>なので、ギターコードの決まり、覚え方など教えてください。
また、ギターコードには
B,E,A,・・・・、
メジャー,マイナー,セブン,・・・などがありますがどう違うのですか?
「コード」とは日本語で「和音」のことです。
歌詞や楽譜に添えられた「コードネーム」は、「伴奏用の和音の名前」を記号化したものです。
楽器が出来る人であれば、コードネームを見れば、どんな楽器であってもその場で簡単に伴奏が出来るのです。これはどのような楽器であっても万国共通です。
コードネームの書き方には約束があります。
まずコードネームは、英語の大文字で書かれた「ルート」と、それにつづく小文字部分「サフィックス」とで構成されています。例えば「Cm7」であれば、「C」が「ルート」で、「m7」が「サフィックス」です。
「ルート」というのは、CDEFGABという7種類の他、C#、B♭のように#や♭のついたものもあります。
「C」、「C#」「B♭」という部分はすべて「ルート」です。
ルートは、音階(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド)、英語でいうと「C・D・E・F・G・A・B」のことです。
この音階の音を1ヶ弾くだけでは伴奏和音になりませんので、適切な伴奏和音になるように、このルートの上に音を積み重ねます。
「サフィックス」は、「ルート」の上にどのような音を積むのかという説明を記号化して書いているのです。
コードは、鳴らした時に、「明るく澄んだ響き」、「悲しい響き」、「暗くて重たい響き」、「濁った響き」、「都会的な響き」、「泥臭い響き」など色々な感じのものがあります。
音楽というものは、人間の気分を表現するものですから、その表現したい気分によって上記のような色々な響きのコードが必要になります。
小文字部分(サフィックス)は、その響きを示しています。
「C」は、サフィックスがないもっともシンプルなコードです。
サフィックスが無いコードは「メジャーコード」と呼び明るく澄んだ響きがします。
「C」は「シーメジャー」と読みます。
「Cm」は、サフィックスが「m」で「マイナーコード」と呼びます。悲しげな響きがします。
「Cm」は、「シーマイナー」と読みます。
「メジャーコード」=明るい響き、「マイナーコード」=悲しい響き
この二つが、人間の二種類の気持ちを表現するメインとなるコードになります。
これに、調味料的に更に音を加えたり、変化させたり、特定の機能を与えたりするのですが、それが小文字に続く数字で表されています。「Cm7-5」(シーマイナーセヴンズ フラッテッドフィフス)などの「7-5」の部分です。
コードは、まずルートを鳴らし、その上に音階上の奇数番目の音を積み重ねるという約束になっています。「C」は、ルート(一番目)、と三番目、五番目を積むということで「ド・ミ・ソ」を鳴らすということです。「ドミソを鳴らす」と書く代わりに、省略して「C」と書くのです。
コードは独立して覚えるものではありません。
覚え方は、何かの曲を歌いながら、その伴奏コードを弾くことによって自然に覚えていきます。