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ここだけの話、日産って何故存続させられたのでしょうか??
思えば、'99年の経営危機の際、国内のメーカーはどこも日産という企業に手を差し伸べようとはしませんでした。少なくとも、あのトヨタでさえ「無理」と言った程だったと記憶しています。 ですが、そのあとでルノーと資本提携を行い、カルロス・ゴーン氏がCOOとなりました。しかし、現状は、よくも悪くも皆さんのご存知の通りです。 というより、どうして当時の日産が「会社更生法」の適用を申請しなかったのでしょうか?少なくとも、現状で今のような状態になるんだったら、いっその事、'99年の時点で同法を申請し、会社を整理してしまった方がよかったのではないか、という考えがふと浮かんだので、質問させて頂きました。 要点は以下の3つ。 1.会社更生法を適用しなかった理由。 2.会社更生法を適用を申請した際の業界への影響。 3.もしも、'99年の時点で会社更生法を適用した場合、現在の自動車業界はどうなっていたか。 以上、よろしくお願いします。
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- o-sai
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勝手な推測ですが、当時の状況を考えると日産のような超大手企業が会社更生法で整理を進めてしまうと銀行や証券もかなりのダメージを被るので、 少なくとも国内の銀行再編が終わるまでは時間稼ぎをする必要があったのではないでしょうか。 日本経済がバブルの後遺症から立ち直る為には外国企業との資本的連携も方法として必要である、ということを例として示したい政治的判断もあったかもしれません。 個性的な技術もなく、魅力的な車も作れず、販売不振にあえいでいた日産でも自動車メーカーとしてはルノーよりマシなのは事実で、 車種と販売網を絞って高利小売にシフトしていけば十分に立ち直れるという採算も投資側にあったのかも。 (でもGT-Rをあんな地味なデザインと安い価格で出してしまうのはどうかな、と私は思いますが・・・)
- oNiOnEg39
- ベストアンサー率55% (32/58)
会社更生法を申請すれば社員を路頭に迷わせることにもなるし、そう安易にやるわけにはいかなかったのではないでしょうか。 それに、個人的には現状がそこまで悪いとも思えません。海外、国内ともにそれなりに車が売れているみたいですし。 あとは・・・もし会社更生法を申請していたら、今ごろOKWAVEには「ここだけの話、日産って何故存続させられなかったのでしょうか??」という質問が投稿されていたことでしょう。 ・・・なんかものすごくイヤミな感じの文章になってしまいましたが、悪意はないので、気を悪くしないでくださいね(汗
お礼
ありがとうございます。 "あとは・・・もし会社更生法を申請していたら、今ごろOKWAVEには「ここだけの話、日産って何故存続させられなかったのでしょうか??」という質問が投稿されていたことでしょう。" ありえますね(笑)。 というより、結局、「会社更生法」の適用を申請しても、痛みはゴーン体制突入と、大して変わらなかったのではないか、と最近は思います。結局、首を切ったり、下請けにかなりキツい要求をしたりしたのは事実なんですから。
- oska
- ベストアンサー率48% (4105/8467)
>会社更生法を適用しなかった理由。 先ず、国策会社が前身だという事。 次に、自衛隊への武器開発・製造・納入会社だという事。 (輸送関係以外にも、エッ?と驚く武器を納入しています) 三番目は、自動車業界はピラミッド構造ですから中小企業への影響が大きい事。 1台の車製造に必要な部品メーカー数を知ると、びっくりします。 >会社更生法を適用を申請した際の業界への影響。 中小部品製造会社の多くが、倒産したでしようね。 今ではメーカーの枠を越えて部品製造・供給していますが、当時はメーカー以外への部品供給はタブーでした。 「親亀こけたら皆こけた」の時代です。 >もしも、'99年の時点で会社更生法を適用した場合、現在の自動車業界はどうなっていたか。 完全な割り振りが完成し、トヨタの一人勝ちでしよう。 トヨタの影響力が高くなり、「自動車業界の意見=トヨタの意見」となったでしようね。 今よりも、トヨタの業界・政界への比重は高くなっているでしよう。
お礼
ありがとうございます。 ・・・もっとも、カルロス・ゴーン氏を呼ぶよりは、日産が「会社更生法」の適用を申請して、一旦業界がゴチャゴチャになった方が、業界的にも、政治的にも良い方向に進んだのかもしれないな・・・って最近は思ったりもします。 あんな形で、中途半端に日産が残ったのが、現状の業界や政治の状態なのか、とも考えてしまいますね。 しかし、国策会社云々という割には、政府は何の手も差し伸べませんでしたね・・・
お礼
ありがとうございます。 "銀行や証券もかなりのダメージを被るので、少なくとも国内の銀行再編が終わるまでは時間稼ぎをする必要があったのではないでしょうか。" しかし、少なくとも現在の状態を見る限り、それによって大きなダメージを与えた方が、銀行や証券、というか経済は、現状よりも良くなったかもしれませんね・・・。 "日本経済がバブルの後遺症から立ち直る為には外国企業との資本的連携も方法として必要である、ということを例として示したい政治的判断もあったかもしれません。" これは、見事に外れた、と評価できなくもないですが・・・。