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カンピロバクター食中毒に近い症状があるのに、ニューキノロン系薬剤を渡された
2日前より頭が痛く、熱っぽく、下痢気味だったのですが、 次の日に目が覚めると水のような下痢で、腹痛と、めまい、 寒気、だるさがあり、38度程度の熱がありました。嘔吐はありません ネットで調べると、カンピロバクター食中毒に近い症状で、 調子の悪くなる4日前の夜に、鶏肉の刺身を、飲みの席で食べました。 同席していた人の連絡先などを聞いてなく、他の人に同じ症状の 人がいるかは、分かりません。 それで12月30日に近くの内科の方に行ったのですが、 判断は出来ないとされ、消化のよいものを取れといわれました。 そして、薬をもらったのですが、一つは、整腸剤、 もう一つは、「クラビット」という抗生物質をもらいました。 ここで質問なのですが、「クラビット」はニューキノロン系薬剤とのことですが、 カンピロバクター食中毒はニューキノロン系薬剤に対しては 耐性菌を誘導することがあるそうなのですが、カンピロバクター食中毒の可能性があるのに、 「クラビット」を服用しても大丈夫なのでしょうか? それと1度服用したのですが、激しい腹痛になりました。 また、カンピロバクター食中毒のよい対処法などあれば教えて頂きたいです。 よろしくお願いします。
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極めて標準的な治療です。 標準的過ぎるゆえに、近年キノロンへの耐性化が見られているだけです。 そもそも、抗菌剤を使用する以上はいかなる抗菌剤であっても耐性菌を誘導する可能性があります。 治療は脱水・衰弱に注意して安静にすることです。 この際、症状がしんどいであろうから、対症療法を併用します。 抗菌剤は、飲みたくなければ必ずしも飲む必要はありません。 水が飲めないほどひどければ、病院で点滴を受けてください。 止痢剤は治りを遅くするので、飲まないようにしましょう。 お大事にしてください。
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- USB99
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質問者のおっしゃるとおり、サルモネラや大腸菌など他の細菌と違ってカンピロバクター(ここではC.jejuniを示す)はキノロンにすぐ耐性を生じ一見、感受性があっても除菌が困難である症例が多く報告されている(感染性腸炎研究会報告)特殊な菌です。 そもそもカンピロバクタ腸炎に抗菌薬を投与しても下痢などの症状がある期間を短くする事はできず保菌状態を短くする事しか意味しかないのでキノロンにすぐ耐性を獲得するという性質は無視できません。 が、食品を扱う職業人でない限りはカンピロバクタは熱に弱く感染制御しやすい菌ですから保菌しててもそんなには問題になりません。実際、米国の感染症の教科書にはキノロンも一応、適応抗菌薬に入っています。ただ、まれに1~2週間後に四肢のしびれや感覚異常がでる可能性が示唆されており、もしあったらすぐ神経内科を受診されてください。 ご心配なら、年明けに(症状がなくても)便にカンピロバクタがいないか調べてもらってもいいかと思います。いたら、マクロライドで治療されるといいかと思います。
お礼
回答、ありがとうございます。 キノロンも、適応抗菌薬に入っているのですね。 今後の処置など、丁寧に書いていただきありがとうございます。 なんとか症状も和らぎ、調子が戻ってきました。 本当にありがとうございます。
お礼
回答、ありがとうございます。 >標準的過ぎるゆえに、近年キノロンへの耐性化が見られているだけです。 なるほど、菌も年々進化をしてるのですね。 症状の対処法をわかりやすく書いていただきありがとうございます。 何とか、症状も和らぎ、本調子なりつつあります。 今まで、ここまでひどい下痢は初めてだったので、一人で不安になっていました。 今回、自分の質問に答えて頂き、本当に感謝しています。 ありがとうございました。