戦争での科学者の役割。

質問

学校の化学の宿題で、小論文を書くことになりました。

テーマが、「戦争での科学者の役割は、敵国にどんな犠牲をもたらそうが、国の為に武器（薬、爆弾、戦闘機など）を開発することである。」これを議論するのですが、自分の意見を主張するには例が必要です。
そこで、戦時中の科学者で、国の為に兵器などを発明した人・国の命令に背き人を殺す兵器を作ろうとしなかった人などを教えてください。
日本人じゃなくてもＯＫです。

化学の小論文ですが、テーマはどちらかとういと道徳的ですね。。。。「たくさんの人を守る」為に自分達の力で武器を提供するのか「たくさんの人を殺す」のはモラルに反するので、いくら国の為と言えど武器は提供しないのか。。。。オマケとして皆さんの意見もお聞かせください。

回答No.5

chaichai17 · ベストアンサー

化学の授業でこのような論文を求められるのは何故でしょう？
・教師による思想の操作(No.3のNAZ0001さんが言われているとおり)
・化学(科学)を生業とするならば覚悟が必要なこともあると教えたい

前者であれば、『マンハッタン計画に携わった科学は、自分たちが
作りだす爆弾によって人が死ぬことを考えなかったのだろうか。』
『そのことが多くの人を殺すことを考えず(あるいは考えないように
して)完全な核融合を追求する科学者の姿勢は否定・非難されるべき
なのだろうか。』『その威力を正確に知り、あえて背を向けた
科学者も少なくはない。』
なんて感じで書けば、“受け”は良いかもしれませんね(苦笑)

後者であれば、『軍事兵器の開発の是非は、戦争の是非につながる
大きな矛盾である。』『戦争中は、日本における国威発揚映画や
米国におけるプロパガンダ映画等でも明らかなように、敵に対する
憎しみを持つ(煽る)ものでもある。それゆえ相手国の人民を攻撃
(殺戮)することに躊躇わない場合もある。』『○○が日本の家屋を
徹底的に調べて効率よく燃やす方法を研究したこと、都市への
空襲という無差別攻撃に生かしたことからも明確である(これに
ついては人種差別という見方もありますが省略)』
『とは言え、無差別大量殺戮兵器を憎み、その開発チームへの
参加を拒否した科学者も少なからずいる。有名なマンハッタン計画
を例に挙げてみる。』
てな感じですか？

マンハッタン計画を挙げたのは、資料が多そうだからで、
他意はありません。
ネットでも書籍でも、腐るほどあるでしょう。

☆内容("例")についてのツッコミ等は御容赦下さい

お礼

えーっとどちらかと言うと後者ですね。
教えたい、というか小論文で自分がどう思うのか、自分の考えを書く
ことが求められています。

マンハッタン、ですね。化学＋歴史にも疎いのでこれから本格的に取り掛かります。。。。

回答ありがとうございました！

回答No.11

isuzumaya

アインシュタインなんて、どうでしょうか？
第一次世界大戦時には熱烈な平和主義者でとおっていましたが、第二次大戦時にはアメリカ海軍において不発が多かった魚雷を改良し使えるものにするなど、兵器開発に携わったり、大統領に原爆製造に関する手紙を書く（自主的ではなかったが）などを行っています。
戦後は、パグウォッシュ会議を創設するなど、平和活動に従事しています。

回答No.10

BASKETMM

新潮文庫で暗号解読という本があります。
大昔から、現代までの暗号の歴史が書かれており、
国家安全のために多くの人が苦労した様子が分かります。
第一次大戦、第二次大戦の頃から進歩は早かったようです。

天才数学者、天才科学者の仕事も分かります。
数論、特に素数理論という実社会に縁のなさそうな数学が役に立つ話など、ビックリします。

名著だと思います。

回答No.9

k99

戦争と科学者、と聞いて思いだすのがヘンリー・モーズリーです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%AA%E3%83%BC_(%E7%89%A9%E7%90%86%E5%AD%A6%E8%80%85)
　我々のよく知る「原子番号」を考案するなど、実に天才的な物理学者（ノーベル賞確実と目されていた）でした。しかしＷＷ１が勃発するや、一工兵中尉として参戦、ガリポリに送られ戦死しました。
＃別に変な研究を命じられたわけではなく、愛国心あるいはノブレスオブリージュの発露であった。

　さて、「戦争での科学者の役割は、敵国にどんな犠牲をもたらそうが、国の為に武器（薬、爆弾、戦闘機など）を開発することである。」が正しいかはどのように決めるのでしょうか。
　「核爆弾」を例に考えてみましょう。
　たしかに、核爆弾はトンでもない被害を巻きおこします。たった２発で３０万人以上が死に、後遺症を負った者も少なくありません。
　しかし、核による冷戦は、イデオロギッシュな２超大国による第三次世界大戦を思い留まらせるだけの力がありました（無ければスターリンは欧州平原に戦車梯団を突っ込ませる誘惑に勝てなかったでしょう）。
　その意味ではそこら辺の寝言よりはるかに世界の安定に寄与しているわけです。　
＃恐怖による均衡が平和の名に値しないって？　それは一つの見識ですが、実際に死ななかった人々をどうするんでしょうか？
　また、回答子は決して与することはありませんが、「原爆投下が日本の本土決戦に対する決意を削ぎ、結果的に多数の人命を救った」という議論も（特に米国で）あります。
　だとすれば新しい残虐なテクノロジによって帰趨がはっきりした結果、戦争の早期終結（と新たな死者の拡大の防止）に結びつく可能性もあります。

　仮に、犠牲をもたらさないテクノロジ、例えば「味方の損傷を低減する技術」を開発したとしても、それによって損害を被らなかった味方はゆくゆく敵を害するわけです。味方を助けた分、敵は死にやすくなるんですよ。

　戦争協力を拒否したとしても、それによって満足は得られるかも知れませんが、戦争の長期化を招いているのかも知れません。あるいは敗北によって、自らの周りに危害が及ぶかも知れません。モーズリーのように振る舞ったとしても、あるいはそれによって誰かを害しているかもしれないんです。それすらをも忌避したとして、戦場には貴方の代わりが立っているはずです。それを弾避けにして安穏と（塀の中で、かもしれないが）しているわけです。

　結局、それらは後に歴史が判断することであって、神ならぬ身としてはどうすることも出来ません。それが嫌なら、世俗とはすっぱり縁を切る以外にないでしょう。

回答No.8

bananasand

＞「戦争での科学者の役割は、敵国にどんな犠牲をもたらそうが、国の為に武器（薬、爆弾、戦闘機など）を開発することである。」

戦争での役割？？？
何の議論の余地があるのでしょう。道徳？

戦争だけど道徳的であるべきだと言うのですか？
道徳的戦争の方法を考えろということでしょうか？
敵国の犠牲は道徳的範囲にするべきで、科学者達は開発をそれにあわせて調整する責任がある。ということですか？

陸上生物が何度も滅亡するほどの兵器を既に持ってしまっているのですから、
武器が高度であればあるほど、それを統御する人間は、
高度な精神と技術を持ち合わせていなければならないということじゃないんでしょうかね。はたして、人類にそれが可能か、あるいはいかに統御するかを議論するのが筋だと思いますけどね。

私なら、この題材は、発展的に、世界を平和に導く科学者の役割に転換しますね。いまさら「薬、爆弾、戦闘機などを開発することである」なんて過去のどんな例を持ってきても現在直面する人類の課題に敵いません。第７サティアンやアルカイダじゃあるまいし・・・

回答No.7

usokoku

＞国の為に兵器などを発明した人・
厚生省の戦争直後の高級官僚を調べてください。731部隊で生物兵器や化学兵器を開発した方々です。

＞国の命令に背き人を殺す兵器を作ろうとしな
日本共産党系労働団体で、(会社名忘却)で、軍需用機材の生産に反対した労働団体があります。
最高裁まで争って敗れ、社命には従うことが必要ということで゜、解雇されました。１９９０年頃(前後１０年ぐらいずれているかもしれません)の判決です。

回答No.6

Tacosan

なんというか「兵器 = 敵を殺す」というイメージに凝り固まってるような気がします.
「非殺傷系兵器」だったら「自国民を守る」と「敵兵を殺さない」が両立できるんだけど, これは OK なんでしょうか?

お礼

私の考えが少し偏りすぎていたようです。
小論文は科学者が戦中に提供した知識？というかその時に使われたものなので、非殺傷系兵器なども調べてみます。
ありがとうございました。

回答No.4

phusike

化学に限れば、Haber-Bosch法で知られるHaberは
毒ガスを開発していますね。

Nobelはダイナマイトが戦争に使われるのを承知の上で、
戦争の被害が大きくなることによって平和を目指したという説もあります。
ダイナマイトの力では不充分であったため、
二度の世界大戦を抑止するには至りませんでしたが、
後に作られた核兵器によって、
もちろん種々の代理戦争は防げませんでしたが、
我々は少なくとも第三次世界大戦は経験せずに済んでいます。

お礼

回答ありがとうございます。
Harberは先生も例にあげていました。
この人もこの人なりの考え方で戦争に参加していたんですね。
もう少しそこら辺を調べてみようと思います。

回答No.3

NAZ0001

「人を殺す」は、兵器の副次目的であって、主目的ではありません。「なぜ戦争をする必要があったのか」「なぜ兵器が必要なのか」このあたりから考えるべきでしょう。
「戦争に関与した科学者＝人殺し」から始めるのは、いかがな物かと。

ついでに。
「化学」の時間にこんな議論させるのは、どこの日教組ですか？。こういう論文を化学の時間に書かせる教師への批判を論文にした方がよいのでは？。

お礼

武器＝人を殺すは少しダイレクト過ぎましたね。
もう少しそこを考え直して書いてみます。

＜「化学」の時間にこんな議論させるのは、どこの日教組ですか？。
日本の学校では無いので、日本とは少し授業内容が違うと思います。
因みに変な宗教とかでもありませんｗ

回答No.2

Tori_30

原子爆弾なんて良い例じゃないですか？
アメリカにはもちろんだけど、日本人にも沢山います(多分、世界中何処でも研究してたと思う。中国やロシアは原子力の研究を進めるために戦後日本人科学者を招聘したらしいし。）。以前プロジェクトＸでやってたけどね。
当時日本は原子爆弾を作るための濃縮機とか盛んに（まあ、極秘だっただろうけど）研究していたらしい事が分かってます。間に合わずに先に使われちゃったわけだけど、もしかしたら違う歴史では日本が最初の使用国になってたかもしれないですね（かなり色んな方法が考案されたらしいです。今になって採用されてるものもあるとか）。その威力や弊害についてはもちろん承知の上だったのでは？だからこそGOサインが出たわけでしょうしね。

で、オマケですけど、ちょっとからめ手から攻めるのも良いかも？(屁理屈の領域ですけどｗ）
「他に役割はないのか？」って論点から攻めてみるのはどうでしょう？他に役割があるともなれば、別に国の為に武器を開発しなくても良いし、ないと証明出来ればそれは開発しなければならない有力な武器になるし。
あとは、「武器に限らず、国の為に何かしなければならないのか？」って論点。まあ、国を取るか人間を取るかみたいな議論に持ち込む事が狙いだけど。（その２極だけじゃなくて、国のためにも人間のためにも何もしなくて良いとか、人間の為にこそ国の為や社会の為に働かなければいけないなどの話とか）

まあ、これを言っちゃお終いだけど、口が立つならどんな考えでも誘導出来るものなんだよねｗ

お礼

原子爆弾は良い例になりそうなのでもっと調べて使ってみます。
なるほど。。。そうゆう考え方もありますね！！
もう少し視野を広くもってみます！

回答No.1

sicco

エンリコ・フェルミはイタリアの科学者ですが、妻がユダヤ人であったために迫害を受け、第二次世界大戦の直前にアメリカに亡命します。
そこでマンハッタン計画の中心的役割を果たし、原子爆弾を完成させます。
彼の中には、ナチス・ドイツよりも先に連合国が原爆を持たなければいけない、という焦燥感があったと言われています。
終戦後は、水爆の実験などに対して反対活動をしています。

フォン・ブラウンはドイツの科学者で、月ロケットの研究をしていました。
彼はナチス・ドイツ政権下で攻撃用ロケットの開発を余儀なくされ、人類初の弾道ミサイルV-2号を完成させます。
これは現在のICBM（大陸間弾道ミサイル）の元祖です。
終戦時、彼はアメリカ軍に投稿し、アポロ計画に協力、ついに月ロケットを成功させます。

課題に正確に答えているわけではないでしょうが、このあたりの人物を調べていくと、おもしろいんじゃないでしょうか。

お礼

回答ありがとうございます。
全然知らなかった人たちばかりなので早速調べてみようと思います！
原子爆弾などは資料がたくさんありそうですね。