- ベストアンサー
障害者の音楽鑑賞
先日、とあるオルゴール館に行ったところ、偶然、館内のホールで 無料のミニコンサート(オルゴール館への入場は有料です)が、 行われており、家族で鑑賞して来ました。 会場は小さめのホールでおそらく150人くらいのお客さんが 入っており、時間にして30分ほどのものでした。 前半の15分ほどは、アンティークのオルゴールの演奏で 後半は、プロの演奏者による弦楽器の四重奏でした。 で、ここからが本題なのですが、 後半の弦楽器の演奏の際に後方から『ヴォーーーッ!!』 という叫び声が響きました。 振り返ると、障害者優先席に座っている小学校低学年の男の子が お父さんに対してなにか訴えているようでした。 おそらく叫び声の感じから、なにかしらの障害をお持ちのお子さん なのだろうということが分かりました。 その後、演奏が終わるまでの15分間のあいだに、4回ほど叫び声が ありましたが、 私としては、『親御さんは、情操教育としてお子さんに最後まで 聞かせてあげたかったのだろう』と、無料のミニコンサートということもあり 許容の範囲と理解したのですが、ホールを出る際に私のそばにいた初老のご夫婦が 『あれでは退室するべきよね』『演奏者にたいして失礼だ』 という話をしていたのも耳に入りました。 たしかにそういった考え方も一理あるなとも思えたのですが、 やはり、この親子はマナーとして退室するべきだったのかどうか 皆さんのご意見を広く伺えたらと思いアンケートカテに 質問させていただきました。 よろしくお願いいたします。
- みんなの回答 (9)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
主催・演奏者とも 障害者優先席が設けられているのですから、それ相応の事態も予想されているモノと思います。 私は退室しなくても良いと思います。 叫び声は感動の声だったかもしれませんし。
その他の回答 (8)
- baka_inu
- ベストアンサー率58% (148/254)
はじめまして。 養護学校で教員をしています。 (障害理解の有無にかかわる質問ではない、という気がしていますが…一応立場の表明ということで) >やはり、この親子はマナーとして退室するべきだったのかどうか 「マナーとして」ということなら、退室するべきだったのでしょう。公的な場で物音を立てることは、ふつうマナー違反となりますから。 「人の情けとして」なら、周囲は何を責める必要もないことでしょう。子供のすることですから。 私が聴衆の一人なら、特に事情がない限り、気にしません。 私がその子の親なら、退室したかも知れません。私は人に迷惑をおかけすることを避ける傾向があるので。でも、どうしても聞かせたかったら、心で誤りながら、退室しません。 先の回答者の方々が書かれている通り、様々な考え方があり、様々な「正義」があると思います。どれも正解だし、だからこそ、ぶつかり合ってしまうというか。 聴衆の中に、その日のコンサートはどうしても大事に聴きたい、という方がいたかも知れません。出演者に対し特別な思い入れがあった人がいたかも知れません。これが一生で最後のコンサート、と思って聴いていた方がいたかも知れません。 それぞれの方が、それぞれのストーリーをもっています。誰が知るわけでもないし、誰が気づくことがなかったとしても。それを知ったとき、相手の一言の裏に隠された重みが分かるというか…。逆に言えば、相手のことを知らない自分が、何を言えることもないでしょう。 だから、こういう問題に対して一般解は存在しませんよね。 それぞれがどう考えて行動するか、ということでしかない。 簡単に解決できる問題ではないんです。 より寛容な社会になることを目指し、私は自分にできることをするしかないと思っています。 話をする機会があれば、障害をもつ方とご家族が、いかに苦労し些細なハードルをどれだけ必死に越えようとしているかを、話すようにしています。 社会的なサポートがどれだけあるのかを話しています(実際にはほとんどありませんから、聞き手に少なからずショックを与えます)。 私自身にできること、私がしていることを話すこともあります。 相手の心に火をつけることしか、私にはできません。 でもそうやって、私の周りから変えていくしかないことかな、とも思っています。 (こういうサイトに書き込みをする理由の一部も、同じ意図です) そんなわけで、「~すべき」とは思わないけれど、私が思っていることに賛同して下さる方が増えると、私も周囲も幸せかなぁ…という感じです。 何かの参考になれば幸いです。 では。
お礼
回答ありがとうございました。 回答を何度も読ませていただきました。 たしかに、正しい答えはないのかもしれません。 回答者様のお考えを読み、押し付けや義務感ではない気持ちが本当は大切なのかなと感じました。 私も、様々な人が様々な場面で、より豊かに人生を謳歌することができればいいなぁ と思います。 その実現のために私自身が何ができるのか、学び、考え、行動したいと思います。
補足
この場をお借りしまして…。 皆さんに良回答ポイントを差し上げたいところですが、それが出来ないのが残念です。 私は結構最初に自分の意見を述べることをいつもためらってしまうので 最初に回答を頂いたANo.1の方と、他の方とは異なった意見を述べられたANo.3の方にポイント付与させていただきました。
- asaka3
- ベストアンサー率33% (85/255)
広汎性発達障害を持つお子様と、 普通学級にて関わったことがあります。 彼女は、聴覚がとても敏感で、 うたのCD でも、伴奏に使っている楽器や曲調にて、 ノリノリになったり、 耳をふさいで大きな叫び声を上げたりと、 こちらでは分からないような反応の違いがありました。 ですので、 曲調が変わったことで反応が違うのは、納得できる気がします。 連れ出すかどうかの基準は、そのお子様が辛いか楽しいかによるかと 思います。 でも問題は単純ではなくて、 同じ障害者というくくりであっても、 情緒と、聴覚と、 どちらに配慮すべきかはむずかしいと思います。 知人は病気で片耳の聴覚が無く、もう片方も、結構厳しい状態で、 音楽を聴く場で、別の音がしていたら、全く楽しめません。 勿論、見た目では全く分かりませんが。 障害者に配慮と言うことでしたら、 片方立てれば、もう片方が立たず・・・。 ちょっと場面が違いますが、 狭い歩道で、点字ブロックがずーーっと続いている道を ベビーカーで通らなければならないときがあり、 ずーーーっと、がたがたがたがたしていたみちで、 子どもの頭ががくがく揺れているのを見て、 むずかしいと思ったものです。 車いすの方だったら、きっとその歩道を通るのは、 きついと思ったのです。 視覚障害の方の話を聞いたことがありますが、 見えない分、音が頼みの綱とのこと。 結局全ての人に良しとするのは難しい。 だったら、 例えば聞く場であれば、 誰であっても、聞こえるように配慮するのが必要なのだと思います。
お礼
回答を興味深く読ませていただき、大変参考になりました。 じつは、私は主婦なのですが福祉を学ぶ学生でもあります。 学び始めたばかりなので、まだまだ理解できない部分は多々あるのですが、 私の中でなにかが変わり始めているそんな感じがしています。 私自身、以前であれば退室派だったと思います。ですので、退室すべきとする 意見もまた納得できるんですよね。 また今回は無料という点で、許容の範囲とされる方が多いのかもしれません。 有料だった場合は、やはりお金を払っている以上、静かに聴きたい、 その権利が当然あると言えます。 では、障害があり、静かに音楽を楽しめない、でも音楽を楽しみたい方はどうすればいいのか。 互いの権利が共生しあえる社会づくりが、市民レベル行政レベルともに 不可欠なのかもしれません。
- AMX005
- ベストアンサー率28% (45/156)
こんにちは。はじめまして。 とても難しい質問ですよね。。。 昨晩こちらの質問を目にしてから何気に今までボンヤリ考えていたのですが、 未だ考えがまとまらないままここに居ます。。。 でも一箇所「これはどうなの???」と感じたのは >『演奏者にたいして失礼だ』 これはその初老のご夫婦が代弁すべき事なのでしょうかねぇ。 そこに私が同席してたのであれば、 >『演奏に集中出来ない私達に失礼だ』 と、ご夫婦が仰られた方がよっぽどマシかな?と。 で、小学校低学年位のお子様の興味や集中力など、健常者、障害者関係なく >弦楽器の四重奏は面白く無いのかな? >もうそろそろ集中力が欠けてきたかな? 位で、“退室”までは望まないと思います。 しかし『お互いさま』って言葉は、もう死語なのでしょうか。。。 この一言で十分フォロー出来る問題だと思うのですが。。。
お礼
はじめまして。 じつは私もこの一件があってから、約2週間が経とうとしているのですが どうしてもモヤモヤするものがあり、答えが出せずにいました。 そうですね、たしかに演奏者の気持ちはこの場合、量りかねますし 『演奏に集中出来ない私達に失礼だ』のほうが、釈然とするところがあります。 ただこのご夫婦にとっては、『演奏者に失礼だ』と思い込めるほどに、 迷惑な行為だと受け止められたのでしょう。 >しかし『お互いさま』って言葉は、もう死語なのでしょうか。。。 >この一言で十分フォロー出来る問題だと思うのですが。。。 『お互いさま』あらためてきくと良い言葉ですね。 回答ありがとうございました。
>無料のミニコンサート ということですから、多めにみてあげましょう。 小さい子供をもったらそれなりの苦労があることがわかりました。 おちおち外食も買い物もできないことがあります。 障害者の子供を持つという機会は今後あるのかないのかわかりませんが、 たぶん、その立場にならないと判らないつらさや苦しみもあると思います。 普段はどうしても遠慮がちに生活をしていると思われますので、 それくらいは許容の範囲ということにしたいと思います。 有料ならば、主催者側が配慮をすべき問題だと思いますし。
お礼
たしかに私も同じ年頃の子を持つ身なので、許容できたのかもしれません。 また、案外、許容の範囲とされる方が多いことに驚きました。 どちらも正論なのかなという気持ちで質問したので、 (むしろマナー違反と考える方が多いのではと予想したくらいです) 障害に対する意識と言うのは、以前に比べだいぶ変わってきているのかもしれませんね。 回答ありがとうございました。
NO.2です。 暴れているなら、退場して欲しいですが、障害者の方なので 叫び声ぐらいなら良いのではないでしょうか。 大きな病院に行くと、障害を持たれてる方が待合室で叫ばれている時が ありますが、治療を受ける上で待っておられるので仕方のない事ですよね。 でも本当に具合の悪い人からしてみれば、耳障りに聞こえるかもしれないし、 吐き気をもようすかもしれません。 どちらも私は、悪くないと思います。 ただ、静かにする事は、その障害者の方には無理な事なのでしょう。 その障害者の方はクラシックが好きなのかもしれません。 全て憶測だけしかお話できませんが、ある程度、健常者と呼ばれる人達が 理解を、示さないと障害者の方達は何もできません。
お礼
病院のくだり、非常にわかりやすく、どちらも悪くないということも もっともですね。 また、健常者と呼ばれる人達が理解を示さないと障害者の方達は何もできないという点にも うなづけました。 再度のご回答ありがとうございましたm(__)m
- cheesuke
- ベストアンサー率37% (6/16)
私は退席しなくてよい派です。 美術館でも音楽会でも思うことですが、楽しむことが下手な人が多いです。子供の頃からクラシックのコンサートで楽しんでいると、大人になってからあんなに畏まって聴かなくてもすむんじゃないか?とよく思います。 みんながもっと自由に芸術を楽しみ身近に感じてほしいと思うので、多少の感情表現が聞こえてきてもアリかな。と。 それよりも、ファミリーコンサートで見かける人。中で子供に飲食させたり、カメラで記念撮影したり、盛り上がるところでも無表情の人のほうが、駄目でしょう。 できる人がちゃんとしないと嫌な気持ちになりますが、その障害児の親子はそれが精一杯だったのでしょうから、私は嫌な気持ちになんかなりません。 今の堅苦しい日本のマナーではアウトかもしれませんが、近い将来セーフになるくらい芸術を楽しむ人が増えていて欲しいです。
お礼
>できる人がちゃんとしないと嫌な気持ちになりますが、その障害児の >親子はそれが精一杯だったのでしょうから、私は嫌な気持ちになんか >なりません。 この辺の考え方をお持ちかどうかという点も、この質問に対する回答の分かれ目になる一つなのかもしれませんね。 >今の堅苦しい日本のマナーではアウトかもしれませんが 一般的に考えればアウトなのかなぁ…? そうですね、身近に気楽に楽しめるクラシックコンサートがもっと増えれば 素敵ですよね! ご回答ありがとうございました。
- JT190
- ベストアンサー率47% (453/960)
退室すべきでしょう。 演奏者や主催者が容認しているかどうかではなく、「他のお客に明らかに迷惑を掛けている」ことが問題です。
お礼
>「他のお客に明らかに迷惑を掛けている」ことが問題です。 率直なご意見ありがとうございます。 当然、そういったご意見の方も多くいらっしゃるだろうと思います。 他人に迷惑がかからない範囲で自分の権利を主張すべきということですね。 どちらの意見が多いのか、その比率はどのくらいなのか、 ネットの特性上、現実の比率とは異なる結果となると思いますが それも知りたいところでした。 ですので大変重要なご回答だと思います。 ありがとうございました。
補足
補足というか、蛇足なのですが… 昨今、小・中学校において、健常児と発達障害・学習障害などをもつ障害児が 同じ教室で学ぶことの是非が問われています。 『障害児に対して暖かく見守りたい』という気持ちと 『我が子が学習に集中できる環境を十分に与えたい』という気持ちが あるかと思います。 これもまたこの質問の件に通じるところがあるような気がします。
障害者席=招待客だったのではないでしょうか? それだったら、演奏されている人も解っていた事だと思うので大丈夫 だと思います。 未就学児入場不可などの(一緒にしてはいけないかも知れませんが) 周りの方に迷惑になりかねない配慮があった場合は考えた方が良いかもしれません。 また反対に、ファミリーコンサートなどの小さい子も対象にしている物 なら良いと思います。
お礼
早速の回答ありがとうございました。 たしかにファミリーコンサートなどであれば、おおむね問題はないのでしょうね。 質問にある初老のご夫婦は演奏者に対しての配慮を話されていましたが 回答者様が、聞く側としてなら『もっと静かに聴きたかった』と思われますか?
補足
障害者優先席は後方に常設のかたちであり(ベンチに『障害者優先席』の文字が ペイントされていました)、定かではないのですが、どちらかというと招待客の印象はなかったです。 また、未就学児不可などの特別な注意書きはありませんでした。 演奏の内容は、短時間ではありましたが、本格的なクラシックの 演奏で、場所柄、家族連れが多くはありましたが、大人向けの演奏でした。 ちなみに、演奏されている方が、たしかイギリスの方々だったかと思います。 欧米では障害者に対しての理解があるということを耳にしますが 欧米の演奏会などではどうなんでしょう。
お礼
早速の回答ありがとうございます >主催・演奏者とも >障害者優先席が設けられているのですから、それ相応の事態も予想されているモノと思います。 私も、主催・演奏者がどう考え、どう感じられたのかというとことろも 知りたいところでした。 >叫び声は感動の声だったかもしれませんし なるほどぉ、そういったことも考えられますね。
補足
>主催・演奏者とも >障害者優先席が設けられているのですから、それ相応の事態も予想されているモノと思います。 障害者優先席については、階段状に段差がついたホールでしたので 上り下りの必要がなく出入りしやすい後方の席が優先席となっており、 明確なことはわかりませんが、体の不自由な方への配慮とも受け取れました。