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ある推理小説の名称と作家名
ある推理小説?の名称及び作家名を教えてください。内容は次の通りです。 「殺人者が殺人を犯すと必ず自分の犯した行為を恐れ、食事ものどを通らず、夜も眠れないと我々は通常想像する。しかし、それは殺人者の心を想像する我々の心が弱いからである。実は本当の殺人者は殺人を犯した後、いつもと変わらずおいしく食事を摂り、夜も健やかに眠り、朝もいつもと変わりなく目覚めるものだ。…」 今から30年ほど前読んで記憶に強烈に残っているのですが、作家名と作品名を思い出せません。ある推理小説の文庫本で短編集の一つだった思います。フランス?のバーグ?とか言ったのか?再度読み直したいと思って、本屋とかカタログ、インターネット等で調べても全くわかりません。お願いします。どうか教えてください。
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実はこの質問が気になって登録しました。私もそういう文章をどこかで読んだ気がします。 補足を読んで、「世界」「短編」「バーグORバーク」というキーワードで一つ思い浮かんだ短編があります。 トマス・バークの「オッタモール氏(オッターモール氏)の手」です。 創元推理文庫の『世界短編傑作集4』と光文社文庫のエラリイ・クイーン編『世界傑作推理12選&ONE』に収録されています。 ただ、この短編の名前を思いついても、ストーリーはおぼえているのですが本が手元にないし、断言できないんですよね…。でも内容的にはそういう文章がありそうなミステリです。 週末にでも図書館にあれば調べてきたいと思います。気になる~。 http://homepage1.nifty.com/ta/sogen/an.htm#m1 http://homepage1.nifty.com/ta/sfq/queen2.htm#104
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- chiko515
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当方が少々ネットから遠ざかっているうちに解決していたのですね! おめでとうございます。 すっきりしました。私も再読します! トマス・バーグの名前は思い浮かばなかったなぁ。ハヤカワから攻めたので遠回りしてました。残念! 「バークリーとかが書きそうな文章なので、実はフランスものじゃないかな?」とか、 「時代がずれるけどL・ブロックあたりかも」などなど、 久しぶりにミステリ好きの気持ちがうずきました。 回答ではないので書き込むのをためらったのですが、質問者様&回答者様に一言、「感謝」です。 この質問が消えなくてヨカッタ~。
お礼
chiko515さんへ お久しぶりです。あなたの「知りたい」という気持ちが直接伝わってきて、興味深く拝見させていただきました。その後kotnoha1さんが解決してくださいました。みなさんすごいなあと思います。長らく読書から遠ざかっていましたが、また読み始めようと思います。ありがとうございました。
おまたせしました。 「オッターモール氏の手」で合っていると思います。 以下の内容の文章がありました。(私の方で多少変えてあります。) ・不思議に思うかもしれないが、殺人犯は殺人を犯した後でも食事をしないわけにはいかないし、事実する。 ・殺人と悔恨とを結びつけて考える人は、己のか弱い精神と殺人犯のそれを重ね合わせて考えている。殺人犯は夕食に向かっているのに、苦しみと恐怖を感じているだろうと思っている。 初めて読んだときはかなり衝撃的でしたが、今回再読でもとても面白かったです。一緒に収録されているウォルポールの「銀の仮面」も恐怖の描き方が巧みな良い短編だと思います。 参考URLでトマス・バークの作品リストが見られます。 この質問を機に他の短編も読みたいと思っています。きっかけをつくって下さってありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。正直言って、まさか本当にたどり着けるとは思っていませんでした。あのようなほんのわずかな情報だけで類推できるとは!驚き以外の何ものでもありません。やはり聞いてみるものですね。早速再読したいと思います。
補足
トマス・バーク!何者なんでしょう?人間という存在の深淵を覗き見た人物なんでしょうね。その深淵を覗き見たがゆえに、現実の人間の軽さ、破廉恥さを知っているかのような…。そんな気がします。これを機会にトマスバークの他作品も読みたいと思います。
最初の回答をした後、「世界短編傑作集4」を予約したので、明日には「オッタモール氏の手」なのかどうか確実に分かります。 とりあえず私が憶えている内容を書きますね。 (結末のネタバレには気をつけますが、記憶に頼っているので、意図せずしてしまう可能性があります。ここをご覧の方で先入観を持ちたくない方は読まないでください。数行開けます) ロンドンで連続絞殺事件が起こるがなかなか犯人はつかまらない。謎解きタイプではなく、シリアルキラーを扱ったいわゆるサイコサスペンス、犯罪小説タイプ。この辺りが該当の短編かもと思った理由です。 オッタモール氏は捜査に当たっている警官の名前だったような。 記述が一人称か三人称かといった点は残念ながら記憶にないです。
お礼
ありがとうございました。「オッタオール氏の手」のような気がしてきました。明日が楽しみです。そして再読したいし、そのバーグとかいう人物の生きざまを知りたいと思うのです。
補足
私がこの小説を再読したいと思ったのは、ある読書好きの女性と話をしていた時最も感銘を受けた推理小説は…?という話題に行き着き、真っ先に思い出したのがこの小説だったのです。どんな小説家も自分を隠し通そうとする。しかしどんなに隠し通そうとしても、どこかに自分自身を透かしてしまうものだと思っています。もっとも自分を隠してしまうものは、純文学よりも推理小説だと思いませんか。あの小説に現れた「人間」はそれこそドストエフスキーにもまさるとも劣らない悲劇的な人間ではないかと思えるのです。だから興味があるのです。そのバーグ?とか、バーク?とかいう人物に…。
補足ありがとうございました。本当に「推理」みたいで、もどかしく思いながらも少し楽しんでいる自分がいます。「○○だった」と同様、「○○ではなかった」という情報も重要ですね。 現時点で怪しいのは創元推理文庫の「世界短編傑作集」。 中でも3か5かも、ということなので、それと作家の名前「バーグORバーク」という点から3に収録されているアントニー・バークリーの「偶然の審判」という可能性はどうでしょうか? ユーステス卿宛にチョコレート・ボンボン一箱が送られてくるのですが、彼はそれをベンディクスという実業家に譲ります。しかし、それを食べたベンディックス夫妻は中毒症状を起こし夫は命を取り留めるのですが妻の方は死亡します。チョコには毒が入っており、誰は犯人か?というお話です。 違うようでも、事件は殺人なので殺害方法(毒殺・刺殺など)がわかればそれもヒントになりそうですね。
お礼
kotonoha1さんへ。本当にご親切にありがとうございます。先回の回答に書かれてあった「オッタモール氏の手」の内容を教えてください。つまり「オッタモール」というのは人名ではなく、ある仮想人物の名称ではないかと…。つまり、「オッタモール氏」は「K氏」でも「Y氏」でもかまわない仮想人物を示しているのではありませんか?と仮定するとこれかもしれません。お礼を申すべきところなのに、また質問で申し訳ありません。
補足
説明不足でした。「世界短編傑作集」の3か5というのは、あくまでたとえであって、3か5と規定しているわけではありません。ただし「世界短編傑作集?」とかいうシリーズの1つということです。言葉不足ですみませんでした。内容として具体的な人名とか殺人の方法とか全く覚えていないのです。ということは、そのような内容では無いのではと思えます。具体的な殺人を起点として、殺人者を推理するというようなストーリーでなく、一人称の…「独白」のような…よくわからないのです。ストーリーなんてあったんだろうかとさえ思います。ただ最初の質問に書いた内容だけが、鮮烈な印象を残しているのです。
- chiko515
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私、確実に読んでいるのですが、どうしても思い出せません。 ポケミスではありません。おっしゃるとおり文庫です。 自宅にはなかったので、図書館を当てっていますがなかなかたどり着きません。 とっても気になってしまいました。 もうちょっと思い出せることはないでしょうか?ああ、気になります! フランスものなら個人の短篇集ではなくアンソロジーですね。
お礼
ご返事ありがとうございました。ご返事していただいただけで心からうれしく思います。これまで何日経っても何の回答もなく、あきらめかけていたところです。私がまだ若い頃のことです。なぜ今になって思い出したのかわかりません。たしか様々な推理小説作家の作品が収められていた文庫本でした。もともと推理小説をあまり読まないのでなおのこと想定する手だてがないのです。ただそこらの純文学よりもはるかにすぐれた文学と思ったことは覚えています。ありがとうございました。ご返事いただいただけでも満足です。
補足
「補足」の意味を理解しておらず、このように遅れてしまいました。当時をふり返ってみます。文庫の名称は「創元推理文庫」だったかなと思いこんでいますが、実は全く違うような気もします。また当時新潮文庫を中心に角川文庫などを読んでいましたので、それかもしれませんが、わかりません。推理小説の短編集で、外国のものばかりでした。それも同一の作家ではなく、様々な作家の短編集でした。その中で覚えているのが、この小説だけなのです。作家は皆無名?(たぶん私が知らないだけでしょうが…。)文庫の題名は「世界推理短編集」だったかな?どうも「世界」という言葉があったような気もします。何もかもあいまいで申し訳なく思います。作家の名前が「バーグ?ハーグ?バーク?」のような気がするのは、当時確かに作家の氏名を確認した覚えがあるのです。こんな小説を書くのは、書けるのは誰だ?とね…。
お礼
ありがとうございました。紹介していただいた「短編集」を捜して、実際に読んでみようかと思います。ただ、エラリークイーン編ではないと思います。エラリークイーンならば、いくら推理小説の素養に欠ける私といえども覚えているはずですから。でも今回の回答でさらに追求してみようかという気持ちが湧いてきました。ありがとうございました。
補足
当時は光文社文庫はなかったのでは?と思います。「世界短編傑作集」という名称だったような気がします。それも「世界短編傑作集3」とか「世界短編傑作集5」のようであったような気がします。ただ題名が「オッタモール氏の手」という特徴ある題名であったのなら、記憶にのっこているような気がしますが、そんな気がしません。「オッタモール氏の手」という言葉は様々な連想をかき立てるではないですか。それならば、その題名を覚えている気がするのですが、「え?そう?そうかなあ?」と私の記憶の触手を刺激してくれません。掲載していただいた「短編集」のそれぞれの内容が少しでもあればと悔しい思いになりました。なんだか私の質問そのものが、一つの「推理」みたいな気がします。さらに探ってみたいので、ヒントを下さい。お願いします。