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なぜインフルエンザ・ワクチンの効き目は数ヶ月で切れる?

インフルエンザ・ワクチンの効き目は数ヶ月で切れる、と聞きました。これは、 インフルエンザウィルスが速く突然変異をするから数ヶ月でワクチンが無意味になる というだけでしょうか? それとも、突然変異が無くてもワクチンによる耐性が数ヶ月で切れてしまうと言うことでしょうか?

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  • ベストアンサー
  • tunertune
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回答No.5

質問の答えとしては、「両方」です。 日本で使われているワクチンは不活化で、かなり精製されたものなのでHA ワクチンみたいなものです。なので、HAに変異が起きると抗体は効きにくくなっていきます。でもまあ、同じシーズンではやっていたものが変異が起きたせいで抗体が効かなくなったというよりは、別のウイルスがはやりだしてそのウイルスに対して抗体価が低いといったほうが強いように思えます。 HAに対する抗体というものは1種類ではなく、何種類もの抗体が混ざったものなので、少しくらいの変異であればあまり影響をうけないでしょうから。 そして、抗体価がだんだん落ちてくるというのも合ってます。No4様が紹介してくださったHPにもありますように、ワクチン接種後徐々にHI 価がさがってきています。HI価=中和抗体価とはかぎりませんが、HI抗体価は数ヶ月後には下がっています。もって1シーズンくらいでしょうか。 ちなみに「ウィルス」ではなくて「ウイルス」です。一般の人にはどうでもいいことかもしれませんが。

white-tiger
質問者

補足

ありがとうございます。 >日本で使われているワクチンは不活化で これでだいぶ分かりました。 「不活性化ワクチンは、培養したウイルスを精製し、ホルマリンなどで働きを抑えて感染性を失わせたワクチンで、弱毒性に比べて免疫原性が弱いので、 2~3ヶ月から2~3年と言われています。」 http://www.angele-jp.com/wakuchin.htm つまり、免疫が弱いのですね。 あとは別のウィルスがはやり出す、とか。

その他の回答 (4)

  • USB99
  • ベストアンサー率53% (2222/4131)
回答No.4

#2の方の意見は半分あたっていて半分間違っています。 意見が違うのは、インフルエンザの変異を理解しているかどうかにかかっています。 下記HPの1998/1999のデータを見ますと、なるほど、Aシドニー(AH3に対するワクチン株)とB三重の抗体価は確かに3/20には下がっています。しかし、A北京(AH1に対するワクチン株)は一回打ちなのにずーと抗体価を維持しています。しかも、接種前から抗体価を維持しています。これはどうしてでしょうか? この時は検出されたAH1の半分はワクチン株(A/北京)類似でしかもワクチン株は一年前と同じワクチン(A/北京)でした。だから、最初から抗体価が高く一度のワクチン接種でずーと高値を維持できたと考えられます。しかし、AH3のワクチン株は一年前はA/武漢でその年はA/シドニーに変っています。A/武漢株とA/シドニー株はHI価で8倍以上と大きく変っていたので、それまでのワクチンや自然暴露による免疫記憶が役に立たず効かないので下がってしまったと考えられます。 インフルエンザが変化しなければ、この時のAH1のように抗体価を長く維持できブースター効果も期待できるのです。しかし、インフルエンザはころころ変わるので、それまでの免疫記憶が役立たず長くは抗体価を維持できない場合もあります。 インフルエンザワクチンの効果を検証するにはこのように、その年の流行株とワクチン株の関係のみならずそれまでの流行株/ワクチン株の検証をしてから評価する必要があります。それをないがしろにして評価するから意見がまちまちになります。 ちなみに、下記HPの2回うちのデータは1997/1998の間違いではないかと考えています。

参考URL:
http://haradaclinic.dyndns.org/page010.html
white-tiger
質問者

補足

なるほど。 ちょっと完全に理解していませんが、インフルエンザの変異とワクチンの関係は複雑なのですね。

  • sodenosita
  • ベストアンサー率54% (1291/2359)
回答No.3

ワクチンによって作られた抗体が数ヶ月で徐々に減っていきます。 途中で曝露されたら(その作られた抗体を使う機会があれば)、またその抗体を作ろうとしますので、もう少し長持ちしますが、そうなると次はウイルスのほうが変異を起こしてしまいます。年が変われば流行の型もかわってくるでしょう。 こんな感じで結果的には数ヶ月で効果がなくなると言われていますね。

white-tiger
質問者

補足

みなさん、ありがとうございます。 ただ、見解がみなさん違うのですが、、、どれが真実なんでしょうか・・・

  • uvers0508
  • ベストアンサー率63% (77/122)
回答No.2

突然変異などはまず関係ないでしょう。 大体の方の免疫持続期間は接種後(2回接種を基準とした)1週間から2週間ほどで免疫力が上昇し、1ヶ月程で免疫がつくられます。 それは大体5ヶ月程で接種した効果は約半分から半分以下に落ちます。 ですので接種後3ヶ月~4ヶ月ほど経過すると免疫は少しずつ低下していきます。 ですので免疫持続期間は接種後2週から3~6ヶ月までと考えられています。 インフルエンザの流行期はほぼ12月~翌年3月頃までなのでまずそのシーズン流行するウイルスの型にほぼ一致すれば予防ができるでしょう。 予防接種はあくまでも予防であり、1年間ずっと効果が維持される訳ではありません。 補足ですがインフルエンザウイルスに自然感染した場合ですと予防接種時より免疫の効果がより期待できるでしょう。 自己免疫の方が予防接種でできた抗体より効力が強いといえます。

  • USB99
  • ベストアンサー率53% (2222/4131)
回答No.1

今シーズンは、当地では高齢者のインフルエンザをほとんど見ませんでした。ほとんどが若年者でせいぜい40~50歳くらいまででした。今シーズンはこれまでのA香港と異なりほとんどがAソ連型でした。A香港は1950~60年代から日本に広まりそれまではAソ連型が主でした。おそらく、高齢者の方は1960年までにさんざんAソ連に罹患したので今年のAソ連に罹患せず、これまでAソ連に被曝していない若年者が罹患したのではないかと思っています。 このように免疫記憶は長期に持っています。ただ、インフルエンザウイスルの方がころころ変わってしまうので効きにくくなります。

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