「ご教授頂きたい」は未だに誤用でしょうか?(誤字問題)
日頃から自分の誤字脱字に苦しむ者です。
こちらのサイトで質問し、回答頂いた方へのお礼欄に、
「ご教授頂けないでしょうか」と書きました。
書きながら、どうもしっくりこないな…と思い、辞書を調べましたが
他に適当な字は見当たらず、「『教授』で良いんだよねぇ…多分…」で投稿しました。
しばらくして、ネットにて「ご教示ありがとうございました」という文を目にし、
「『教示』か!そうか!確かにそんな表現があったな」
……慌てました。「ああっ!!またやってしまったのか!!!」
急いで、『教示』の意味を調べ、『教授』も再確認、とにかく右往左往…。
ここからが微妙なのですが、
「『教授』がまったくの間違いというわけではない、
ただ、質問サイトなどにおいては『教示』のほうが相応しい。」
というのが多数意見なのです。
『教授』は専門的知識を継続的に教わる場合に使われるそうで、
例えば大学教授などに教わる場合は使って良い言葉のようです。
しかしながら、現在のネット社会では、教えをうけたい相手が専門的知識を持った方なのか、そうでないのか、
こちらから判断することは難しいと思うのです。
また、「専門的知識」の幅も以前に比べて多様化しているようにも思います。
となると、相手の方が専門的知識を有すると仮定した上で、
『教授』を使うこともあながち間違いとは言えないのではと思えてきました。
また、調べまわった中に以下のような意見も有りました。
「『教示』が適当だが、『教授』は広く使われ始めている。過去にも同様の例があるように、誤用が広まりすぎたため、
一般的用法として認めざるを得ない日が来るかもしれない」
確か数年前のカキコミだったと思います。
今現在はどうなのでしょうか?やはりまだ『教授』は誤用とみなされるのでしょうか?
私は言葉の乱れについて、基本的に否定的です。が、否定しても広まってしまうものは仕方がない、
それを受け入れる寛容さも必要であろう、と考えるものです。
もうひとつ、言葉の響きと字面から受ける印象についてです。
私見ですが、『教示』という語句にはとても硬い印象を受けます。
意味的には『教授』のほうが硬いはずなのですが、音の響きから私には『教示』が硬く聞こえます。
ビジネス文書に使われるような言葉の響きです。
あと、字面。
『示』と『授』、今回の件ではお願いをする文章なので、
『示して下さい』と『授けて下さい』。
どちらがよりへりくだった印象を受けるでしょうか?
私は断然『授けて下さい』です。
『示して下さい』は相手と同等な感じさえ受けます。
「私が納得するため、君は証拠を提示せよ」と言ってるようです。
どちらも前に『教』の字が付いてるので、へりくだってはいるのだという見解もあるかもしれません。
さらに、『教授』は相手を必要以上に持ち上げ、慇懃無礼である、という意見も有りました。
ですが、『教示』は、一方で『教えて下さい』と言いながら、もう一方で『示して下さい』と言っている。
これこそ慇懃無礼というべき行いではないでしょうか?
ただ、これらの印象については自ら疑念を抱きます。
自分の恥ずかしい誤りを何とか正当化しようとして、本来の意味を無意識に無理矢理に曲解しているのでは?
と考えるからです。ですが、おそらく今の私には冷静な判断ができません。
皆様のご意見をお伺いいたしたく。
長々とまとまりのない質問を書いてしまい申し訳ありません。