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株式公開の有益性

現在会社が上場のための準備をしています。 けれども、マネーゲームのような投資が横行する現在において、上場することがいいことだと私は思っていません。 利益としては ・証券会社の審査等があるので、信用が増す ・創業者利益 ・優秀な人材の確保ができる ・ワンマン経営にならない(うちはもともとワンマン経営ではない) 等たくさんあると思うのですが、 それでも株式等で得をする人がいるということは損をする人もいるのではないか。 結局、誰が損をしても証券会社だけは得をするのではないか。 等考えたりもします。 また、上場せずに世界で一番の技術を持った優秀な会社もたくさんありますよね。 そこで、株式を公開して株を買ってもらうことで得られる有益について、どんなものがあるのか教えてください。 一番気になっているのは、得をする人がいる限り、損をする人もいるのではないかということです。 そうした公共的なデメリットを考慮しても、上場のメリットはあるのでしょうか? 蛇足ですが私は、独身の叔父が持っている1億の遺産をユニセフにでも寄付すればと思うような性格です。 こんな私にわかりやすく説明してください。最終的にみんなが得をする方法があるのかどうか教えてください。 いまのままでは、気分が晴れないまま、マネーゲームの手伝いをするような感覚で仕事をしてしまい、モチベーションがあがりません。 よろしくお願いします。

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  • walkingdic
  • ベストアンサー率47% (4589/9644)
回答No.3

基本的なところで仕組みが理解できていないのかもしれません。 まず、何かを社会のために生み出そうと考えたとします。 「社会のために」というのは、そのまま「社会に売り出して買ってもらえるようなもの」と置き換えることが出来ます。なぜならば社会にとって価値のないものは社会では売れることはないからです。売れるということは買う価値があるということであり、それは社会に貢献しているということを意味します。 次に、どうやってそれを生み出すかを考えます。 製品であれば、まず原材料を仕入れて加工しなければなりません。 輸入業でも海外の製品を見て周り、良いと思う製品を輸入して販売となります。 これらの作業には、会社の事務所が必要であったり、原材料や商品を購入する代金が必要であったり、加工するのであれば加工する装置が必要であったりと、資金が必要になります。 では資金をどのようにして調達すればよいのかという問題にぶつかります。 その「あるもの」を考え付いた人が、それだけの資金も同時にもっていれば話は簡単です。でもその資金がない場合にはどうしましょう。 もちろん金融機関が貸してくれれば、それを元手にということも考えられます。 しかし、その場合には金利負担もかかるし、金額的に多額の融資はとてもしてくれません。なぜならば危険性が高いからです。危険性が高い場合でもあえて貸し出そうとすると、とんでもなく高い金利をつけざるを得なくなります。(金利はリスクを考えて設定されます) それでは金利負担が大きく、とても融資してもらっても採算が取れなくなる可能性が高くなるわけです。 そこで登場させたのが、「投資」です。その投資の仕組みの一つとして「株」があります。 株式を発行することで、その資金を集めます。株式には何の保障もありません。 つまりもしかしたら紙くずになるかもしれません。 ただ将来性を期待して株に投資します。 つまりハイリスクです。 では何故ハイリスクにもかかわらず株に投資するのでしょうか。 理由はその企業が成功して大きくなった場合、その株の価値は購入時の価格を大きく上回ることになるからです。 つまりハイリスクハイリターンという仕組みが出来上がります。 そして企業にとっても、融資と異なり、金利の負担という重荷がありません。 ところで、「その株の価値は購入時の価格を大きく上回ることになるからです。」と書きましたが、株の価値が高くなったというのは、言い換えるとそれは何らかの市場できちんと株価として評価され、また買い手が付かなければなりません。 つまり、株を評価する市場が必要になります。それが株式市場です。 いわゆる上場とはそういうことを意味します。 では世の中にある上場していない企業というのはどうなっているのでしょうか。 株式の売却はできなくはありません。ただそれには色んな条件、制約があり、自由に他人に売却は出来なくなっています。つまり事実上、企業が成長しても、上場してくれない場合には、その株式は株式のままで、換金できないので、価値はないに等しいままです。 上場していない株式会社は大まかには2つのパターンに分かれます。 A.創業者なりその一族なりで株を保有している会社 B.上記もあるかもしれませんが、それ以外の第三者の投資家による投資が行われている会社 このうち、Bのタイプの会社は初めから将来の上場を約束して起業しなければなりません。なぜならば上場がありえないのであれば、そもそも第三者による投資もなされないからです。 問題はAの会社です。 Aのタイプの会社にとって、「上場する」というのは必ずしも必要ではありません。 株主である創業者なりその子孫なりの一族が「会社の価値」を外に売却しようと考えなければ、単に「会社が得る利益の配分」をもらうだけで満足するならば上場の意味はありません。 このAのタイプの会社が上場すべきなのかどうかは、それ以外のほかの色んな要素で考えるしかありません。これはケースバイケースのところがあり、直ちにこうだという答えはありません。 ところで株式投資により利益を得ることに批判的ですが、投資家は、「社会のためになるものを生み出す会社」を資金を出して支えるという意味があります。 もしその会社が失敗するような会社だとすれば、それに投資した投資家は、「社会のためにならない会社」に投資してしまったわけです。 単純にそれだけの意味なのです。 一方で逆に見方を変えてみましょう。投資家が出す資金というのは、ある意味余剰資金です。もしこのような仕組みがなかったとしたら、その余剰資金は預金されているだけにすきません。 つまり、その場合には社会にとって資金を必要としているところに資金は行かず、眠っているだけとなるわけです。 それでは社会の発展も望めないし、資金は無駄に放置されてしまうだけです。 つまり、このような投資という仕組みは限りのある資金を最大限に社会のために活用するというためのものでもあるのです。

yukihara_k
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 返事が遅くなってすみません。 非常によく理解できました。お陰で毎日すっきり仕事ができるようになりつつあります。

その他の回答 (2)

  • uma79
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回答No.2

一番の利益は、資産の増加です。 うまく行っている事業なら、大規模化したいですね。 そのために、まず資金を集める手段なのです。マネーゲームは二の次の話です。 ですが、最近は何でもありの状況でおっしゃるとおり、問題もあります。 たとえば、その株式を無茶苦茶かって10倍とか50倍とか上がりますが、 経営権をのっとられる場合も、そこで売り逃げられて二足三文に下落して、 世間の信用をなくす場合もあります。 ですから、抜群の特許技術などある会社は、公開せず銀行などから借ります。 あなたが、本気で心配しているなら、叔父に説明して1億貸してもらえば、いいでしょう。 ただし、貴方の会社が倒産すると1億は返せなくなりますが。

yukihara_k
質問者

お礼

ありがとうございます。 >あなたが、本気で心配しているなら、叔父に説明して1億貸してもらえば、いいでしょう。 私が会社を経営しているのではなく、私は中規模の企業に勤務しています。 遺産は私の性格を例にしたものです。紛らわしくてすみません。 >ですから、抜群の特許技術などある会社は、公開せず銀行などから借ります。 やっぱりそうなんですねー。これはとてもよくわかります。 >うまく行っている事業なら、大規模化したいですね。 そのために、まず資金を集める手段なのです。マネーゲームは二の次の話です。 ふむふむ、資金調達のため、会社の利益が国益になると考えれば、そこで損得を超えた利益というものが生まれるものなのでしょうか?

  • nrb
  • ベストアンサー率31% (2227/7020)
回答No.1

・証券会社の審査等があるので、信用が増す ならないです・・・・ソニーみたいな優良企業は別です  大塚製薬は有名ですが非上場ですよ  ここより信用が増すなんか・・普通は無理 ・創業者利益  は得ることができます ・優秀な人材の確保ができる  関係無いです 1部上場でも確保は難しいです ・ワンマン経営にならない(うちはもともとワンマン経営ではない)  東証1部でもワンマンで株式の半分持っているオーナも沢山してます  実際 ワンマン企業が多いです メリットは ・株式の流動性が増える  いつでも売れて買うことができる  上場してないと自分で相手を見つけないといけません ・資金調達手段が増えます  転換社債  増資など それくらいですね  東京スター銀行みたいに株式公開で儲けて   低い価格でTOBして儲けるファンドもあります まあ、創業者が大金持ちになる以外なにも無いですね

yukihara_k
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 公共的な有効性はやはりなさそうですね。 どうしよう、仕事と考えにますますギャップが出てきました。

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