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加藤一二三をほかの分野で例えると?
私は将棋は詳しく分らないのですが、最近彼の著作を手に取り 人間的な面白さで注目しました。 調べてみるとタイトルを奪取していたりするようですが 一流の棋士と調べても大抵名前が見つかりません。 彼はどのような棋士なんでしょうか? 将棋的な説明もお願いしたいのですが、当方は将棋に明るくない為 同時に野球か競馬で例えてくださると理解しやすいです。 「打率は低いがホームランが多い」「○○キラー」みたいな感じで 置き換えての説明も大歓迎です。 面倒な質問ではありますが、どうぞよろしくお願いします。
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- gurugurumurasan
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加藤先生はあれだけ負けても 平然としているところにとても共感できます。 野球に例えると 最多敗戦投手の金田正一選手。 相撲に例えると 最多敗戦力士の寺尾関。 どちらもおもねらない人。 現役は長く、無事是名馬といった感じだと思います。
- bunbun001
- ベストアンサー率27% (71/254)
加藤先生のファンの一人として、エピソード興味深く、読ませていただきました。 実力は回答の中に挙げられているとおり、すばらしい方ですが、 野球でたとえると、 元横浜の種田や、木塚投手、といって、お分かりでしょうか(他に思い浮かばず)。 やはり私は彼の将棋は棋譜で見るより、打ち様をみたいです。 いつぞやは、力を入れて打ち込みすぎて、盤上から駒がこぼれ落ちたのを見た記憶があります。「あと何分」は、ぜひ動画でごらんいただきたい。 このようなエピソードはまるで嘘のようですが、すべて本当です。こういう伝説的な要素は長嶋さんとも共通します。 対局者にとってはいかがなものか、との考えもよぎりますが、見ていてとても気になる、楽しい、映像で見たい棋士です。
- gungnir7
- ベストアンサー率43% (1124/2579)
加藤先生の全盛期は30年も40年も昔ですから、今調べるとヒットしないですね。 当時は中原、米長、加藤の順にタイトル戦に登場してファンの間で知名度は抜群でした。 しかし、その先には大山、升田といった超強豪の先生がいて、 いつも5番手、6番手辺りの棋士という印象でした。 これには本人の人生観(キリスト教)も影響してきます。 とにかく負けても負けても同じ戦法を指し続ける。 棋士は勝たねば商売上がったりですから、普通は負ければ戦法を変えます。 加藤先生の場合は半ば狙い撃ちのようにされる機会も多かったです。 もし、これがなければもっと早い段階で名人を取れていたと思います。 勝負に拘らぬ姿勢から今の若い棋士達は求道者というイメージがあるようです。 加藤先生の行動は非常に独特なのですが、特徴をよく現したのが重戦車です。 その重厚な攻めもさることながら、あの巨体から全身に体重をのせて駒を盤面にたたきつけます。 その他の行動もよくいえばマイペース、悪くいえば自己中心的でした。 相手の迷惑には無頓着なところがあり、結構同世代からは煙たがられました。 それでも将棋一筋、政治的なことにあまり口出しはしないので 米長・中原体制になってからは助けられた場面も多いのではないでしょうか。 将棋の解説に関しては丁寧でハキハキとしていまして サービス精神旺盛なところがアマチュアからは大変評判が良かったですね。
- ceelee-boy
- ベストアンサー率33% (76/228)
歳とっても強いということで、オグリキャップ。実力も上だけど人気はもっと上。 野球で言うと稲尾様、年は2年半若いけど、2年半しか若くない。将棋と野球じゃ選手寿命は違うけど、稲尾様が、楽天の3番手ピッチャーで今も投げているようなもの。 歌手で言うと小林幸子。素人喉自慢で名をはせ、デビュー当時は「ひばり二世」といわれたが、そのことでひばりチャン側から「私は用済みってこと?」っていわれ、業界から干された(名人になれなかった)けど、今は実力もあるけど、別の意味で有名。 干されたというのは、将棋界で出場の機会を奪われたことなどはないが、プロ棋士は皆すごく強く、勝負の行方はほんのちょっとしたことでも大きく影響する(エアコンの音がウルサイとか)そのちょっとしたことがいろいろとあったんだろうと予想される悲運の人ともいえる。まあ、若くて強かったんだから生意気な所とか無頓着な所がたくさんあったと思われる(生意気なところはかなり改善されたが、無頓着なところは未だに残る)。 野茂やイチローがマスコミ嫌いに成ったようなこと。将棋界は野球のように報道されないが、タブロイド紙が大問題だというようなことはたくさんやった。 性格はまじめ。才能豊かでいい手がぱっぱぱっぱと瞬時に浮かぶが、「ちゃんと読まなきゃダメ」なんてうそ?を教えられて一生かかっても読みきれない膨大な変化を、考慮時間中に読んだりする。それが癖になって時間の限り読もうとするので手離れが悪くなって、反則負けになったこともある。 加藤さんを知らないのは歌で言うとチューリップを知らない様なもの。
- Ishiwara
- ベストアンサー率24% (462/1914)
人間として尊敬しています。不思議な人です。将棋のことしか考えない人です。対局中に、廊下に出て、よく賛美歌を口ずさんでいる、とのことです。 対局中、エヘンエヘンの咳払い、それに、突然半分立ち上がってネクタイを締めなおす、など忙しい方です。 ふつうは、有名人になると、人生問題とか社会問題について偉そうな発言をするものですが、加藤さんは、将棋の話以外は絶対にしません。これは彼の信念だと思います。 私は、1局指していただいたことがあります。相手がシロウトでも、あの体重をかけて駒を叩きつけてきます。すごい迫力です。私の後で、他の方と13局指されたのですが、話しに行ったら、例のカン高い声で、私の指し手を丁寧に解説してくださいました。その記憶力に舌を巻いたものです。 また、「長考の末に平凡な手を指す」ので有名です。序盤のうちに時間を使い切ってしまい、終盤では秒読みに追い回されるのが常です。私がサインをお願いしたら、ペンを持ったままジッと長考されていました。結局は、私が予想したように、いつも書いておられる「直感精読」だったのです。それなら長考しなくてもいいのに、と思いました。
- moritan2
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加藤一二三九段は史上初めての中学生棋士であり天才といわれる棋士のなかでも天才中の天才です。しかし、彼は名人は一期しか取れませんでした。名人一期でも普通の棋士にはたいへんなことですが彼の本来の才能からすれば意外な事です。なぜこうなったかと言えば加藤九段には苦手とする棋士がいたからです。大山15世名人と中原16世名人の二人です。この二人はもちろん大名人なので弱かったからと言われたらそれまでですが、他の棋士に対する成績などから考えても弱いというだけでは説明がつきません。とにかく勝負の世界で苦手を作ってしまったのが加藤九段の悲劇でした。
私は、NHKのテレビでしかお目にかかっていませんが、長考派です。 将棋は持ち時間というものがありますが、加藤先生は見ている私たちがいらいらするほど考えています。 ですから、中盤で殆ど持ち時間を使いますから、終盤になると1分将棋が多いですね。 しかし、そこからの差し回しがすごい。先ほどまであれほど時間を使っていたのに1分将棋になると、相手と手が交錯するくらいのスピードで指してきます。読みが深いんですね。もう迷わず一直線です。 そのころになると、割れるのではないかと思うほど、駒を盤に叩きつけるように打ちますから、見ているこちらも力が入りますね。 重量感があって、スピード感(終盤の)があって、好きな棋士の一人です。
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
こんばんは。 加藤先生は、中学生でプロ棋士になった初めてのケースです。 昭和期に8度タイトルを獲りました。そのうち3つは、当時の第一人者であった中原先生からの奪取です。 持ち時間の長いタイトル戦や順位戦での実績がすごいですが、 その一方で、早指しでも強く、NHK杯テレビ将棋トーナメントでは7回も優勝(大山の8回に次いで2位、ちなみに羽生は6回)しています。 重厚で破壊力のある攻めに特徴があります。 見た目も重厚です。(笑) 野球で言えば、球に力があって、先発も抑えもすごかった江夏豊でしょうか。 さて、 加藤先生は異世界の人です。 数々のエピソードで有名です。 プロ棋士では、加藤先生のような人物は、他に見当たりません。 こちらの記事にある「加藤一二三伝説」の項をご参照ください。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%97%A4%E4%B8%80%E4%BA%8C%E4%B8%89 ボクシングで言うならば、ガッツ石松、 相撲で言うならば、高見盛、 野球で言うならば、長嶋茂雄、 といったところでしょうか。