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ブロッキング操作について・・・
大学で臨床検査技師を目指して勉強している学生です。 先日の実習でブロッキング操作を行ったのですが、その際に使用した血清がブタ血清でした。 通常はウシ血清が用いられると書かれていたのですが、なぜブタ血清が用いられたのでしょうか? ご指導よろしくお願いします。
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ブロッキングの目的はおわかりでしょうか? 簡単に言うとブロッキングはメンブレン等に抗体が非特異的にくっつくことを防止するために、あらかじめほかのタンパク質をくっつけておこうという操作です。 通常はウシ血清を用いるとありますが、そんなことはありません。 ブロッキングには次のようなものがよく使われます。 血清(以下の文章の条件を満たした動物種のもの) スキムミルク BSA(ウシ血清アルブミン)←タンパク質です 他にも各メーカーから売り出されているモノもありますが、 これらすべてはタンパク質溶液となります。 そこで、質問のことですが、 実験のとき用いた抗体はウサギかマウスかヤギのものではなかたでしょうか?売られている抗体のほとんどはこの3つの動物であると思われます。たまにヒツジってものありますが。 実験に使用した抗体の動物種以外であれば、なんの動物の血清をつかっても問題ないと思います。要するにタンパク質溶液であればいいのですから。 しかし、間違ってはいけないのは、使用した抗体以外の血清を使わなければならないということです。 例えばウサギの抗体を一次抗体に使用するときにブロッキングをウサギの血清でしたとすると、ウサギ血清の中にはウサギの抗体も含まれますので、ウサギの抗体を認識する二次抗体を用いた場合、めちゃくちゃなことになりますよね。
お礼
そういう事でしたか。 大変分かりやすいお答えをして頂き、ありがとうございました。 そういえば、実験の時に使用したサンプルは牛乳でした。 だから血清にブタ血清を用いたんですね。 私はまだまだ勉強が足りませんね・・・頑張ります。