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上部直腸癌の術式について
医療系の学生の者です。 外科の試験問題で「上部直腸癌の術式を述べよ」という問題があり、その回答が高位前方切除術+第三群リンパ節切除となってました。上部直腸癌に対し高位前方切断術を行うのは納得できるのですが、実際に上部直腸癌に対して低位前方切除術を行うことは無いのでしょうか? また、直腸癌の術後機能障害(排尿障害、性機能障害、排便障害)を予防するような術式ってどんなものがあるのでしょうか? 手元の資料で調べたのですが、載っていませんでした。 どなたかご存知の方、もしよければ教えてください。 よろしくお願いします。
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noname#2787
回答No.1
専門科じゃないけれど。 >実際に上部直腸癌に対して低位前方切除術を行うことは無いのでしょうか? 無い。 診断結果で上部と言い切れるのであれば無いと断言。 ただし空けてみたら違ってたというのはナシね。 この質問が出るということは、各手術法の侵襲度やそれによる障害の出現について理解できていないからと思われます。手術法の違いで解剖的に触らねば成らない場所、術後の状態を想像しながら術書を読めばいいと思います。直腸の容量が減ればそれだけ排便には問題が出やすいし、低位になれば周辺の神経組織などへの侵襲も増えることが予想されます。 肛門括約筋温存手術や骨盤神経の温存が『予防するような術式』にあたります。 泌尿器科の手術でも同じ部分を触れますからいっしょに見ておくといいですよ。
お礼
厳しいご指摘とご指導ありがとうございます。 確かにshu_s先生のおしゃるように、各手術法についての学習の仕方が甘かったと反省しております。 とりあえず、今夜から一つ一つ丁寧に、勉強しなおしてみます。 また今後も機会がありましたらご指導よろしくお願いします。