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時間が過去から未来に進むとされている根拠は?

パソコンで画像を反転するように、時間を無限に細かくサンプリングして過去と未来を反転させても、その時間内にいる人にとっては過去から未来に進む時間と全く区別できないのではないでしょうか。 そのほうが説明が経済的であるという以外に、時間が過去から未来に進むとされている根拠はあるのでしょうか。 素朴な疑問かもしれませんが、物理に詳しい方、どうぞ教えてください。

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  • motsuan
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回答No.20

azertさま ”・・・どんどん高次の反転を考えられる・・・”とのことですが そのとうり、左右、時間、とともに、電荷(+-)の反転もあります。 そのような対称性をみつける歴史?等いっぱい書かれた書籍として 「自然会における左と右」(マーティンガードナー著 紀伊国屋書店) がお勧めです。楽しく読めました(途中まで)。 (最後のほうの、超ひも理論のとことはなんのこっちゃ?という感じですが) 書評はいろいろあるようですがたとえば http://www.ll.chiba-u.ac.jp/100bs/032.html

azert
質問者

お礼

ご紹介頂いた本を古本屋で見つけたので早速購入してみました。 まだちゃんと読んでいませんが、なるほど、僕の疑問に関係する、興味深い話がたくさんあります。n次元の反転はn+1次元でおこなわれるということや鏡は左右反転をするのではなく前後反転するということなど、興味深いことがたくさんかいてありますね。 良い本をご紹介してくださってありがとうございました。

その他の回答 (20)

  • guiter
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回答No.21

>コバルトの観察結果が図の通りだったというような左右反転も >可能であるような気がしてしまいました。 するどいですね。 パリティ変換(空間反転、P反転)とともにmotsuanさんが仰っている 荷電変換(C反転)も同時に行なう鏡に映せばコバルト60の崩壊は対称的になっています。 そこで、この世界はCP反転に対して対称に出来ていると思われた時期もあったのですが、 K中間子の実験によりこれも非対称であることがわかりました。 素粒子物理学ではazertさんが仰っているように様々な反転が考えられ、 その反転についての対称性が問題にされています。 例えば、スピンが半整数のフェルミオン(電子等)とスピンが整数のボソン(光子等)に対する 対称性(超対称性)などがあります。 電子をこの鏡に映したときに映るであろう粒子はまだ発見されてもいませんが、 やはり考え得る対称性に対する理論だけは考えられています。 もちろん実験による検証も行なわれる予定(2005年?)です。 話が時間反転からそれてしまいましたが、 空間反転では弱い相互作用で対称性が破れているので、 弱い相互作用を含む素過程(コバルト60等)を調べれば非対称性を確認できます。 同じように、自然界における相互作用のうちのどれかが 時間反転対称性をわずかに破っているために熱力学等の現象が観測されるものと思われます。 時空に関係する重力相互作用の素過程なんかは調べてみたいところですね。 ただし、重力相互作用はきわめて弱いので現段階では 不可能といえるかもしれませんが・・・ 結局、時間反転を認識する術は今のところ複雑系を見るしかなさそうです。

azert
質問者

お礼

ここまでズバリとお答え頂くと、もう補足することはありませんという感じです。 電子の対称性に関して予定されている実験とは、いったいどのように行われるのでしょう?実際に反転させる方法があるのでしょうか? ・・・と聞いてしまうとまたのびてしまうので、自分で調べてみます。 「同じように、自然界における相互作用のうちのどれかが 時間反転対称性をわずかに破っているために熱力学等の現象が観測されるものと思われます。」 というのも興味深いお話しでした。当然ですが物理の世界も日々進行しているのですね。 それから、この場をお借りして、疑問にお答え下さったみなさんどうもありがとうございました。僕の疑問が整理されたと同時に、新たな興味が広がるという収穫も得ることができました。 良回答のポイントですが、勉強になる良回答がいくつもあって、回答を頂いても僕の理解不足もありましたし・・・。僕には判断しかねるので、誠に勝手ながら、回答を多く頂いた順にmotsuanさん、guiterさんとつけさせていただきます。他にも良い回答を頂いた方々本当にありがとうございました。

  • guiter
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回答No.19

>閉じられなくなってしまいました。 最近、回答の少なそうなものばかり見ていたので 変なタイミングで入ってきてしまい申し訳ないです。 コバルト60の崩壊についてですが下記URLの絵を見ながら(見られますか?) 次の説明を呼んでみてください。 まず、コバルト60はスピンをしています。 そのスピンに対して右ネジの進む向きが定義できます。 ここで、現実の世界ではネジの進む向きとは逆向きに 崩壊による電子が数多く飛び出しています。(左側の絵) ところが、これを空間反転すると回転は逆回りになるのに対し 電子の多く飛び出す方向はさっきと同じままです。 つまり、ネジの進む向きと同じ向きに 電子が数多く飛び出しているということになります。 したがって、鏡の中の世界に移されたことは認識できます。 >時間反転においてもそうした基準となりえる現象はあるのでしょうか? 熱力学のような多粒子系以外でという事でしょうか。 そうであれば、残念ながら私の知る限りでは確認されていないと思います。 なるべく少ない個数で確認する方法としては 寿命の短い粒子を(100個程度)集めれば、 崩壊して数が減っていくのが確認できると思います。 上のコバルト60の話では、いくつかの粒子が存在していますが 本質的には電子と逆に飛び出すニュートリノという粒子に 左巻きのものしか存在しないことによっています。 (左巻きについては http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=26943を参考にしてください) >さらに詭弁を弄すると、次のような、理論は成り立つでしょうか? >そもそも通常な時間が、連続的なモノではなく、 >非連続的な細切れの時間(ここでは時間の進行は無視できる)と >物理法則がくずれたつなぎ目によって成り立っている、と。 以下は個人的な考えかもしれませんが、 もし時間(あるいは空間も含めて時空?)の最小単位が存在するなら (私は時間も量子化されるべきだと思っていますが) その最小単位はある物理的状態を持っているだけで、 つなぎ目にこそ1つの状態から他の状態へ移るための (現実と合う)物理法則が押し込まれるべきだと思います。

参考URL:
http://plato.stanford.edu/entries/physics-experiment/figure1.html
azert
質問者

お礼

なるほど、コバルト60の話を伺って、目から鱗が落ちた思いです。 左右反転はコバルト60の観察によって特定出来るんですね。 うーんでも、それが分かった時点で、その基準も含めた左右反転をも少なくとも想像できてしまいますよね。左スピンコバルトが右スピンコバルトになるような左右反転ではなく、左スピンコバルトと右スピンコバルトがそれぞれ反転するような・・・。世界が左右反転すると、参考URLにあった図も反転します。そして、コバルト60の観察結果が図と矛盾するような左右反転と同時に、コバルトの観察結果が図の通りだったというような左右反転も可能であるような気がしてしまいました。 うーん、むしろそのように、どんどん高次の反転を考えられる、もしくは、考えてしまうという現象が、僕の理解を妨げているつまずきの石だったような気がしてきました。

  • guiter
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回答No.18

皆さんの回答にある熱力学の話のように 時間反転に対して、この世の中は対称にはなっていないことが確認できると思います。 また、 >世界が左右反転、前後反転させても認識するすべがないのでは?。 このような空間反転に関しては、 1957年に行なわれたコバルト60のベータ崩壊実験などによって、 物理法則は、鏡に映った世界とは異なっているということが確認されています。 (詳細については補足があればという事にしておきます。) どうも、この宇宙はあまり対称的には出来ていないようですね。

azert
質問者

お礼

回答ありがとうございます。コバルト60のベータ崩壊実験の話しはとても興味深いです。僕も聞いたことはあるのですが、どういうことかはっきり分かっていません。世界が反転してもコバルト60のベータ崩壊過程は反転しないということでしょうか? 世界が丸ごと反転しない限り、つまりある決して反転しない基準が存在すれば、左右非対称なものであれば、その左右反転をすぐ認識できますよね。 同様に過去と未来も非対称なので、その時間反転をすぐ認識出来ます。(逆回しの映画を見てすぐおかしいと分かるように)。 コバルト60のベータ崩壊過程はそうした基準に成り得るということでしょうか?。時間反転においてもそうした基準となりえる現象はあるのでしょうか?

  • motsuan
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回答No.17

回答が分裂して申し訳ありません。 幾何学の計算は点の集合を線とするとしても問題なく成立するのでは?・・・についてです。  なぞの繋ぎ目の収束先はうまい方法でやれば滑らかな場合に収束するのかもしれません。私のイメージが間違なのかもしれません。どうもエントロピー増大の法則と話をごっちゃにする原因となってしまったようで、混乱させてしまい申し訳ありません。  数学の線とは点の集まりであるというユークリッド幾何学の宣言のようなものをお考えだと思います。でも数学はそうやって並んだ点と点の間の関係を記述して、その上にできる構造を解明するものなので、単に点の集まりだよ!と考えられているわけではありません。連続な線と普通に考えるときは、どんなに細かく分けても点だけにならない(稠密性)とか、その集合に含まれる点で無限個の数列を構成したとき、その数列の収束する先が必ず集合に含まれる(完備性)とか、近い遠いといったものが定義されたりして、繋がってるぞ!という性質をもっていると考えます。ですから普通繋ぎ目はないと考えます。(その意味で、点の順番を入れ替えてその収束先がもとの幾何学的な構造として同じかというとちょっとわかりません。私のイメージのようなものになるかもしれませんし、単純な滑らかな空間になるのかもしれません。) ただし、時間は滑らかであるという物理法則はありませんし、物理法則は時間と空間をもとにして記述されなくてはならないという決まりもありません。もっと、時空上のぼやけた点のようなもので記述できたらなぁと思っている人もいると思います。幾何学では空間上の関数が作る代数により点の概念を与えることができることから、この関数の代数を変形させて普通じゃない点を構成するというか、点なんか無視して関数の代数をもとに空間の幾何学を構成してしまえ!という考えかたもあります。というわけで、単純に空間といってもどうそれを記述したいかで変わってくるのだと思います。ただし、物理としてはそれが現象をきちんと記述できるかで常に試され、できるだけシンプルになるようにリファインされていきます。 だんだん話しが離れ始めたうようなのでこの辺で。

azert
質問者

お礼

僕の疑問に細かくお答え頂き、ありがとうございます。 これで、最後にするつもりでしたが、上にまた興味深いお答えを頂いてしまったので、閉じられなくなってしまいました。 左右反転の問題と時間反転の問題を僕はアナロジカルに考えていたので、左右反転問題が解明されれば、時間問題も解決するような気がします。少なくとも左右反転の方が考えやすい問題だとおもうので。 今までのみなさんのお答えを読み返して思ったのは、時間という概念をあくまで因果性やエントロピーの増大という現象から定義する考えと、観察可能な現象を越えて想定された、数学的に処理される時間という2つの時間認識が交差しているような気がします。例えば後者の時間が反転した世界のなかでも、前者の時間は決して反転しないということがいえるわけです。 左右の空間の分割反転問題でも、時間の分割反転問題と同様な問題が起こる気がするのですが。左右反転も厳密に考えると数学的にしか成り立たないかもしれないと思いました。空間の場合は無限に再分割して並び換えなくとも反転可能なのでしょうか?。

  • motsuan
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回答No.16

時間というパラメータはazertさんのおっしゃる通り向きを変えても、「物質の運動に関する物理法則」は変わりません。沢山の粒子があってなにとも相互作用せず運動しているとすると時間を反転しても全く物理的に全く問題のない世界が実現すると思います。 しかし、出来事が沢山重なる(相互作用を繰り返す)とその出来事の塊の性質(沢山の粒子の運動を記述する空間の性質)として、時間の向きはエントロピーの増減する向きにより区別でき、かつ、私たちの意識の向きはエントロピーが増大する方向しか成り立ち得ないのではないかという主張です。ですから、逆回しの映像は運動の法則を用いて否定することはできませんがエントロピーの減少している方向に回っているようだねということはできる。ということです。

  • motsuan
  • ベストアンサー率40% (54/135)
回答No.15

かなりめちゃくちゃ書いてしまったようでやっぱりあやしすぎましたでしょうか? azertさんの補足に従っていうと Q:その考え方がそもそも成り立つか? 私のA:いいえ。 理由は、普通は「エントロピー増大の法則」で説明されると思います。azertさん的な時間の再構成を行っても、それは私たちの見ている世界とは違うというのが私の考えで、その再構成を実際にやったらどんな風かなと考えてみたのが先の回答です。 (そもそもそういう再構成は物理法則に従っている限り成り立たないのだと思いますが、なんか違う物理法則だったらいいのかなと思って想像して見ました。振り返ってよむとめちゃくちゃ書いてますね) Q:その考え方を通常の考え方を弁別するのは、経済的な根拠以外にあるのか? 私のA:上の答えからこの質問には答えられないのですが、時間の向きは弁別可能か?と言われれば、可能ですということになると思います。物質の運動だけを考えて、時間の向きとして、エントロピーが増大する向きとエントロピーが減少する向きがあります(よって区別されます)。さらに、私たちの思考は時間の向きを持っています。(論理演算においては理想的な素子であっても原理的に情報量の損失により熱が発生する=エントロピーが増大します。Mr.スポックじゃないので論理だけで成り立っているとはいいませんが)。 つまり、私たちの思考の方向(AとBが成り立つならCとなるという方向)を通常、時間が進む向きとよび、その向きはエントロピーが増大する方向です。 ということですが 地道にいくと、まず、ゼノンのパラドックスは「基本的に無限に小さいものを無限に足したらどうなるの?」ということで、もともと有限であったものを分けたのだからもとに戻せば有限の大きさになるという常識を問いただすものだと思います。そして、通常は、実際、有限個に分けて、それを足し合わせ、最後に分割数を増やしていいった極限でも、もとに戻ることを確認し、常識どおりでしたという風に説明するのだと思います。ですから、時間は有限の粒じゃなくちゃいけないというのは少し違うと思います。本当にどういうわけ方をしてもそうなのか?というと、たぶん、有限個にわけるという操作の極限として分けるのであれば問題ないと思います。(でも数学には、バナッハ・タルスキーの定理「半径1の球体を適当に有限個に分割し、それらをそのまま組み立てかえて半径1の球体を2つ作る」というのもあるし、そういう世界では物理法則はどうなるのでしょうね?) 次に、分けた時間のつなぎ目の話ですが、「その何でもありの「つなぎ目」に押し込んでしまえばとりあえず解決して」という部分に関しては、そのつなぎ目も含めて全部ちゃんと説明しますよ!というのが今の物理法則で、押し込んでしまう選択をした時点で違う運動法則を選択しているのだと思います。 エントロピー増大の法則は空間は当方的だ(物質がないところでという意味です)とか、物理法則は場所ごとに変わらないとかいうのと同じような法則で、運動に対する方程式とはちょっと異なり、物理的な運動を記述する状態空間の均等性から出てくるもので、本質的にその空間の中に物理的な状態が運動することにより散らばる(チョコマーブルの生地が白いパン生地の中にこねられて広がっていくように)ためです。チョコマーブルの場所はどこまでも追うことができますが、逆戻しはたぶん無理でしょう。。。前々回と同じことを繰り返しはじめたようなのでこの辺で。

azert
質問者

お礼

なるほど、やはり、分割して並び替えるとおかしな事になるのですか。 難しいですね。やはり物理や数学を自分できちんと学ばないと、と思いました。 最後に出来れば、ヒントとして次のような疑問を解説、あるいは間違えのポイントを指摘して頂ければ、理解の近道になるようなきがするのですが。 幾何学の計算は点の集合を線とするとしても問題なく成立するのでは?。 とすると数学にも「謎のつなぎ目」が入る余地があるのでは?。 そうした数学に負って物理法則の計算は行われているのでは?。 2次元で左右を反転させる操作、3次元で前後を反転させる操作、その延長で4時元めに時間軸を取ってそれを反転させるというのは、数学的には可能では?。 世界が左右反転、前後反転させても認識するすべがにのでは?。 その単純な延長で反転した4次元を認識する事も出来ないのでは?。 よろしくお願いします。

azert
質問者

補足

下の訂正。 世界が左右反転、前後反転させても認識するすべがにのでは?。 >世界を左右反転、前後反転させても認識する術がないのでは?。

  • motsuan
  • ベストアンサー率40% (54/135)
回答No.14

前の回答ではazertさんの質問とずれていたようなので再度チャレンジして見ます。 azertさんのお考えになっていることは (1)時間を細切れにする (2)細切れにした各コマの中での運動を考えると時間の向きに関係ない (3)そこで、そのコマの順番を逆向きに入れ替えれば時間が逆行しているようになる (4)そして、各コマで物理法則違反をしていないのでその寄せ集めも物理的になんら問題ないだろう (逆にそうなるくらいコマを細かくとることができる) という主張と考えてよろしいでしょうか? 確かにある場所だけに限って時間を細分(不可逆な拡散が起こらないほど短い細分)したり、各点ごとの物理法則は時間反転に対して可逆なのだと思います。だからそういう細切れの時間を設定することは可能なのだろうと思います。問題はその細切れの時間をどうつなぎあわせるかということです。  azertさんはたぶん短い時間なので止まっているも同然だから前後のコマの順序を逆転しても大丈夫!とおっしゃりたいのだと思います。 一方、物理的には、運動(軌道と運動量)は連続でなくてはならないので、そりゃおかしい!ということになるんだと思います。(ゼノンのパラドクスですね) 無限に細かいぎざぎざの運動は力学的かという問いになると思うのですが、それは物理法則を変えることになると思うのです。  以下は私のイメージです。 時刻Tn(n=0,1,2,..)と時間を分割して各区間をPn = (Tn,Tn+1)として...,Pn-1,Pn,Pn+1,..を...,Pn+1,Pn,Pn-1,..と並べ替えたとき、そのつなぎ目で物理法則が崩れます。その崩れ具合は確率過程的に考えればいいような気がしますが具体的にどうやるかはわかりません(つなぎ目での運動のずれ具合がランダムに分布しているようなイメージをもっているのですが、区間内で通常の運動法則にしたがっているので独立なパラメータとしてしまってはきっとまずいんだと思います。ただ、通常の運動法則に従った部分に関しては、本質的なずれとは関係なく統計的に見れば打ち消されるような気もします)。この筋に沿えば、つなぎ目のずれ具合は平均して現状の物理法則(時間発展の演算子)にすることができますが、その物理法則(時間発展の演算子)の揺らぎは時間に比例する成分となって(したがって時間の分割に関係なく)残ってしまうと思います。(現象は揺らがずに物理法則が揺らいでしまう・・・物理法則が揺らがずに現象が揺らぐことと同じことをいっているんですけどね) ...というわけで、相対性原理(どんな系でも変わらないのが物理法則だ)というポリシーには反しているような気がします。 わけのわかんないたわごとかもしれませんが、以上がazertさんのイメージから私が強引に想像したことです。 もうひとつ、私が手を動かそうと思って脳が信号をだして筋肉が動いてという状況を時間反転したとき、私は手が動いてその信号を脳が受けてどう感じるのだろう?と想像しましたが、ちょっとできませんでした。たぶんそのときは私の精神というものが存在しないように思います。 さらに、前の回答でエネルギーをつぎ込めば私という物体のたどってきた時間経過を逆転できると書いたのですが、その方法が思いつかないのでその部分を取り下げます。

azert
質問者

お礼

ありがとうございます。僕の考えた過程はmotsuanさんに分かりやすくまとめて頂いた通りです。そして「物理的には、運動(軌道と運動量)は連続でなくてはならないので、そりゃおかしい!ということになるんだと思います。(ゼノンのパラドクスですね)」 という指摘は、僕の考えた過程を反駁する本質的なものだとおもいます。「時間を無限に分割可能なものと仮定すると矛盾が生じる。故に、時間には分割不可能な単位が存在する」という推論がLITHRONEさんが紹介してくださったサイトにありました。確かにその通りです。 しかし、さらに詭弁を弄すると、次のような、理論は成り立つでしょうか?。 そもそも通常な時間が、連続的なモノではなく、非連続的な細切れの時間(ここでは時間の進行は無視できる)と物理法則がくずれたつなぎ目によって成り立っている、と。 これが理論と呼べるかは分かりませんが、ゼノンのパラドックスは、その何でもありの「つなぎ目」に押し込んでしまえばとりあえず解決して、かつ、そのまま並び替えも出来るのではないかと考えてしまいました。

azert
質問者

補足

motsuanさんからの回答への補足ではありませんが、どんどん僕の仮説が詭弁化していく傾向にあり、誤解を生むおそれがあるので、この場を借りて補足くさせていただきます。 僕の疑問は、ある方法で時間の反転を考えた時に、「その考え方がそもそも成り立つか?」という疑問と、成り立つとしたら、冗長で詭弁的な「その考え方を通常の考え方を弁別するのは、経済的な根拠以外にあるのか?」ということです。 例えば、下で専門家の方から 「名付け方の自由度と,自然な時間の進行方向の話とを混同しておられるような気がします」 とご指摘を受けましたが。 「現象を説明する理論モデルのたて方の自由度と一般に言われている自然な理論モデルを混同しておられるような気がします」 と勝手に言い換えが可能ならば、正にその混同を分別する根拠が聞きたいということです。

noname#8665
noname#8665
回答No.13

これ、物理なんでしょうか? うう~ん?完全に理系処理能力0の人間なので、 ちょっとわかりかねますが.... これ、結局は認識の問題ですよね? だって、物理ベースで時間の進行方向を規定したところで、 結局のところが、この疑問を生み出すからです。 「え?だって、その検証をするときに時計使ってるでしょ?」 この時点で、すでにその検証自体が「時間は進むもの」 という概念ベースに成り立っていることですからね。 ただし、逆にいえば、今のところ時間を逆に動かす為の 物理法則とか、寸断して並べ替えできる物理法則なんぞというものの 存在も聞いたことがないということも事実です。 だから、まー、人間が「時間は進むもの」という概念をベースにしてしか、 発想できないという限界があると同時に、時間を逆転させる物理法則は きっと存在しない。 そういった意味あいでネガティブに肯定する以外に 肯定方法がないような.... もしかしたら、人間が時間の逆転を知覚できないから、 その物理法則を発見できないのでは? とか問われたら、返す言葉もない論理なんですが(笑) 時間の逆転、寸断、置き換えを人間が知覚できない実例として言えることは、 例えば音楽を逆回転してみると、逆に聞かされていることは理解できても、 これがもともと何の音だったかということは普通知覚できませんよね。 これ、時間の逆転を知覚できるのであるとすれば、最初の音を聞いた時点で 「本当はこれは何の音だ!」って知覚できるはずなんですね。 ところがそれができない。 それはなぜか? その為にはその音の最後と最初を同時に聞かなければならないからです。 (意味わかんないですか?) つまり、最初の音を聞いた時点で、最後の音を聞き、 その音の流れを頭の中で整理し、再度逆回転しなければならない、 という作業によって初めて 「最初の音が聞こえた時点で何の音の逆回転か、認識できる」 しかも考える時間0(笑) ハイ、不可能(笑) このためには、全ての時間軸のなかにいる自分の意識が連絡 しあって情報を交換しあうことが必要となります。 と、すると、時間の逆転を認識可能である生物が存在するとすれば、 その生物は、生まれたときからどうやって死ぬか知っていることになります。 うは~、人生つまんなそ~(笑)それじゃ、人生全部義務じゃん(涙) (このようなテーマを扱った小説にカート・ヴォネガット「スローターハウス5」があります。お時間あれば御一読を。) これによって、azertさんの言うところの、 「時間を無限に細かくサンプリングして過去と未来を反転させても、その時間内にいる人にとっては過去から未来に進む時間と全く区別できない」 これ、裏打ちされます。 なので、結局のところ、 人間の認識が(もしくは認識を)実験の内容を観測することによって 答えを出す物理には、実は時間の逆転も正転も証明できないんじゃないかと。 だって、人間は正向きにしか時間を認識できないんだから。 以上。 詭弁ですか?

azert
質問者

お礼

いろいろ参考になるお答えありがとうございました。 「これ、物理なんでしょうか? 」というご指摘、僕も実のところ分からないので、物理ではどう考えるのかお聞きしたかったわけです。 でも、現象の説明原理である限りの物理は、正に認識の問題だと思います。 例えば、こんな事を考えたことがあります。 物理学者が超能力研究家に、「あなたの言っていることは物理法則に反している」という発言をよくしますよね。しかし、物理法則が絶対だとしたら超能力研究家の非物理的な発言や行為も実際のところは全て物理法則に厳密に則って行われているはずです。物理法則は知っている知らないに関わらず反することができないものですから。その場合の物理学者の主張は、物理法則に従えということではなく(だとしたら、物理法則の絶対性を信じている限り物理学者の主張すべき事がこの世から無くなってしまう)物理法則を正しく「認識」するべきだということです。 勿論、物理には実践的な意味もありますが。(農作物を円形になぎ倒されて被害にあって困っている農家があるとしたら、宇宙人の仕業と考えるよりも、いたずらやプラズマの仕業と考えた方が、効率の良い対策が出来るでしょう。) 話が逸脱してしまったかもしれませんが・・・。

noname#11476
noname#11476
回答No.12

おもしろい質問ですね。この質問をみてある一つのことを思い出しました。 「物理法則は人間の手によって生み出された物である」 という考え方です。 つまりすべての物理法則は、人間の意識の中で、まわりを観察することにより生まれた物であるから、その物理法則は人間と無関係ではなく、人間という存在に関わらない絶対的な物ではないという主張です。 この考え方にたつと、人間が時間の因果律にとらわれた意識を持っている限り、(人間の生み出した)物理法則は絶えず時間は過去から未来へと進むことが前提になるでしょう。 ちなみに、私の知っている限りでも、物理法則の式を解くと正の時間方向の他に負の時間方向の解をもつ式もあります。 通常は切り捨てますが。 私の結論は、人間の観察出来ない領域では時間の概念も全く異なることがあり得るだろうということです。 しかし、それを人間が見つけるのは無理じゃないかと。人間の意識自体が時間的な概念を含んでいる以上はね。 だから、ご質問の物理的にあり得るかどうかというの対する回答は、人間の生み出した物理法則ではあり得ないが、まったく違う概念の存在から見ればあり得てもよいだろうというのが答えです。 では。

azert
質問者

お礼

お答えありがとうございます。 「物理法則の式を解くと正の時間方向の他に負の時間方向の解をもつ式もあります。通常は切り捨てますが。 」というお話しは非常に興味がわきました。 人間の意識も物理法則の限界に拘束されているというお考えをもっともだと思う一方、人間は、経済的な視点を無視した冗長なものであれば、物理現象を矛盾無く説明できる変な理論モデルをいくらでも思いついてしまうような気もするので、不思議です。

  • suno-man
  • ベストアンサー率35% (28/78)
回答No.11

根拠というか、いわないのか? ・細胞が老化する ということではありませんか?簡単に言えば、 ・周りの空間が変化する ということでは?簡単すぎてごめんなさい!

azert
質問者

お礼

ほんとに簡単すぎて、誤読してしまったかもしれませんが、時間が進むという認識を発生させる根拠として「細胞が老化する」「周りの空間が変化する」というキーワードを挙げて頂いたのだと思います。 「細胞が老化する」というのは人間の「記憶」の問題にも通じているかもしれませんね。難しい問題ですが考えてみます。