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供給ガスの発熱量を高発熱量で表す理由
都市ガスやLPガスの発熱量を高発熱量(高位発熱量、総発熱量)で表すのはなぜでしょうか? 一般的に、熱機関やボイラーでは水蒸気の蒸発潜熱が利用しにくいため低発熱量で表すようですが、 ガスの場合を高発熱量で表すのは、排熱回収方式を適用しやすいためなどといった理由があるのでしょうか?
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燃料の主成分は炭化水素(炭素と水素の化合物)で、燃焼により水と二酸化炭素を生じますが、ガスは石油や石炭に比べて、水素が多いので高位発熱量と低位発熱量の差が大きくなります。 さらに、燃料電池のように水素を燃料としたものはその差がもっと大きなものになります。 以前はあまり潜熱を利用することはなかったので、低位発熱量で問題はなかったのですが、潜熱回収型給湯器や燃料電池などとの効率比較をするようになって、高位発熱量を使うようになってきたのだと思います。
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- ojinzoku
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⇒:○ご参考資料 http://www.jsrae.or.jp/annai/yougo/153.html >都市ガスやLPガスの発熱量を高発熱量(高位発熱量、総発熱量)で表すのはなぜでしょうか? ⇒● 1:発熱量は熱量計で測定される.熱量計では、水蒸気は凝縮するため,高(位)発熱量が測定される. 2:低(位)発熱量=高(位)発熱量(JIS K2279)-水蒸気の凝縮潜熱×水蒸気量 計算式で求められる。 3:高位発熱量が使用されている主なもの...(資料参照) 4:低位発熱量が使用されている主なもの...(熱効率を表すとき使用) >一般的に、熱機関やボイラーでは水蒸気の蒸発潜熱が利用しにくいため...理由があるのでしょうか? ⇒● 1:成績係数(COP)を表すには、両方とも使用されるようです(低発熱量のほうが高くなる) 2:国の統計、省エネ法、温暖化防止などでの化石燃料の発熱量は、高(位)発熱量を使用しています。 3:ゴミの焼却炉(発電)の設計上は、低発熱量のほうを重要視していました。 理由:水分が非常に多いので 以上 ご参考まで
お礼
お礼が遅くなりましたが、ご回答ありがとうございます。 No.1, 2の回答と、熱量計の原理から低発熱量は直接測定できないこと、 これらの理由が合わさって現在の様な表示基準になったのかなと感じました。
- outerlimit
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一般消費者向けだからでしょう (むかし 訳がわかりそうも無い相手に わざわざ低い数値を出すデメリットの方が大きいと判断した名残でしょう)
お礼
ご回答ありがとうございます。 なんだかにわかに信じがたいですが、ということはひょっとしたら 今後は、COPがAPFに変わったり、CODがBODに移っていったように、 熱利用システムによって使い分けていくようになるのかも知れないですね。
お礼
お礼遅くなりましたが、ご回答ありがとうございます。 潜熱が多い分、熱回収しやすいことが理由にありそうですね。 潜熱が利用されだす前はガスも低位発熱量を表していたのでしょうか・・