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日本の官僚体制について教えて下さい。
戦後、日本の中央省庁における官僚体制は「日本のがん細胞」とまで言われてるのを聞いた事があります。官僚体制が何故このように言われる由縁を教えてください。
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- kantansi
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明治維新まで、公の仕事は武士が担っていました。 武士はご承知の通り、武士道と言う不文律で己を厳しく律し、金儲けは卑しいものだと言う哲学を持っていました。 ところが、明治維新で多くの武士が排斥され、農民や商人の出でもちょっと小賢しい連中が、政府の重職について大きな権限を握るようになりました。 そういう連中はもともと武士道とは無縁ですし、概して貧しい身分の出の連中だった為、金に汚くよってその権力を利用して、自分たちの私服を肥やす為のシステム作りに現在まで営々と励んできました。その結果出来上がったのが今の税制、年金制度、天下りのシステム、その他防衛庁のように税金を浪費してその見返りをキックバックさせる等々の、如何に国民から金を巻き上げて自分達のものにしようかというシステムです。 これが官僚制度が日本の癌と言われる所以です。
- a3453a
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歴史的に見てみると 今の官僚体制は明治維新の際の大久保利通による 中央集権を効率的に進めるために採用した (特に内務省が強力)ところの官僚体制が そのままの形で残っています 効率的に日本を先進国にしていくために 官僚に絶大な権力を与えた(与えざるを得なかった) というところにさいだいの元凶があります 日本の国力や民度が明治時代に比して高度化 しているにもかかわらず、明治時代の感覚のまま 官僚が好き勝手をしているわけです ------------------------------------------ さらに分析すれば大久保利通は「王政復古」ということで 政治体制の見本を平安時代の律令制度に戻しました 自らの政治信念のためにはそのような制度が最良だと 判断したわけです しかも都合のいいことに「天皇の権威」を持ち出して 政敵や大衆を黙らせることも出来るわけです 律令制自体が「税を民衆から取り立てて政府を維持する」 という根本方針を持っているので取り立てる側の官僚は 横暴を働くのは当然の帰結です なにしろ自分で自由に法律をつくり自由に運用して いるのですから「がん細胞」になっていくわけです 今の日本の官僚は平安時代の感覚のままで行政をやっている といえるでしょうね 貴族とその取り巻き連中が税金を浪費していい目をすれば それでいいよ というわけです