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ロータリーキルンにおける燃焼状態の調整方法
- ロータリーキルンにおいて、燃焼状態の調整方法について解説します。
- 燃焼状態の調整には、二次空気の風量や温度だけでなく、ダンパーの使用も考慮すべきです。
- ただし、ダンパーの使用には注意が必要であり、高温になりすぎた場合には二次空気に外気を取り込む操作を行うことがあります。
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基本的には逆の操作になります。 還元雰囲気 空気を増やす→温度が上がる(燃焼が増える) 空気を減らす→温度が下がる(燃焼が減るから) 燃料を増やす→温度が下がる(不燃の冷たいがガスが入る) 燃料を減らす→温度が上がる事がある(不燃の冷たいがガスが減る) 一般に一時空気で燃焼空気比を1.2位にしていませんか。 二次空気を減らすと、全体のガス量が減ってしまい熱容量が小さくなります。(但しガス温度は上がる) 物に対する与える熱量が少なくなります。 恐らく、冷気を入れるのはガス容量と熱容量を確保するためでしょう。
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- miracle3535
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冷気を入れず2次空気(又は燃料)の増減で温度調節できる範囲ならその方が燃料を使わなくて済みます。 インバーターでの風量調節で、極端に0~MAXまで操作できますか、 もしかしたらインバーター制御範囲以外をダンパーで調節しているのではないですか。 御社のキルンは酸化雰囲気と考えて問題ないと思います。 燃料を減らすと温度が下がるのは酸化雰囲気だけです。 尚、排ガスのO2が4~5%というのは、かなり効率よく燃料を使われていますね。 この酸素量から見て燃焼空気比(1,2次合わせて)凡そ1.25前後だと思います。 空気比1.0で完全燃焼酸素0%です。これを超えた分は空気から持ち込まれた余計な酸素(空気)になります。
お礼
やはりやはり我社のキルンは酸化雰囲気ですか。 酸化・還元雰囲気について、とても勉強になりました。 インバーターの使用方法については、ご指摘されたようなことは無く、インバーターのみで調節できる風量範囲なのに、あえてインバーターを上げ、ダンパーで風量を抑えています。 そもそもこの操作は、昔我社でファンのインバーター制御を導入する前に、ダクト途中のダンパーだけでは風量制御しにくかったため、ファン手前のダンパーと前述のダクト途中ダンパーと併用して風量制御していた頃の名残のようです。 地道に説得していつか操作の無意味さを分かってもらえれば良いのですが・・・ この度は専門的な内容にもかかわらず、たくさんの事をご教授いただきありがとうございました。 質問内容が専門的過ぎるため、正直「回答は期待できないか?」と思っていましたが、こんなに短期間でこれだけの有益なアドバイスをいただきとても感謝しています。 重ねてありがとうございました。 これにて回答を締め切らせていただきます。
- miracle3535
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私もロータリーキルンの操業経験がありますが、残念ながら還元雰囲気のものです。 確かにダンパーは不要でしょうね、何故居るのか現場の長か、上司に確認してください。 炉内温度が上がりすぎた場合、2次空気を減らすと更に温度は高くなります。1次、2次のガス量が減り燃料は同じだからです。 外気を取り込むか燃料を減らす事がベターでしょう。
お礼
やはりダンパーは不要ですか。 上司に説明を求めても、「昔からそういうものだから、(ダンパーとインバーターによる操作は)違うんだよ。」と納得のいかない説明が返ってくるだけです。 地道に説得を続けるしかないでしょう。 還元雰囲気という用語は初めて耳にしましたが、ネットで軽く調べてみると、我社のキルンはバーナーでの空気供給とは別に、常時外気を取り込んでいるのでは酸化雰囲気?のようです。 炉内温度に関して、逆の動きを示すのはそのためでしょうか? 回答いただきありがとうございました。
お礼
すいません 勉強不足なのでおっしゃっている内容が分かりにくくなってきました。 燃焼空気比はまったく分かりませんが、重油と直接混合する一次空気は圧力で管理しており、流量では管理していません。 ただ炉尻での排ガス中の酸素濃度は測定しており、昔から4~5%が理想とされています。この数字から燃焼空気比は推定できますか? 会社のキルンは一次空気、二次空気ともに、 「空気を増やす→温度が上がる(燃焼が増える)」 「空気を減らす→温度が下がる(燃焼が減るから)」 これは当てはまります。 しかし 「燃料を増やす→温度が下がる」 「燃料を減らす→温度が上がる事がある」 この点に関してはまったく逆の動きをします。 このことから、我社のキルンは酸化雰囲気であると言えるのでしょうか? ガス容量と熱容量に関しては正直チンプンカンプンですが、二次空気に冷気を取り込む操作は社内でも定法ではなく、その操作の是非に関して社内で議論の対象です。 丁寧な解説ありがとうございました。