こんにちは。
科学の世界では夢は「記憶の整理」と考えられているそうです。
ですから基本的には「見たことのあるもの」によって構成されていますが、「見たことがある」と言いましても人間目に映ったものすべてを捉えている訳でもありませんし、また意識として「見たことがある」と思えるかどうかはまた別の問題なので、結果として「見たことがない（と思える）」風景があらわれることもあり得る訳です。
ですから人によってはまったく「空想でしかないような風景」であると言う人もいますが、それも本当はいつかどこかで見た景色なのかもしれない訳ですね。
すみません、ちょっとややこしいでしょうか。
夢の中にいる自分は例え起きてから思い出してみるとどんなに変なことであっても、夢の中にいる限りはそれを違和感無く受け入れていることが多いです。
本当は顔も見たことも無い人が夢にあらわれたとしますと、夢で見る顔は実際のその人のものである筈がありませんよね。
でも夢の中では記憶の中の誰かの顔を借りているであろうその人に対して、疑いなく「確かにこの人だ」と思っている訳です。
つまり整理途中なので例えば中身と表紙が違っていることがあったとしても、夢の中ではその間違いを間違いと認識出来ないということでしょう。
簡単に言いますと夢の中のことは理屈では筋が通らないことがままあるということでしょうか。
そんな訳ですから夢の中では空を飛ぶことが出来たとしても、その中の自分はそれを何も不思議なことではなく当たり前だと思っていたりするのです。
ですから夢のことを他人に説明するのは結構難しいなんてこともある訳ですね。
実体験としては殆ど無いのですが、夢の中でも現実的な感覚を持っていて「これは夢だな」と気が付くという人もいるようです。
眠りが浅いとか外部から何か刺激があるとかそのようなことが原因なのかもしれません。
夢の中での情緒部分はその時の感情や感覚が反映されることが多いので、夢というと何となく「楽しいもの」というイメージをお持ちかもしれませんが、存外「悪夢」の類も多いのです。
体調が悪い時や気持ちに不安を抱えている時などは特に悪い夢を見易く、私の場合誰かに追いかけられていたり危害を加えられそうになっていたりとあまり寝覚めを良くしてくれるものではありません。
具体的な情景が浮かばないのにとにかく怖くて仕方が無いというような夢もあったりしまして、私は子供時分に良くそんな夢を見て泣きながら起きたりしたものです。
反対に楽しい夢というのは何か願望を反映したようなものが多いです。
大して良い思い出も無い学生生活の一コマにさも楽しいひとときがあったかのようなものですとか、叶えられなかったことを成し遂げる（と感じている）ようなものがあったりしますが、実際起きてから思い出してみると夢の中で喜んでいたり楽しんでいたりしていたほどのものは無かったように感じるのが常だったりもします。
感覚だけでも願望を叶えてくれるのなら夢を見るのも大歓迎なのですが、実際にはそのような夢を見ることは稀ですね。
何だか長くなった割にはお役に立つような話であったか非常に不安ですが、少しでも何かの参考になれば幸いです。
わかり難かったらすみません（もう少し説明が必要でしたら遠慮なく仰ってください）。
お礼
お礼少々遅れました。 自分じゃ読めないんで、友達に読んでもらって書き込んでもらうんで・・・・ すいません。 見たことがあるものがや日常では起こらないこと、夢の中ではさまざまなことが体験できるんですね。 すごいですね。 色々なことを教えていただいてうれしいです。 ありがとうございます。