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ギターコードについて
質問させてもらいます。 Gm(11)の(11)とはどういう意味なのでしょうか? それとこの場合だったらどういう押さえ方になるのでしょうか? 違うコードなのですが、E♭△7の意味と押さえ方も教えていただけたらうれしいです。 よろしくお願いします。
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コードを読む場合、コードネームのつけ方について把握しておくのが確実でしょう。その上では、基本的なルールを踏まえておくと楽になるはずです。 まず、コードネームを読む場合には、音程を相対的な音程差で表現する度数表現という表現方法を知っておくのが妥当です。度数表現は、特定の音程を基準とし、その基準となる音程とまったく同じ高さの音程を完全1度と表現します。また、そこから半音上るごとに、それぞれの音程を以下のように表現します。 完全1度(P1st) - 短2度(m2nd, -9th) - 長2度(M2nd, 9th) - 短3度(m3rd) - 長3度(M3rd) - 完全4度(P4th, 11th) - 増4度/減5度(aug4th, dim5th, +11th) - 完全5度(P5th) - 短6度(m6th, aug5th, -13th) - 長6度(M6th, 13th) - 短7度(m7th) - 長7度(M7th) - 完全8度(P8th = 1オクターブ上) 上記の内、2度はテンションとして加えられる場合には9度、4度はテンションとして加えられる場合には11度、6度はテンションとして加えられる場合には13度と表現されるのが普通です(実際にテンションノートとして加えられる音程も、最も低いルート音から1オクターブ以上上で加えられることが多いでしょう)。 コードネームが提示される時、そのコードネームにアルファベットで表現される音程はルート音と呼ばれ、そのコードの基盤となる音程となり、度数表現の上でも基準となる1度となります。Gmコードであれば、ルート音はG、Eb△7であればルート音はEbです。また、コードは基本として3つの音程からなる複音の響きで、一つのコードネームを与えられた場合には、最小限でも完全1度と3度、完全5度の3つの音程が含まれることになります。 また、この時の3度の音程が短3度か長3度かの違いによって、そのコードがメジャーコードになるか、マイナーコードになるかが分かれます。含まれる3度の音程が長3度であればメジャーコードになります。含まれる音程が3度の音程が短3度であればマイナーコードになり、コードネームに小文字のmが付記されます。それと、若干特殊なコードとして、3度の音程の代わりに完全4度の音程を加えたコードもあり、そちらはサスペンデッド・フォー・コードと呼ばれ、○sus4と表現します。コードネームの中に小文字のmやsus4が含まれない場合は、メジャーコードとして長3度が加わると捉えると良いでしょう。 これ以外の音程が乗る場合には、具体的にそこに追加する音程を度数表現で示します。4つの音からなる4和音については、7度の音が加わる例が多いでしょう。 7度の音程については、コードに加わる場合には短7度を加えるか、長7度を加えるかで表記が変わります。短7度を加える場合には、コードネームに単純に7と書き加えます。長7度の場合は、大文字のM(あるいはmaj、△)と共に加えるテンションノートを表記します。Eb△7(=EbM7、Ebmaj7)という表記の場合は、Ebから見て長7度にあたるD音を加えます。これがEb7だった場合は、その半音下のDb音が加わります。大文字のMないしmaj+数字、△+数字の表記がされたコードについては、長7度の音程が加わると捉えるのが良いでしょう。それ以外で7度が加わる場合には、短7度を加えることになります。 コードにテンションが加わる場合、その加わるテンションを度数で表現した注記をコードネームに付加します。この時加わる音程に関しては、短7度ないしナチュラルテンションとされる長7度、9度(≒長2度)、11度(≒完全4度)、13度(≒長6度)の5種類が主になるでしょう。 コードネームとして、○11と括弧や他の付記がない状態でテンションの番号だけが提示される場合、短7度と9度、11度の3つの音を加えることになります。数字で提示されている音程までのテンションノートを低い位置からすべて拾うと覚えるのが良いでしょう。また、この時、大文字のM(もしくはmaj、△)がつかない場合は、加わる7度の音程が短7度になります。それらが付記されている場合は(○M9など)加わる7度が長7度になります。 コードネームとして、○add11や○(11)のように表記される場合は、addないし括弧書きで提示されたテンションノートだけを、基本となるコードに加えます。この場合は、addや括弧には加える音程をすべて表示します。Gmadd11、Gm(11)の場合は、11度の音程にあたるC音だけをGmコードに加えることになります。 こうしたルールに関しては、音楽理論の基礎を解説している本などに詳しく載っているはずです。最近ではギタリスト向けに噛み砕いて書かれた音楽理論についての教則本なども出ていますので、そうした本を参考にしてみるのも良いでしょう。 ご質問にあるコードの読み方についてですが、通常Gm(11)の(11)というのは、テンションノートの11度の音をGmに加えるという意味になり、この場合はGmにGから見て11度に当たるCを加えます。そのため、構成音としては、G(ルート)・Bb(m3rd)・D(P5th)・C(11th)の4つの音からなる和音になります。 コードフォームとしては、 1弦:3f (=G) 2弦:1f (=C) 3弦:3f (=Bb) 4弦:0f (=D) 5弦:x (ミュート) 6弦:3f (=G) などのフォームが考えられます。 Eb△7については、Ebコードに長7度の音程をくわえたコードということになります。Ebコードの構成音は、Eb(ルート音)・G(M3rd)・Bb(P5th)で、これにEbからみて長7度のD音を加えた和音になります。コードフォームとしては、 1弦:6f (=Bb) 2弦:8f (=G) 3弦:7f (=D) 4弦:8f (=Bb) 5弦:6f (=Eb) 6弦:x (ミュート:6fを鳴らしても可) や 1弦:3f (=G) 2弦:3f (=D) 3弦:3f (=Bb) 4弦:5f (=G) 5弦:6f (=Eb) 6弦:x (ミュート) などが考えられます。 参考まで。長々と失礼しました。
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- look_at_me
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2回目です。E♭△7の押さえ方について間違ってたので訂正します。 6弦ミュート、 5弦6F(人差し指バレー) 4弦8F(薬指) 3弦7F(中指) 2弦8F(小指) 1弦6F(人差し指バレー) ですね。 1回目に回答したのはC#△7でした。 失礼しました(^^;
お礼
ありがとうございました^^ とても助かりました。
- trgovec
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もうひとつ別の押さえ方を(弦-フレット) 1 - 8 2 - 8 3 - 10 4 - 8 5 - 10 6 - Xミュート 8フレットを人差し指でセーハ、人差し指の指先で6弦をミュート、5弦を薬指、3弦を小指で押さえるといいでしょう。 どちらの方が曲に合った響きになるかで選んでください。 ハイポジションの方は 11th の音(ド)が最高音になり Gm7 から浮いたところで装飾的に響きます。 ローポジション(3フレットセーハ)では 11th の音が下の方にあり、 Gm7onC のような響きに聞こえます。これは Gm に装飾的な音が付いたというより C7 のような働きになります。 F - C7 - F の代わりに F - Gm7onC - F のように。 △7のコードは△7の付かないコードと働きは同じで、独特の響きを加えたものです。ルートから長7度の音はルートを1オクターブ上げると半音でぶつかるのできつい響きですが、○△7のコードにすると意外と美しく響くものです。 適当な曲で△7を付けた場合と付けない場合の響きの違いを感じてみてください。
お礼
解説ありがとうございます。 是非今から試してみたいと思います。
- look_at_me
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Gm(11)はテンションコードですね。 (11)は11度って意味で、完全4度と同じ音程の音をさします。 ただし、7thの音(短7度)を含む完全4度となるのはがミソです。 ルート、短3度、完全5度 のマイナーコードに、7th(短7度)、11th=完全4度 の音を加えた構成になります。 Jazzなどでは完全5度の音を省略する事もあります。 一番簡単な押さえ方は、3Fを全部人差し指でバレーするだけです。(他にも押さえ方はありますが・・) 以下11thについての余談ですが・・・ 7thを含まず、単にGmに完全4度の音程を加えた場合は、Gm(add11)と表記さえることになります。 3度の音の代わりに完全4度の音を挿入したら、sus4と表記されます。 弦を一切押さえずに開放弦を全部鳴らすと、Em(11)のコードが鳴ります。 E♭△7についてですが・・・ △7の符号はMaj7と同じ意味合いを持ちます。 メジャーセブンと読んでも正解ですが、混乱を避けるためにメイジャーセブンと呼ぶ人が多いです。 G7やGm7で言う7thといえば短7度音程なんですが、メジャー7thは長7度の音程になります。 構成音は、ルート、長3度、完全5度、長7度ですね。 これもいろんな押さえ方がありますが、1例として・・ 6弦ミュート、 5弦4F(人差し指バレー) 4弦6F(薬指) 3弦5F(中指) 2弦6F(小指) 1弦4F(人差し指バレー) ってのがあります。
お礼
ご丁寧に長文解説ありがとうございます。 とても勉強になりました。