラミックが採用された中空装甲(らしい)というだけで,詳細は軍機扱いです。 ということで, >もっとも強力な合金の素材 は,チタニウムが主流ですが,米国はDU(劣化ウラン)も使っている”らしい”とか言えません(セラミックは瀬戸物ですから,合”金”の素材ではないですね)。 「ユーザー(戦車を導入した国)には知らせないのか?」という疑問があるかもしれませんが,複合装甲は性能が問われるものであり,中身が問題ではなく,要求性能が確保されていればいいものなので組成・構造を知る・知らせる必要はありませんね(知らせるにしても,軍機扱いを条件にするでしょうから,一般に公開されることはありません)。 なお,複合装甲は,戦車の車体を覆うように装備されるもので,被弾して損壊した場合にはパッケージで交換するので,複合装甲に直接加工を加える必要はありません(=装甲の組成・構造を知らなくても,交換作業に支障はない)。

litter
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 なるほど、やはり軍事機密ですか……。 強力な合金となると有名なチタニウムが妥当なところなのでしょうね。

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  • mazeran
  • ベストアンサー率42% (221/518)
回答No.4

やはりこれは公表できない「秘密」の情報です。 「極秘」なのか「機密」なのかはわかりませんが、装甲の素材の情報が敵の手に渡ると、戦略的に不利になるからです。 その世界で一般的に言われているものは、恐らくジャーナリストなどの推測によるものと思われます。 なので正確な情報ではありません。 真相を確かめるにはやはり「関係者」にならないと不可能と思います。 仮にここで正確な情報が流れたとしたら、防衛秘密保護に違反すると思いますので、残念ながら正確な情報は出ないと思います。

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  • lv4u
  • ベストアンサー率27% (1862/6715)
回答No.3

先日、スカパーで米軍のM1A1のリフレッシュ過程を放映していました。現時点では、M1A1の新規製造ラインは存在しないそうで、故障したM1を完全解体して、故障箇所を修理し、磨いて・再塗装していました。さすがに武装関連工場は、機密なので紹介されていませんでしたが・・・。 そして、いままで貫通されたことのないM1の装甲については、最高機密扱いとのことです。 「装甲が貫通されない」という安心感があるからこそ、戦車搭乗員は安心して戦地に乗り入れることができるのでしょうね。 M1ではなかったと思うのですが、実際に、なんらかの理由で動けなくなり、周囲からRPG等で集中攻撃されても、装甲が耐え抜いて、搭乗員が救出されたという事例もあったようです。 戦車もそうですが、戦艦や潜水艦なども、装甲の厚さなどの防御力が明らかになれば、攻撃側はどのような武器を用意すればいいかが明確になりますから、詳細が公表されることはないでしょう。

litter
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 世界最強の戦車、M1A1ですね。 やっぱり機密扱いですか……。

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  • sunanegi
  • ベストアンサー率47% (63/134)
回答No.2

逆説的回答ですが、戦車装甲を攻撃する砲弾として劣化ウラン弾があります、ただ蒸発気化、微粒粉塵化し残留して、人体に深刻な、放射線障害を引き起こします、某国の戦争で使用され、子供たちに被爆蓄積されている新聞記事を読んだことがあります。 駐留米軍が、沖縄諸島の無人島で劣化ウラン弾を試射処分したことがあるそうです。劣化ウラン弾の使用は禁止されるべきでしょう。

litter
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 劣化ウラン弾の問題、私も記事を読んだことがあります。 この砲弾は使用を禁止するべきですね。

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  • opechorse
  • ベストアンサー率23% (435/1855)
回答No.1

あまり詳しくはないのですが 今の戦車砲や対戦車ミサイルの性能だと 金属の装甲はかなり厚くしないと貫通するそうです 厚くすると重量増加による機動性の低下という負のスパイラルになります 現在の装甲の主流は 空気をはさんだ2重装甲にして熱風を逃がす 複合装甲にする エアバックみたいな爆薬をつけて砲弾やミサイルの威力を減する となっています 金属部分は上記装甲を支える部分という位置づけなので 通常の鋼やチタンなどが使われているようです

litter
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 現代は攻撃力>防御力ということなのでしょうか。

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