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低価格で卓上スピーカーのオーダー
スピーカー自作入門者レベルの者です。 現在、TBの5cmユニットを使用した 簡素なエンクロージャーを欲しています。 本来ならば自作が望ましいのですが、 正直、計算ソフトを用いても正しく設計できる自身もなく、 コンデンサーマイク関係で¥15.000くらいかかるのであれば (何度か使用するのであれば安いでしょうが) オーダーも検討しています。 そこで、スピーカー製作経験者の方に 低価格で簡素なエンクロージャーのオーダーを請け負ってくれる店、 又は自作に於いての最低限の知識 などあったら教えていただきたいと思い、 質問した次第です。 ネットで検索したら、ウッドウィルやアティクスといった 店を見つけましたが、ウッドウィルは、請け負うからには しっかりした物を。といった感じですし、 アティクスはTBのユニットは扱っていません。 さらに(私は東北在住ですが)東北にK2オーディオという店があり、 TBの5cmユニットを使ったエンクロージャーを作っていて まさに好都合なのですが、 店主さんが青森ヒバという材質にこだわりがあるらしく、 メイプル素材(ストラトキャスターのイメージ) に興味のある私としては少し躊躇もあります。 それと、体裁繕い程度の興味で どうせならバスレフのほうがかっこいいかな と思うのですが、TBの5cm、W2-802SD程度の ボイスコイルではあまり効果を成さないのでしょうか? 低域の量より、はっきりした音像を優先すべきでしょうか? これらの質問に些細なことでもいいので アドバイスしていただけたら助かります。 (現状は暫定的にユニット裸で音出ししてます)
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【設計について】 ・密閉型 卓上使用ということでコンパクトさを優先するのなら、密閉型が良いでしょう。 低音が素直に減衰した特性になります。低音の量感不足を感じるかもしれません。 内容積は1リットル以下で行けると思います。 ・バスレフ型 低音の量感を少しでも補いたい場合はこちらにします。 ダクトの共振周波数をいくつにするのか。ダクトの断面積・長さをどうするのかが問題になります。 欲張って共振周波数を低くすると、量感に必要な帯域が凹んだ聴きづらい特性になってしまいます。 ネットで製作例を探す…例 http://blog.supiken.com/wp-trackback.php?p=169 ユニットの取扱説明書に推奨エンクロージャーの図面がないか? ユニットの販売店にエンクロージャーの情報がないか? バスレフの場合、最初から自分で設計するのはリスクがあるので、参考になるものを探した方が良いでしょう。 【製作について】 組み立てまでオーダーメイドすると、結構高価なものになってしまうと思います。 カットのみ依頼して、自分で組み立てるのが良いでしょう。 ・近所のホームセンター…切断精度が店や作業員によりマチマチ。円カットは受けない所もあります。 ご自身で穴あけする場合、このユニットの場合フランジが狭いので、2.6mm以上円が歪むとスキマが出来てしまいます。 ・ネットで業者に依頼 マキゾウ http://hb6.seikyou.ne.jp/home/makizou/ ストーリオ http://www.storio.co.jp/diy/workblog/archives/004000/004100/ コストがいくらになるかは問い合わせないと分かりません。 素材はラワン合板が無難だと思います。(強度、割れ、ソリなど) 表面の平滑さを求めるなら、シナ付きの合板が良いでしょう。 接着の強度は、圧着した状態を保持できるかによるので、ハタガネはあった方が良いです。 長いものは高いですが、20cm位なら300円位です。4本あればOK。 自分で工作をするのも楽しいですよ。
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- Yorkminster
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(1) 測定について。 できるならした方が良いですが、スピーカーを自作している人がすべて測定をしているわけではありません(むしろ、測定していない人の方が多数派では?)。それでも、最低限の音は出ます。業者に頼むにしても設計は自分でするのですから(設計も業者任せなら、自作とはいいませんね?)、測定やシミュレーションの話をし始めたら自作などできなくなってしまいます。 (2) 低価格で簡素なエンクロージャー。 ホームセンターで裁断してもらうことです。銘木(メイプルなど)は置いていない場合もありますが、MDFやパイン材ならたいていあります(パイン材の場合はB級品は不可)。シナ合板なら間違いなくあるので、最初はこれで作るのが楽でしょう。 裁断は、パネルソーでするので、板の端から端まで一直線にしか切れない、切り幅が3mm程度ある、という点に注意して板取りを考え、指示します。マシンによって1mm前後の誤差は出るので、それが見えない裏側・底面に回るように設計できればベストです。 ユニット取り付け用の丸穴は、店によってはやってくれますが、やってもらえないならキリと糸鋸で根気よく空けます。キリの代わりに、ハンドドリルがあるとベターです。バスレフポートは、板の厚さ=ポートの長さとなるようにして、その前後の太さのドリルで穴を開けると簡単です。ポートは、面積と長さが同じなら形を問いませんから、複数開けても良いです。また、板の長さを工夫して、平べったいポートにしても構いません(これなら穴開けの苦労なし)。なお、スピーカーターミナルと内部配線はこの時点で取り付けておきます(口径が小さいのであとから作業するのは無理)。 あとは、木工用接着剤をふんだんに使って張り合わせ、上から電話帳や辞典などで重しをかけ(このときずれないように注意。完成後外側になる部分にはみ出した接着剤は塗れぞうきんでふき取る)、半日~1日経ったら次を接着していきます。 形になったら、紙やすりを角材に巻き付けて整えてやります。60番、120番、240番、400番くらいで十分です。奇麗に塗装するのは木工初心者には難しいのと、木肌そのままの風合いでもなかなか味があるので、しなくても良いでしょう。 ユニットを取り付けたら、まずは音を聴いてみると良いでしょう。その後、水槽用のフィルターの綿を、握りこぶし1こ分くらい、ふわっとしたまま放り込んで聴いてみます。それで、ぼわぼわ・かんかんした音がなくなる適量を探します(あまり何度も何度も付け外ししているとねじ山が馬鹿になりますが)。 TBの5cmユニットは、フランジ幅がなくてユニット取り付け穴の工作がシビアですが、丁寧に、根気よくやれば大丈夫です。業者に頼んだ方が奇麗かもしれませんが、せっかく自作するのだからオリジナリティや手作り感にあふれていた方が愛着が沸きますよ。 (3) バスレフか密閉か。 好みです。バスレフにすれば、けっこう量感のある音になります。2000円のユニットにしては楽しい音ですが、絶対的に見て特別優れた音質というわけでもないので、聴感上の楽しさ重視の方が良いと思います。 なお、容量は、実効1リットルくらいで良いと思います。TBの5cmユニットなら、だいたいどれを付けてもそれなりの音になる箱が作れるでしょう。もちろん、大きくしたら、小さくしたら、というのも経験のうちです。繰り返しますが、厳密にやる必要はどこにもありません。適当にやっているうちが華だと思います。 (4) 自作に要求される知識について。 どこまでこだわるか、によります。1つ、教科書にできる本を挙げるとすれば、故・長岡鉄男・著「長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術 こんなスピーカー見たことない」(音楽之友社)ですが、絶版になったようです。おそらく、同内容の本が、以下のリンクのものだと思います(できれば本屋で内容を確認して下さい)。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31974286 欧米で一般的に用いられているパラメータとは違う基準で設計されていたり、一部独自の理論があるようですが、日本語で書かれたスピーカー工作の入門書としては非常に良いと思います(というか、ほかにほとんどない)。 その上で、他の人が作っている作例を分析して、良いところを盗むのが良いでしょう。ハイエンドなユニットを使っている人、バスレフや密閉以外のエンクロージャーを作っている人のものでも、より深い理解に役立ちます(もっとも、変な方向に走っている人もいるので、情報の質の選別は必要ですが)。
お礼
丁寧なアドバイスありがとうございます。 長岡さんの”こんなスピーカー見たことない(1)”は 数年前、何かの役に立つかも知れんと購入したものが 我が家に在ります。 再度読んでみる事にします。
お礼
マキゾウ、ストーリオといった業者の情報及び、 ハタガネなどのアドバイスありがとうございます。 素材に関しては勝手の悪さを踏まえても、 趣のある素材を使いたいというこだわりが強いです(失敗覚悟)。 No.1さんの意見も合わせて、先ずは密閉式で自作するべきかと思っています。 以前、BOSEのAM-5IIIというスピーカーを使っていたので、 いずれあんな感じで自作サブウーファーを追加できたら、 というイメージもあります。 さらにネットで情報を検索してみようかと思います。