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チェス
2006年ドーハ・アジア大会組織委がチェスを追加する意向だそうですが、こういった、人間よりもコンピュータの方が強い競技の場合、運動競技での薬物使用同様、コンピュータ不正使用のチェックも必須になると思います 現在の技術では、インプラントできるサイズのスーパーコンピュータを作るのは無理だと思いますが、観衆の多数いる競技場内で補聴器等に偽装したインプラント無線受信機を使って競技者が外部のスーパーコンピュータの指示を受信した場合、競技者が受信した事実を検出すること(あるいはインプラントを摘出することなく、無線受信機であると確認すること)は可能なのでしょうか?
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Shingolloさんの抱く疑問ももっともなことですが、現時点でそのような心配はご無用のことだと思います。回答を求められていることとは筋違いですがお答えいたします。 というのは、コンピュータ(IBMのディープスロー)が人間の世界チャンピオン(カスパロフ氏)に勝ったということは事実ですが、これは「勝った」という実績を作るためにIBM側が全力をあげて特別なコンピュータを作り、使用したという側面が強いからです。しかも、一回目で勝てた訳ではなく、1966年に対戦した時はカスパロフ氏が勝ち、翌年の再戦でディープスローが2勝1敗3引き分けとして勝ったものです。この場合、IBM側には人間のチェスマスターなどを含めたチームがあって(まあ、人間側もチームを組んでいますが)対局ごとに調整を繰り返していたようです。さらに、その後、コンピュータと人間のチェスマスターとの対局は大々的な物は行われておりません。すなわち、これはIBMが自社の製品の宣伝の為に行った物です。 現在の一般的なスーパーコンピュータ程度では、ハード・ソフト共に常に人間に勝つことはおぼつきません。将来において、それが可能になるかどうかは不明ですがいずれにしろ現行のチェストーナメントの方式(1日最低2対局、時間制限あり、など)において、不正を行っても投資額にくらべて、得る所は少ないでしょう。また、不正を行って優勝したとしても、他の人間のプレイヤーとまた別の機会に対局した時に同じレベルの対局ができるかどうかが問題となるでしょうね。チェスや将棋・囲碁といったものは指し手の自由度が高いために、必然的に対局者の「らしさ」が現れてきます。これを棋風といいますが、コンピュータを使った時と使わないときで棋風が変化したらそれだけで異常です。 結局、今の時点ではご心配のような不正を考える必要はないでしょう。 また、そのようなことが起こり得るようになったとしても、床に絶縁材をひいた上で、周囲を電波を通さないガラスで覆い、不正機材を隠せないように陸上競技や競泳のようなユニフォームを着用するというようにルールを定めていけば容易に防止できるでしょう。
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- nozomi500
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うーん、「補聴器」などが、そもそも対局中には不必要なものですから、使用禁止になるだろうし、大規模な防止装置よりも、対局場に入る際の身体検査のほうが手っ取り早いんじゃないですか? (人間より強いソフトを作るだけの人間が一番強い、というのはあるでしょうが。まあ、1人で組むわけじゃなくて、「名人」を何人も使わなきゃ無理でしょう)
- nozomi500
- ベストアンサー率15% (594/3954)
いってみれば、「カンニング防止」ですよね。 大学の入試でも同じことじゃないでしょうか? 審判が選手の動きをみて、「不審な様子がないか見る」このへんのことじゃないかと思います。(むしろ、それがいちばん確実だったりして)
お礼
回答ありがとう思います わたしもそう思います で、特別に不審な挙動無しに情報を得ることのできる無線による不正に関しては、技術的な防止策はどの程度のことが可能なのだろうかと疑問に思い、質問したわけです
- kusokuzeshiki
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通信の証拠を抑えるのはともかく、競技場を金属で覆って電磁波の出入りを遮断することは簡単にできるのではないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます 競技者への通信は有線では無理ですが、競技場内外間の通信手段は必ずしも無線である必要は無いと思います お話の方法だと、外部と連絡できる電話等の通信施設なども競技場から一切排除するということでしょうか? というか、そうしないと無線機をチェックしても意味無いですね ブロックサインでも十分かも…
お礼
お礼が遅くなってすみません 大変参考になりました
補足
回答ありがとうございます わたしも、ディープ・ブルーがコンスタントにチャンピオンに勝てる能力があったかどうかは疑問なのですが、勝てるハード/ソフトが作成可能であることを世界中に知らしめてはしまったと思うのです それで、アジア大会やオリンピックといった国家の威信がかかった大会にチェスが採用された場合、かつての共産圏スポーツのステート・アマのときのようになりふり構わないバックアップを行う国が出てくるのではないか、その場合、一度可能だったものであるならば、と、コンピュータに目を付ける国も出るのではないか、一企業に過ぎないIBM以上の熱意と資金を投入して、ディープ・ブルー以上のハード/ソフトを開発することもあるのではないか、と考え、質問した次第です お話の、電波を通さないガラスですが、インプラント型の受信機で利用可能なあらゆる波長の電磁波をブロックできるようなものが(そして同時に観戦を妨げないものが)開発されているのでしょうか?