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川魚の白点病?
- 60cm水槽にオイカワ、ヤマトヌマエビ、イトモロコを飼っているが、イトモロコの様子がおかしい。
- イトモロコが白い大きな円状のものを数匹持っており、痒そうに振る舞っている。
- 白点病か他の病気か判断がつかず、早急に対処法を知りたい。
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こんばんば。(おはようございますかな?) オイカワやモロコですかぁ・・・懐かしいですね、昔長い事飼ってました。 ええと・・・魚の病気はいろいろ複雑で、私の書く事も「正しい病名」若しくは「正しい治療法」で無い可能性があります。先ずはご了承願えますでしょうか。 その上で先ずお聞きしたいのですが、その川魚達は「元野生」のものでしょうか?それともペットショップにて購入されたものでしょうか? もしも前者(元野生)ならば1番考えられる事は「水温、水質の急激な変化による不調」だと思います。 ヒーターを使われていない、との事なので水温関係かな?と思うのですが、ここでちょっと想像力を働かせて頂きたいのです。 野生の場合は川にしろ沼にしろ、少なくとも60cm水槽内よりは水温が安定しています。 更に大抵の魚は夏の暑い時には瀬等の流れの速い、水温の低いとこで過ごし、寒い冬場には流れの少ない深場に落ちます。これは釣りをやった事のある人ならご存知の事が多いと思います。 つまり魚自ら「水温調節」をしているのです。 それが水槽に入ってしまうと、夏場は30度以上、冬場は0度前後まで水温が下がってしまう事があります。 これは野生の状態では有り得ない水温です。 また、川や沼の水温が1日を通して極端に上下しないのに対し、水槽では例えば明け方には3度、昼間は20度にもなる事もあります。 これは魚にとってはかなり過酷な環境と言えるでしょう。 どんな魚を飼うにしろ、最低限サーモスタッドとヒーター、水温計は用意しましょう。 それから水質。 まさか水道水をそのまま入れていると言う事は無いと思いますが、水の「硬度」は重要です。いわゆるph(ペーハー)ですね。 万が一水道水をそのまま使う場合は絶対に「塩素除去剤」(ハイポ)の投入を怠らないで下さい。 これを使わないとエラを傷めてしまい、そうなったら回復させるのはほぼ(素人では)不可能になります。 硬度の方はペットショップ等でPhを計る試験紙や調整剤が売っています。 日本の川魚を飼う分にはほとんど使わないで済むとは思いますが、こういった時の原因の分からない時には計ってみた方が良いでしょう。 保険のようなものとお思い下さい。 日本の川魚(特にコイ科の魚)は基本的に「軟水」を好むので、カルキ抜きをした水道水でほぼ問題は無いのですが、投入したアクセサリー(例えば貝殻や流木等)によって硬度は変化する事があります。また、底に敷く砂の質によっても水の硬度は変わります。 綺麗だからと言って闇雲にサンゴ砂や石灰系の砂を使うのは非常に危険です。 さて、病名は分からないのですが、私が飼っていた魚にも同じような症状が出た事があります。恐らく水カビ系の病気と思われます。 治療法は先ず水温を安定させる事を大前提として、病気を発症している魚を隔離する必要があります。 その上でメチレンブルー、マカライトグリーン等の色素系治療薬を投入 します。 この色素系治療薬は万能(と言うよりは他の治療法が確立していないと言った方が正確でしょうか)なので、これも常備して置くべきでしょう。 勿論隔離した方の水槽の水温も安定させる事は必然です。 ここで注意したいのが「隔離」の仕方。 初心者の方で良く失敗するのが、いきなり「新しい水」を張った水槽に投入してしまうと言う事。 これをやるとほぼ確実に死んでしまいます。 やり方を解説しますと、元々の水槽の水から新しい水槽に少なくとも半分位の水を移します。 そこに新しい水を入れ、カルキを抜いた上で少なくとも半日位は置きます。 勿論ただ置いて置くのではなく、エアポンプ等で良く水を循環させます。 そして魚を移した後、新しい水槽に慣れたのを見計らってから薬剤を投入します。 これも良く考えてみれば分かりますよね。 人間だって病気で弱っている時に、いきなり環境の違うところに放り出されたら余計に弱ってしまうでしょう? それで数週間~数ヶ月様子を見ます。 もしもそれで回復しないなら、残念ですが悲しいお別れが来る事と思います。 他食塩水を使った治療等もありますが、病気で弱っている上に環境も変わり、更に薬浴させられた個体に更に新しいストレスを掛けても先ず回復はしないでしょう。 とにかく先ずは環境を整える事です。 水槽にカナダ藻か松藻を植えてみましょう。 水草がすぐに枯れてしまうようなら、魚にとっても「長生き出来る環境」では無いと言う事です。 御健闘をお祈りします。
お礼
丁寧なご指導ありがとうございます。 ヒーターは今日にでも購入したいと考えました。水質についてはチェックしていますので大丈夫だと思います。 さて、指摘頂いた病名ですがどうやらネットで見つけた水カビ病の写真や症状を比べてみましたが、残念なら違うようです。とりあえず発病しているイトモロコを隔離、投薬してしばらく様子を見ようと思いました。