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神経接続によるコントロール
アニメ「エヴァンゲリオン」では操縦桿を握ることで神経接続を行い、機体の制御をしていますよね。 現代の科学では、そういった技術の開発は行われているのでしょうか?
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こんにちは。 現在、実験に成功、あるいは実用化が見込まれている技術には以下のような例があります。 「筋肉の運動パターンを電気信号に変える:運動出力」 「一次運動野の反応パターンを電気信号に変える:運動出力」 「声帯の振動パターンを電気信号に変える:言語出力」 「視神経を使って視覚野に映像信号を送る:視覚入力」 筋肉や声帯といいますのは運動中枢からの命令に従って仕事をするわけですから、ここには運動の目的に応じたパターンがあります。これを電気信号に変換してやれば車椅子や義手、あるいは様々な機械の端末に入力してやることができます。 四つ目の例は、視神経に生体ディバイスのバイパスを埋め込んで、ここからテレビカメラの映像を脳に直接送り込むという実験が成功しています。これを逆に使うならば、何れ運動神経の信号をそのまま取り出すことも可能になると思います。 このように、現在、生体と機械とのインターフェイスとして利用されているのは運動神経や感覚神経などの末梢神経系です。これが可能なのは、これらはみな中枢系が身体や外界との情報をやり取りするための神経連絡であるからです。これに対しまして、中枢系内部で扱われている情報を取り出す技術というのは現在のところありません。 運動命令といいますのは中枢系が特定の臓器に対して送る出力であり、感覚情報といいますのは特定の感覚器官からの入力です。中枢系は感覚器官からの入力を基に情報処理を行い、この結果を運動系に出力しています。「思考」「記憶」「情動」といったものは、このような中枢系の処理過程で扱われるものであり、これを信号として取り出す方法はまだ考えられていません。 ですから、運動神経系のパターンを使って機械を動かすというのは近い将来にどんどん実用化されると思います。ですが、我々の脳内の思考や記憶などを言語に変えたりテレビ映像に映し出すといったような技術はまだ影も形もないです。
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- NAZ0001
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現実に可能となっている例 ・筋肉に電極を取り付けて、それによってコントロールする義手。 ただし、神経接続ではないので、元とは関係ない筋肉でコントロールしますし。操作出来る種類もわずかです。 ・脳波による、マウスカーソル移動や航空機の操縦桿コントロール。 こちらは、ヘルメット式センサーで、脳波を直接検知します。ただし、反応速度はまだまだですし。上下左右程度しか認識出来ません。
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ご回答ありがとうございます。 筋肉に電極を取り付けるとは・・。 もし技術が発達して、人間の手のように動かせる義手が作られれば、 たくさんの人に希望を与えられますね。
- tomban
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「あそこまで」の技術は、無いんじゃないかと思いますけど…うーん、でも「Aさん」ところの「N」とか言う機関(超有名!)ならば、ひょっとしたら有るかもしれないなぁ。 医療用としては義足や義手などのコントロールに、電子機器を介して神経接続を行ってコントロールしたり、脳に電極を組みこんで特定の部位に電気信号を流したりして、病気で歩けない人の動作を緩和したりする試みは有ります。 そう遠くない未来には実現可能な技術とは思っていますが。
お礼
ご回答ありがとうございます。 義手や義足に、こういった技術が使われるのですね。 医療用といえば、インターネットを利用した遠隔操作での手術 という話がありましたが、もし実現すればすごいことですね。
お礼
脳内の思考や記憶を言語に変えたりテレビに映す・・ですか。 実に興味深い内容ですね。 現在実験中の技術も、近い将来、より身近な存在となればうれしいですね。 ご回答ありがとうございました。