- ベストアンサー
恵方巻の食べ方・太さ
恵方巻きを丸かぶりする時、お祈りをしながら一気に食べるということですが、目は閉じて食べるのでしょうか? 目は開けたままでいいのでしょうか? 何か数年前に初めて知人たちと食べた時、目を閉じて食べた気がするのですが、気になって調べてもどこにもそんなこと書いてないし、実際どうなのかと思い。 また、あの量を食べきるのってすごく大変なのですが、やはりあの太さにも意味があるのでしょうか。 過去質を見てると、元々は適度な細太の中間くらいの太さだったという回答が一つありましたので…今年は中くらいの太さのものを食べようかなと思ってます。 ただ、太巻きでなく、細めの巻き寿司では福も弱くなるのかな?と気になってしまいました。 昔からの正しい風習・伝統をご存知の方、宜しくお願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
大阪出身です。 40歳代後半のおっさんですが、子供の頃(40年前)から毎年食していて、祖母が子供の頃から食べてらしいので、我が家では戦前からの習慣です。 ちなみに我が家は、海苔業界でも寿司屋でも商人ではありません、爺ちゃん、親父はサラリーマン、古くは由緒正しい(?)農民です。 さてルールですが、元々は民間伝承ですから、正しい風習なんて一つに決められないと思います。 お茶の作法の様に、「家元があって創始者の某が始めた~~」なんて歴史があれば別ですが、、 我が家およびご近所さんでは(ちなみに大阪市南部~堺市)似たり寄ったりのルールでしたが、 おおよそのルールをまとめると 1)恵方(十支干支にちなんで今年は南南東と南の間)を向く 2)無言でお祈りをしながら食べる、但し、お祈りが終わるまでで一本丸々食べ続ける必要はない。 3)具は七福神にちなんで7つ、豪華な食材は必要ない。(干瓢、椎茸、伊達巻/卵焼、でんぶ、三つ葉/きゅうり、高野豆腐等) 4)太さ長さは普段サイズの巻寿司、近年出回っている豪華な太巻きは必要ない。 要するに ・その年の歳神様の御在所に向かい(=恵方) ・無駄口はたたかず、お祈りは他言無用(=無言) ・華美に走らず普段通りの食材で。食べきれる量/大きさ(何故巻き寿司かは解りませんが) がルールだと思います、信心深けりゃ多少のアレンジは許されるでしょう。 ただ、子供の頃から食いつけている立場でアドバイスすると「お祈りが終わるまで」がポイントです。 無言でかぶりつくのは一口二口で良いのです、お祈りが終われば普通にすればよい。 黙々と長時間無言で同じ方向を向いて、、、なんてのは風景としては、かなり不気味です(笑) 色々な人が色々な説、起源を述べられてますが、これはこれで、話として盛り上がって良いかと思います。 でも、ルールについては一つの結論は出せないし出すのも野暮でしょう。結論の出ない永遠の論争テーマとして民間伝承を末永く伝えてゆきましょう(笑)
その他の回答 (2)
- showta
- ベストアンサー率30% (129/422)
恵方巻にやれ、高野豆腐だの、干瓢だの七つの具だのこれらは、いっさいのこじ付けの大間違いです。証拠として残っているのが 1)大正初期……大阪の花街で、節分の時期にお新香を巻いた海苔巻きを恵方に向かって食べるという風習(流行り?)があった。 2)1932年……大阪鮓商組合が「節分の日に丸かぶり ~この流行は古くから花柳界にもてはやされていました。恵方に向いて無言で壱本の巻寿司を丸かぶりすれば其の年は幸運に恵まれる」と書いたチラシを配布。当時のチラシが「本福寿司」(大阪中央区)に残っています。 3)1973年頃……大阪海苔問屋協同組合が「節分の夜、恵方に向かって無言で家族揃って巻き寿司を丸かぶりすると必ず幸福が回ってくる…と昔から言い伝えられています」と書いたチラシを、寿司屋に海苔を納める時に配った。当時は大阪のデパートでも「2月3日 幸運巻き寿司売り出し」と宣伝販売されていたらしい。 4)1977年……海苔業界による街頭イベント「海苔祭り」が大阪・道頓堀で開催され、「節分の丸かぶり」を取り入れた「巻き寿司早食い競争」が行われた。これがマスコミに取り上げられて全国に知れ渡ったのをきっかけに、全国主要都市の「海苔祭り」でも宣伝されるようになる。 ・・・このころ、テレビで大阪の丸かぶり見ました。花街での風習だったと伝えていた記憶があります。 5)1989年……広島のセブンイレブンが恵方巻きの販売開始。翌年より販売エリアが広がり、95年には関西以西の地区、98年には全国エリアで販売するようになる。 このセブンイレブンが恵方巻なる言葉をつくったのではとおもっています。 それと「一気に丸かぶりしなければいけない」ということは、海苔の販促として恵方巻を売り出した、「たこ昌」の代表取締役である山路昌彦氏の作り話とも言われる・・・・だからおどらされないでね お新香巻で細いのでいいんじゃないかとおもいます。 一気に食べなくてもいいし太巻きって言うのは、寿司屋の創作、むろん七つの具も寿司屋らしいこじ付け
お礼
丸かぶりの歴史を大変詳細に教えていただけて感謝です! なるほどそうだったのか…と、すごく勉強になりました。 >1)大正初期……大阪の花街で、節分の時期にお新香を巻いた~~ 。。。というのが、やはり発祥元なのですね。 その風習に、お寿司屋が・海苔屋が・・~コンビニが、 販促目的で乗って一般に広め、今に至るというわけですね。 流れがわかると、 途中の歴史の方が派手に世間に知られるきっかけになったせいか 土用の鰻のごとく「寿司屋が始めた」「海苔屋が始めた」と 巷で信じられてる感がちょっと惜しい気もしてしまいます。 ・お新香巻で細いのでいい ・七つの具の太巻きを一気に食べる=寿司屋の創作 とても参考になる知識・ご意見、うれしいです。 お祈り時によりありがたがれる気がするので今後も好みや気分や胃の 調子により7つの具入りにはするかもしれませんが、元々が普通の お新香巻きと思うと、巻きを用意する場合でも食べる量としても、 とても気軽に自由に楽しめそうで、来年からの節分がまた新たに 楽しみです。 史実に基づいたとても丁寧なご回答、どうもありがとうございました。 (ポイントをおつけしたく悩んだのですが;節分前までにご回答 いただけた方からおつけ致しました、すみません。でも本当に、 ありがとうございました!)
- mogumogu711
- ベストアンサー率39% (29/73)
ちょうど今年の恵方を調べていて、自分も気になったので調べてみました。 詳しくは、下記URLよりご覧下さい。(ウィキペディア) ちなみに、今年の恵方は、丙の方位(南と南南東の間位)だそうです。
お礼
さっそく、ありがとうございます。 やっぱり、目は閉じるんですね! そしてやっぱり太巻きなんですね。中巻きや細巻きでもよければよかったなあとちょっと残念ですが☆笑 ただ、ウィキペディアって、 「この記事の内容の信頼性について検証が求められています。確認のための文献や情報源をご存じの方はご提示ください~~~ご協力をお願いします。」 と書かれていたりするので、どのくらい正確な情報なのでしょう。 ウィキペディア外部リンクにあった、 節分1:恵方巻(丸かぶり寿司)の謎を解明 (著者:三浦康子)All About(2006年1月24日) http://allabout.co.jp/family/seasonalevent/closeup/CU20060124A/index2.htm を見てみると、元々はお新香を巻いた海苔巻きを食べていたともかかれてますね。 だとしたら…太巻き・七福神にちなんだ7種の具材などは後々の風習なのかもしれませんね。 方位の情報まで、ありがとうございました。 南と南南東の間って微妙で難しそうですけど、ちゃんと方位を向いて丸かぶりしようと思います。
お礼
(お礼が遅くなってしまいまして、申し訳ありません。) 普通に子供の頃から・おばあさまの代から食べてらっしゃったという方の ご意見がいただけて、しかもとても詳しくまとめてくださって、嬉しかったです! 特に、 「太さ長さは普段サイズの巻寿司=食べきれる量/大きさ」 っていう点や、「お祈りが終わるまで」がポイントという点など ありがたかったです。 実際、元々の起源がわからない民間伝承に絶対という正しいやり方は ないかもしれませんね。 信心も含め柔軟さのあるおおらかな風習感を聞くことができて、 とてもよかったです。 おかげで節分当日は普通なかんじでちょうど食べきれるくらいの量の 7種入りの巻寿司を、季節行事としてこだわりながらも気負いすぎず(?) ありがたく楽しく食べ終わることができました。 どうもありがとうございました☆