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インフルエンザ
エイズと同じようにインフルエンザも人口を抑える為に地球が自己防衛する自浄作業なのでしょうか。 それとも人間の行動のしっぺ返しなのでしょうか? ご存知の方、よろしくお願いします。
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「地球の自己防衛」とか「自浄作用」という概念は、哲学的な思考(地球を1個の生物と見なす)なので、科学的考察ではありません。 ま、哲学も「人文科学」ですから、10歩かそこら譲っても「自然科学的考察」ではありません。哲学かそこらのカテゴリーで質問すれば、いいろ肯定的な回答が返ってくると思います。 ウイルス病とほ乳類の闘いは別に今に始まったことでもありませんし、ヒトだけの闘いでもありません。うろ覚えで申し訳ないのですが、10年か20年ほど前にジステンパーによって北極海のアザラシが大量死したことがありましたが、ではそれは「アザラシを減らすための地球の自浄作用」なのでしょうか? ツボカビ病はカエルを減らすための自浄作用?それならかなり強烈な自浄作用ですね。もう既にツボカビによって数十種のカエルが絶滅したと言われてますから。 エイズは、人類が初めて出会ったレトロウイルスではなく、ヒトのゲノムには何種類ものレトロウイルスの遺伝子の断片が見つかっているそうです。 また、エイズウイルス、正確には免疫不全ウイルスは、別にヒト特有のウイルスではなく、ネコ、牛、ミンク等、いろいろな動物の間にそれぞれ固有の免疫不全ウイルスがあります。ヒトのはそもそもサルから来ているのですが、地球は猫や牛や猿も減らそうとしているのでしょうか? まあ、エイズやインフルエンザが地球の自浄作用とか、人類の仕業へのしっぺ返し等と考えることは、謙虚になるためには良いことかもしれないので別に止めはしませんが、「あまりにモノを知らない」浅い考えだとは思います。 ペストの流行を「悪魔の仕業」と考えて魔女狩りをした中世の人々から進歩してない、ということですかね。