加藤諦三という人
「神経症的な、心に葛藤のある人は強迫的に名誉を求める」というような彼の言葉は、
そのままブーメランですよね?彼の肩書きと著作数の多さが、どう考えてもそれを物語っていると思います。
「劣等感によって動機付けられた行動は、たとえ成功したとしても劣等感を強める」
というような彼の言葉も、やはりブーメランになると思います。
「~~についての本を書く人は、自分が~~だからこそ書く」
というような言葉を自分で言っていますから。
「自分を大きく見せようとすると、本来の自分を否定することになって
自信がなくなる」
というような言葉も同様です。どう考えても、著作数や文体から判断して
自分を大きく見せようとしているとしか思えないので。
著作全般を通して、
少数の例を一般化して「××する人は○○だ」という書き方が多いです。
これは、全か無思考とか、極端な一般化というものであり、
つまり鬱病患者が認知療法によって治療すべき性格傾向です。
彼は「利己主義を親によって禁じられて育てられた」そうですが
じぶんがそういう、弱者=読者に対して
「~~する人間は冷たい人間だ、心に葛藤のある人間だ」などといって
あらゆる行動を禁じてきているように思います。
まさに「自分の心の葛藤を解決しようとしている」だけなように思います。
これは、心の健康をケアする立場にある人間としてはありえない姿勢だと思います。
あるいは、
江原のりゆきとか細木数子などと同様にみなせば問題ないのでしょうが、
なまじ肩書きがあるため読者に誤解を与えると思います。
彼の著作を読んで人生が大きく狂った人、狂わないまでも悪影響を受けた人など、
ご意見お待ちしています。