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日本の周りに共同体市場を作ると経済は発展するのでしょうか?
今朝の朝生で、水野さんが、これから日本の経済を発展させるためにはアジアの国同士でEUのような共同体市場を作った方が良い、という話をしていました。 共同体市場というのは、今普通にアジアの国同士で貿易している状態とどこが違うのでしょうか? 共同体市場を作るとなぜ経済が発展するのでしょうか? どうすれば共同体市場を作っていけるのでしょうか?
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アメリカの地理に例えるならば、 日中間の往来というのも五大湖を渡航する程度、 日本と東南アジアの距離も東部と西部といった程度になります。 21世紀に、北米や西欧ではなく「東アジア地域」一帯が 世界最大の経済規模を持つ地域になる可能性は言われています。 何らかの提携策で相乗のメリットを探していきたい面はあります。 しかし、具体的にどうやっていくかというのが難しい所なのですが。 自由貿易協定(関税・非関税障壁の撤廃、投資の自由化) は、経済厚生を上昇させると考えられます。 自国で作るのに向くものは自国で作って輸出するが、 自国で作るのに向かないものは輸入すること、 さらにできるだけ規模のメリット、集積の効果を活かしていくことで、 現在よりも豊かになることは可能です。 ただ、日本ではその恩恵は周辺国よりも穏やかなものかもしれませんが。 とはいえ、アメリカやEUも、ASEAN、韓国、インドと 自由貿易協定を作ってきている中で、日本が立ち遅れて 東アジア市場から締め出されてしまうのもあれなので、 この辺りは考えていく必要はあります。 共通通貨の構想もありますが、難しい面もあります。 域内の企業にとっては為替リスクが軽減されて、 展開が行いやすいメリットがあります。 反面、金融政策や為替レートの自由が利かずに 景気調整の利便が悪くなるデメリットがあります。 現状では日本のGDP比の貿易依存度は低く、他の国と比べて 経済のグローバル化がそれほど進んでいるとはいえません。 単一の通貨圏ではモノ・カネだけではなく ヒトの自由移動も想定されますが、 現状の日本は大量の移民受け入れにも抵抗が強そうです。 外交関係の象徴性とか、基軸通貨の名誉など、 政治的な要因が大きい面もありますし、 逆にそういう意味で警戒されがちな面もあります。
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EUはそもそも一つの国で存在できないところです。そういった意味で中国はかかわるとバランス悪くなります。宗教も多いです。一国あたり人口も多いです
- snowplus
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アジア共同体市場のメリットは 対外的な発言権が大きくなるということです 今アメリカが一番恐れているのは中国 日本 アジア系が ひとつにまとまることです これによりドルの影響力も下げられますし 自主通貨を発行することも可能です 実は小渕元総理がこの計画を 策定して発表してすぐに死んでしまったのは米国に暗殺されたのでは という説が結構根強いのです もしアジアがひとつにまとまれば米国に依存するものが低下してしまうので在日米軍を追い出す事も場合によっては可能です
お礼
発言権ですか・・・!新たな視点を教えていただきました。ありがとうございます。
- russia39
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理想的な共同体では、人・物・金・サービスが自由に移動することができます。パスポート、関税などがいらなくなり、それらにかかるコストを圧縮することができます。市場原理の徹底とシンクロさせることにより、適地適作・適材適所が可能になり、経済によい効果をもたらします。 アジアの共同体を作るとすれば、まずユーロのような基軸通貨を作り(仮に人民円とする)、人民円建ての貿易を行えば、ドル・ユーロの変動リスクを避けることができます。 しかし歴史的にそのような試みは何度も繰り返されており、その度にヨーロッパ・アメリカの強烈な妨害にあっています。共同体を作るとしたら、アメリカ経済が破綻した後、中央アジア(産油国)と共に行うしかないでしょう。
お礼
なるほど・・・勉強になりました!
お礼
たくさん書いてくださってありがとうございます!勉強になりました。